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正月には歳神様を招く準備を済ませて様々なご加護を得よう

歳神様はどんな神様なのかと気になりますが、様々なご加護が得られるとされる神様です。

適切な時期に招く準備をしておくことで、よい一年を過ごせるようになります。

ここでは、どんな神様なのか、得られるご加護、準備の仕方などについて紹介していますので、疑問や悩みもすぐに解消できるでしょう。

 


歳神様とはどんな神様?

歳神様の読み方は「としがみさま」です。

日本神話の「古事記」では、須佐之男命と神大市比売との子とされます。

元日になると各家に来てくれて、その家にご加護が頂けるのですが、一般的に歳神様と呼ばれますが、地域で神の名前が異なるのも特徴です。

【穀物神】

五穀豊穣の神様なので、この呼び方をします。

【来訪神】

年に一度、やってくる神様なので、この呼び方をする地域もあります。

この神様は、元日の日の出の太陽とともに山から各家に訪れると言われ、迷わず来ていただけるように門松などを飾るようになったようです。

【大年神】

古事記では、須佐之男命と神大市比売の間に生まれた子を大年神としていることから、同じように呼ぶケースもあります。大年神と香用比売との間の子が御年神、孫には若年神がいます。

【祖霊】

地方によっては、この家を守ってくれる神様を先祖の霊として祀るところもあります。

 


歳神様を招く意味

この神様を招くことで以下のご加護などが頂けるとされます。

  • 五穀豊穣
  • 無病息災
  • 家内安全
  • 商売繁盛

 


準備を済ませて歳神様を招こう

日本では、年末になると大掃除をしますが、この掃除も神様を招くための準備の一つです。

この大掃除はタイミングも重要で、12月の13日~28日の間に行います。

お正月の飾りにも意味があり、門松は目印になりますし、しめ飾りには不浄なものの侵入を防ぐ意味があります。

鏡餅は、家の中で過ごす所となるので、神棚や床の間などに置きます。

鏡餅の飾り方は、三方と呼ばれる台の上に半紙を敷いて、その上に、紙垂、裏白、ゆずりの葉の上に鏡餅をのせて、昆布や橙などを飾ります。

床の間がない場合にはリビングでも大丈夫ですが、神様の家の中で過ごす所として良い場所を選びましょう。暗い場所、人が見下ろす低い場所は避け、明るい場所で、南向きや東向きの場所に飾ると良いでしょう。

12月は神棚のお札を交換するのに良いタイミングです。一般的なモノでもかまいませんが、歳神様に関連したお札もり、近くの神社にあるならそのお札に交換するのも良いでしょう。

 


歳神様の家の中で過ごす所となる鏡餅は大きい方がいいの?

鏡餅を買いにお店に行くと、〇〇号などと大きさを表す記号を見て、鏡餅の大きさはどの程度が適切なのかと疑問を感じる人もいるでしょう。

大きい方がご加護も強くなるのではと思う人もいるかもしれませんが、一般的に大きさは関係ありません。

あくまでも気持ちの問題なので、大きさは関係なく居心地の良い所に飾ることで、心地よく過ごしてもらえるでしょう。

 


「明けましておめでとう」は歳神様を祝福する言葉

新年には、「明けましておめでとうございます」と言葉を交わしますが、この言葉は、この神様を招いたことで、人々が祝福しあう意味があります。

正月は、この神様を招く行事であり、昔から行われています。

日本では、海外にはない風習が多く、そんな風習を見て日本が好きになる外国人も多いです。

昔から行われているこの行事を大切にして、お正月には「明けましておめでとうございます」と祝福して良い一年を過ごしましょう。

 


まとめ

歳神様は、元日の日の出とともに各家に来てくれます。正月はこの神様を招いてお祀りする行事で、12月の28日までには準備を済ませておくと良いでしょう。

鏡餅は、神様が家の中で過ごす所となりますが、大きさは関係なく、大切なのは気持ちです。

適切な準備を済ませておくことで、良いお迎えができるでしょう。