りんごは皮ごと食べる方が良いのかと悩みますが、皮ごと食べると良い効果が期待できます。
良い食べ方を知ることで、美容や健康効果を実感しやすくなります。
ここでは、どんな効果があるのか、農薬は大丈夫なのかなどについて紹介していますので、悩みや疑問もすぐに解消できるでしょう。
りんごは皮ごと食べる方がいいの?
りんごは皮ごと食べる方がいいのか、皮を剥いた方がいいのかと悩む人もいるでしょう。
りんごの皮には、多くの栄養成分が含まれています。そのため、できるだけ皮ごと食べることをオススメします。
りんごを1個食べれば医者いらずとも言われているほど、栄養価が高いです。
りんごで美容や健康ケアをしてみてはいかがでしょうか。
りんごを皮ごと食べるとどんな効果があるの?
りんごの実と皮の間には、実以上の栄養が豊富に含まれていることが分かっています。
この栄養成分には、100種類以上のポリフェノール、カリウムや食物繊維、ペクチンやビタミンCなど、美容や健康に良い成分があります。
ポリフェノールとは、植物由来の抗酸化物質のことで、この成分は実よりも皮の方が4倍も含まれていて、皮ごと食べる方が効果も実感しやすいでしょう。
カリウムは、体内の余分な塩分を排出して血圧を正常に保つ、筋肉の働きにも作用します。
皮には食物繊維が豊富で、消化を助ける、腸の働きを良くする、便通の改善効果が期待できます。
実と皮のあいだには、ペクチンやビタミン C が豊富に含まれています。ペクチンは食物繊維の一つで、整腸作用や血糖値の上昇を抑制、コレステロール値を下げる効果が期待できます。
ビタミンCは、美容に欠かせない成分で、美肌効果が期待できますし、その他にも、貧血予防、免疫力の向上効果も期待できます。
りんごを皮ごと食べる時には農薬が心配!
皮ごと食べた方が多く栄養摂取できるのはわかるけど、皮についている残留農薬が心配なので、皮は取り除いて食べたいと考えている人もいるでしょう。
そんな人の中には、表面がテカテカと光っている、ぬるぬるしているので、ワックスでも塗ってあるのかと思っている人もいるかもしれません。
しかしこれは、りんご自体から出ているブルームと呼ばれるものです。ブルームは、雨などの水分をはじいて病気を防ぐ働きがあり、これを食べたからといって体に悪影響はありません。
また、 農林水産省が様々な試験を行い、農薬取締法に基づいて登録をおこなっていて、生産者も登録してある農薬しか使えません。この登録されている農薬は、使用できる作物、時期、量などが決められています。
そのため、国内で生産したものであれば安心して食べることができるでしょう。
下痢や便秘の時もりんごを皮ごと食べるのが良い
皮には水溶性の食物繊維が豊富に含まれているので、便秘の人は、皮ごと食べると便通を良くすることができます。
また、便秘の人だけでなく、下痢気味の人も皮ごと食べる方が良いでしょう。
皮のところにはペクチンと呼ばれる水溶性の食物繊維が含まれています。このペクチンは、便の余分な水分を吸い取ってくれるので、便の硬さを調整してくれて、下痢気味の人にも良い効果が期待できます。
りんごを皮ごと食べる時には温めるとより効果的
ペクチンにはオリゴ糖も含まれています。このオリゴ糖は腸内にいる善玉菌のエサとなる成分です。
そのまま食べても良い効果はあるのですが、温めるとより善玉菌を増やす効果も高まると言われています。
加熱するレシピなどを見ると栄養成分がどうなのかと気になりますが、腸内環境を整えたいと考えている人は、加熱する方が良い効果が期待できるようです。
電子レンジでチンするなどして、りんごを皮ごと食べると良いでしょう。
まとめ
りんごの皮には、実よりも多くの栄養が含まれていて、美容や健康に良い効果が期待できます。
皮ごと食べるのは農薬が心配という人も多いかもしれませんが、農薬は国が管理をしているため、国内で生産されたものであれば安心して食べることができるでしょう。
食べる時には温める方がより効果が得やすいです。
良い食べ方を知ることで、美容や健康の効果も実感しやすくなります。