同窓会のお誘いが来た時に、欠席したいと考える人は一定数存在します。単純に用事かある人もいれば、色々な事情で足を運びたくないと考える人も決して少なくありません。
用事があるならそれを理由に断ればいいですが、そうでない場合は理由づけに困る人も多いのではないでしょうか。変な理由を使うと後々勘ぐられたり、相手を傷つけてしまう場合も考えられます。
欠席するにしても、後腐れない理由づけをするのは最低限のマナーと言えます。そこで今回は、同窓会を欠席するにあたって、よく使われる理由づけや、返信の仕方を紹介していきます。
同窓会を欠席したいが、特に用事があるわけではないという人は、ぜひ目を通してください。
同窓会を欠席する際によく使う理由
実際の理由はひとまず置いて置き、同窓会を欠席する際に使われる理由には以下のものが多いです。
他の予定がある
最も無難な理由と言えます。予定の内容としては、旅行や冠婚葬祭等の外せない用事にしておくと角が立ちません。
ただし、同窓会によく知る知人が出席する場合、こちらの予定を知人が把握しているとそこから嘘だとばれる可能性もあるので注意してください。
住んでいる場所が遠方である
社会人になると、地元から遠く離れた場所に住んでいる場合も珍しくありません。距離を理由に断るのも別段おかしくはありません。
嘘に使う場合は、こちらの現状を知っている友人が出席しないか確認しておきましょう。
怪我や体調不良
開催まで日がないのであれば、体調不良やケガを理由にするのもありです。偽る際にはあまり重症にすると後々噂になって大参事を招くので、風邪などすぐに治るものにしておきましょう。
いずれの理由にしても、こちらの事情を知っている人から嘘がばれないよう事前に根回ししておくか、その人が出席しない事を確認しておきましょう。ばれるのが一番恥ずかしいです。
同窓会を欠席する時のはがきの出し方
最近では電報等を使わず、line等での連絡になる場合も多いです。しかし往復はがきを利用する場面もまだまだ多いので、出し方や書き方はきちんと把握しておきましょう。
それでは同窓会を欠席する時の返信のはがきの書き方を、例文を交えて紹介します。
同窓会を欠席する例文
ご無沙汰しております。返事が遅くなり申し訳ありませんでした。
今回は、わざわざお声がけ頂き誠にありがとうございました。
残念ながら、当日はどうしても外せぬ所用があるため都合がつかず、今回は欠席させていただきます。同窓会が盛況のうちに終わる事をお祈りしております。
ポイントとしては、連絡への感謝と同窓会が無事に終わってほしいという言葉を盛り込む事で、欠席でも嫌味の無い連絡になります。理由については特別な事情がなければ詳しい内容は書かなくても問題ありません。
理由部分は人によって異なりますが、大筋はこのような流れの文章を書けば失礼のない返信が出来るでしょう。
同窓会を欠席するメリット
なんとなく出たくない人も多い同窓会ですが、当然出る事によるメリット、デメリットが存在しています。でないと決める前に、一度目を通しておくと気が変わるかもしれません。
まず、欠席のメリットとしては以下が挙げられます。
昔嫌な目にあわせられた人に会わなくて済む
学生時代のころ、クラスに一人や二人は苦手意識をもった人がいたはずです。その人達と顔を合わせると、当時を思い出して嫌な気分になるので、いっそ欠席することで気まずい思いをせずに済みます。
費用の節約
当然同窓会もただではありませんし、移動費や二次会の出費を考えたらトータルの出費は馬鹿にできません。しかしいかなければそこの出費はなくなるので、お金がない人にとってはメリットとなります。
同窓会を欠席するデメリット
ただし、欠席によって発生するデメリットもあります。以下のデメリットを無視できないのであれば、参加を検討してみてください。
交友関係が途切れる原因になる
同窓会は、昔仲が良かった人と久しぶりに会うのに絶好の場です。これを欠席してしまうと、つながりが絶たれてしまい完全に疎遠になってしまう事も珍しくありません。
一度会いさえすれば、そこから再び交友関係が復活する可能性もあるので、チャンスを逃したくない人は、同窓会に参加しましょう。
皆の情報が入ってこない
同窓会と言えば、昔なじみの人達が今何をしているのか情報を集める場でもあります。欠席してしまうと皆の現状が分からなくなるため、後々話についていけなくなったり、空気の読めない話をしてしまう可能性があるのです。
次から誘われなくなる
一度誘って断られた人には、二度目の誘いがこない事も珍しくありません。今回たまたま欠席するだけなのであれば、幹事の人によくその旨を伝えておくといいでしょう。
同窓会を欠席する時のマナー
最後に、欠席する際に気を付けるべきマナーについて解説します。欠席とはいえ、幹事や参加者を嫌な気持ちにさせないためにも、十分に気を付けてください。
幹事や同窓会へのフォローの言葉を忘れない。
ただ欠席を伝えるだけでは、ぶっきらぼうで温度のない返信になってしまいます。実際に奔走している幹事の人を労ったり、同窓会が成功するよう祈っているような文章を盛り込む事で、欠席でも暖かい返信となります。
他の参加者へのメッセージを残す
参加できない事を残念に思っているのを伝える手っ取り早い方法は参加者へのメッセージを書くことです。簡単な言葉でも一言メッセージがあるだけで、参加者とあなたの距離感が離れるのを防ぐ事ができます。
また、必要であれば寸志(贈り物の意味)を利用して自分の存在をアピールする方法もあります。下手に出席して影の薄い人よりも、却って存在感を出せるかもしれません。
まとめ
同窓会を欠席する人は決して少なくありません。欠席の際は事前の予定や住所との距離、自身の体調などを理由にすることで、角が立つことなく欠席することができます。
返信の際は例文を参考に、参加者や幹事への言葉を盛り込む事で返信の内容が冷たくなりすぎないようにしましょう。幹事を不快にさせてしまっては、もう二度と誘われなくなるでしょう。
同窓会の欠席には、嫌な人に会わなくて済んだり、お金が浮いたりといったメリットがある一方で、友好関係が途切れたり情報が共有できなくなったりと言ったデメリットもあります。欠席する際はよく考えましょう。
同窓会はあまり楽しみではない人もいるので、欠席自体は決して悪いことではありません。ですが、あまりに温度の無かったりぶっきらぼうな返信は幹事や参加者にとっても気持ちのいいものではありません。
今回紹介した内容を参考に、今回はダメでも次につながるような欠席の連絡を心掛けてみましょう。もしどうしてもいい理由が思い浮かばなければ、いっそ出席してみる事で、何かが変わるかもしれません。