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寒天やゼラチンの性質を知って美味しい料理を作ろう!

Pastry

凝固剤として活用する寒天やゼラチンの使い分けで悩みますが、特徴を知ることが大切です。

性質を知ることで、料理の仕上がりが違ってくるでしょう。

ここでは、それぞれの特徴や利用方法、栄養成分について紹介しているので、悩みや疑問もすぐに解消できます。

 


【ゼラチン】【寒天】などの性質を知ろう

ゼラチンや寒天などの性質を知っておくことで、寒天をレシピでは活用するように指示されているけど、なぜ寒天なのかという理由も分かるでしょう。

【アガー】

海藻のカラギーナンなどの抽出物によって生産されます。寒天は英語でagar(アガー)ですが、ここでは原材料が違うものとして紹介しています。

透明度も高く、光沢もあるので、素材の色を活かしたスイーツなどを作りたい時に最適な素材です。無味無臭なので様々な食材と合わせやすいのも特徴のひとつです。

【ゼラチン】

主に、牛や豚の川や骨などを活用して生産され、弾力性と粘りがあり、他の素材よりも口どけが良いのが特徴です。

【寒天】

天草やオゴノリなどの海藻が原材料です。かたまる力が強い性質で、透明性、弾力性は期待できません。寒天ゼリーを食べても分かるように、歯切れが良く、なめらかな食感が特徴です。

 


【ゼラチン】【寒天】などの利用方法を知ろう

それではそれぞれの利用方法をご紹介いたします。

【アガー】

90度以上で溶け、凝固点は30度~40度くらいです。

使う基準量は、液量の1~2%で使用し、固まる温度が高いので、冷やさなくても常温でも固まります。

【ゼラチン】

50~60度で溶け、凝固点は20度以下です。

液量の2~2.5%で使用し、冷蔵庫で冷やし固めます。

粉状なら、液に直接入れ、板状なら、氷水に1~2分程度浸けて柔らかくしてからよく絞り、60度程度の温かさにして溶かします。

【寒天】

90°以上で溶け、凝固点は40~50度で、液量の1~1.5%の量で活用します。

粉寒天は直接入れて、2分ほど温めます。

棒寒天は、適度な大きさにカットして、2~3時間水に浸して柔らかくします。2分程度温めて、透明になるまで溶けてから使います。

溶かした後に、裏ごしをすると口当たりも良くなります。

 


【ゼラチン】【寒天】などの注意点

次に、それぞれの注意点についてご説明いたします。

【アガー】

ダマになりやすいので、砂糖と混ぜて使います。糖を使わない時には、液をかき混ぜながら少しずつ加えると良いでしょう。

【ゼラチン】

生のパイナップルやキウイ、イチジクを加えると、含まれる酵素によって凝固しにくくなるので、このような果物を使ったスイーツを作るときには、缶詰のフルーツを活用する、火を通してから加えることが大切です。

【寒天】

タイミングが大切で、果物や果汁を加える時には、冷めてから加える、味付けをするスイーツなら完全に溶けてから加えることが大切です。

 


【寒天】【ゼラチン】のカロリーも知っておこう

寒天のカロリーは、100gで3kcalと、とても少ないのですが、ゼラチンは100gで338kcal、アガーは350kcal前後と、寒天と比較するととても多いです。

ダイエットをしている人には寒天がオススメですが、そもそも量が少ないため、ゼラチンやアガーを使ったとしても、それほど高カロリーになることはないでしょう。

 


【寒天】【ゼラチン】に含まれる栄養で選ぶ

含まれる栄養成分で使い分けをするのも一つの方法です。

寒天は、7~8割程度が食物繊維なので、食物繊維をしっかりと摂取したい人にオススメです。

また、 食物繊維を構成するアガロペクチンという成分は、動脈硬化や高脂血症などの生活習慣病予防にも効果があります。アガーも、寒天と同じような効果が期待できます。

ゼラチンは、コラーゲン摂取ができるのが特徴です。このコラーゲンによって、シワやたるみなどの美容効果が期待できますし、骨粗鬆症や関節痛などの症状を軽減させる効果も期待できます。

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まとめ

何を使うかで、仕上がりが変わるので、性質や利用方法、注意点などをよく確認して使い分けをする必要があります。

カロリーにも違いがありますが、使用量が少ないためそれほど気にする必要はないでしょう。

また、含まれる栄養成分が異なるので、栄養成分をよく確認して使い分けをするのも良い方法です。

それぞれの性質を知ることで、美味しい料理ができるだけでなく、美容や健康にも良い効果が得られるようになります。



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