最近は子供だけでなく大人でもよく使っているプラバンやアクキー、作り方を調べると電子レンジを使ったものが多いようです。しかも誰でも簡単に作れるというのですから、作ってみるにこしたことはありません。
材料も比較的安価でそろえられ、時間もそれほどかからないので、気になっている人けど作り方が分からない人にもお勧めできます。そんな人のために、今回は電子レンジを使ったプラバンの作り方をまとめました。
作る際のポイントや、使えない電子レンジの種類もまとめたので、これからプラバンを作ってみたいと思っている人はぜひ目を通してください。まずは、使える電子レンジとそうでないものの違いから見ていきましょう。
プラバンの作り方には、電子レンジを活用できる?
前述の通りプラバンを作るには電子レンジを活用できます。ただし一つ条件があり、オーブン機能を備えた電子レンジでなければプラバンの作成には利用できないのです。
そもそも電子レンジの仕組みは、電磁波を当てて内部の水分を沸騰させて加熱するというものですが、プラバンにはそもそも水分が含まれていないため、いくら電子レンジに入れても加熱できないのです。
そのため、必然的にオーブン機能での加熱が必要になります。家のレンジにオーブン機能があるかどうか、材料を買う前に一度確認しておきましょう。
オーブン機能を確認したら、続いて材料の購入に移ります。
プラバンの作り方を電子レンジで試す際に必要なもの
どれも100円ショップやコンビニで手に入るようなものばかりなので、入手には苦労しないと思われます。
アクリル板
ダイソーなどに行けば、プラバン用のアクリル板が売っているので探してみてください。
ハサミ、カッター
プラバンの加工に利用します。直線で失敗しないためにも定規も合わせて購入しておくといいでしょう。
油性マジック、色鉛筆、パステル、マニキュア
プラバンの絵を描くのに必要です。必要に応じて不足しているものを購入してください。
アクリル絵の具
プラバンを焼いた後の色付けにはアクリル絵の具を使います。
水性ニス
仕上げのつや出しに利用します。水溶性のニスはにじむ可能性があるので控えてください。
パンチ
金具を通すための穴あけに必要です
その他必要だと思ったものは、必要に応じて買いそろえておきましょう。どれも高額なものではないので、負担は少ないはずです。一通りそろえたら、実際にプラバンを作っていきましょう。
プラバンの作り方、電子レンジ編
実際のプラバンの作り方は以下の通りです。
①デザインの決定
手持ちの道具を使ってデザインを考えます。必要であれば下書きをしておくと本番で失敗しにくいです。
②プラバンの上に描く
プラバンは焼く過程で縮みます。大体想定している5倍の大きさを目安にしてみましょう。
③配色を決めて色を塗る
縮む際に色が濃くなるので、多少薄めに配色したほうが完成後の色が丁度良くなります。
④ハサミで切って型抜き
ここでひびが入らないよう注意してカットしてください。
⑤パンチで穴あけ
縮む事を想定し、穴の場所を間違えないよう気を付けてください。
⑥電子レンジに入れ焼く
設定温度は200℃にし、余熱しておきましょう。シートに乗せて二分ほど焼けば完成です。
⑦重しを載せて冷やす
出来立てのプラバンは曲がっていることが多いので、重しを載せて平らにします。
⑧ニスで仕上げ
保護の意味も兼ねてニスを塗り、完成です。
以上がプラバン作成の手順です。絵心さえあれば後は少ない手順と処理で誰でも出来ます。
プラバンの作り方を電子レンジで試す際に失敗しないコツ
実際に作ってみて上手くいかない人は、以下の点に注意して作成してみてください。
電子レンジは事前に予熱する
プラバンは熱しきる前でも容赦なく丸まってきます。一度固まるともう戻らないので、丸まりきる前に確実に完成させるためにも、余熱をしっかりしておき短期決戦で挑みましょう。
縮むのは工程上必須
プラバンが縮みだすと分かっていても焦ってしまうものです。ですがそれも立派な工程の一つなので、焦らず見守る事が大切なのです。
重しを載せるのは温かいうちに
丸まったプラバンを平らに出来るのは熱が残っている時だけです。加熱を終えたらすぐに重しを載せて平らにしないと、固まってしまうので十分注意してください。
これらを意識すれば必ず成功するはずです。最初は勝手がわからないかもしれませんが、慣れれば簡単に出来るのでぜひチャレンジしてみましょう。
プラバンの作り方で電子レンジ以外に利用できるもの
家の電子レンジにはオーブン機能がない!という人は代用できる加熱道具が必要です。まず、もし普通のオーブントースターがあるのであれば、当然そちらを使った方が効率的です。
他にも、ホットプレートがあればそれで代用も可能です。プラバンを直接載せると汚れてしまうので、アルミホイルなどに載せて焼くと良いでしょう。
それもないのであれば、最終手段としてアイロンを使うという手もあります。難易度は上がりますが、押さえつけながら加熱が可能なので、まるくなるのを防ぐことも出来るので一考してみましょう。
どんな家庭でもどれかしらは家にあると思うので、家にあるものを使ってプラバンを作ってみてください。ただし使うものによっては火傷に十分注意しましょう。
まとめ
プラバンは、電子レンジを使って作る事ができます。ただし、プラバンの作成にはオーブン機能が必須なので、自宅の電子レンジにこの機能があるか必ず確認しておきましょう。
プラバンを上手く作るコツは、余熱をしっかりして短時間で仕上げることと、熱いうちに重しを載せて平らにすることです。縮んでいく光景に焦る人も多いですが、早めに取り出さない事も大切です。
家の電子レンジにオーブン機能がないのであれば、ホットプレートやアイロンで代代用も可能です。勿論普通のオーブンがあるのであればそちらを使った方が効果的です。
プラバンの作成は、絵心さえあれば手先が不器用でも複雑な操作が苦手でも簡単に作る事ができます。一度成功してしまえば、後は同じ作業の繰り返しになるのでどんどん簡単に作れるはずです。
難しそうと渋っている人も、今回紹介した内容を参考に、ぜひ一度挑戦してみてください。