手軽に車を利用したい時に便利なカーリースですが、利用するためには事前に行われる審査に合格する必要があります。
車を購入するよりも価格を安く抑えられ、レンタカーより自由度が高い等、カーリースには多くのメリットがあります。しかし何はともあれ審査に通らないと車を貸してもらえません。
必要に迫られ車を借りようと思っていても直前になって審査が通りませんでしたでは大変です。ではどのような人が審査に通らなくなってしまうのでしょうか。
今回はカーリースの審査内容と共に、審査に通りにくい人の特徴をご紹介します。
審査内容と合わせて確認することで、今現在の自分が審査に通るのか確認することができます。今後カーリースを利用する予定のある方は一度目を通してみて下さい。
カーリースに審査があるのはなぜ?
車リースの審査が必要な理由としては、車を貸す相手がキチンと支払いが出来るのか確認するためです。継続的な支払いになるので、事前に支払い能力を確認するという訳です。
そもそもカーリースとは、利用料を払う事で各種ディーラーやリース会社から一定期間車を借り受ける契約を結ぶことです。アパートを借りるようなものと思えばイメージしやすいでしょう。
支払いや利用の種類は様々で、フラット7のように月に一万円の支払いでいい場合もあれば、マイカーリースのように最初に購入してから後々賃貸に回すという方法もあります。
これらに共通しているのは決まったお金を定期的に支払う必要があるという点です。
使用者は利用している間月額で料金を払うので、そのために毎月お金を支払う事が出来るのかどうかを確かめるのが審査の意味合いとなります。では具体的にはどのような部分を確認するのでしょうか。
カーリースの際の審査内容
カーリースで審査される内容は主に以下の三つです。
・年収
年収は支払い能力の根幹なので必ずチェックされます。審査を通るためには最低でも200万円程度の年収が必要と言われています。
会社によっては資産や貯金も参考にしてくれるところもあります。しかし結局は支払い能力を見られるので一定以上の年収はカーリースを利用するための最低条件と言えるでしょう。
・債務履歴
年収が問題なかったとしても債務履歴によくない記録があると審査に通りにくくなります。具体的には自己破産や任意整理等が挙げられ、これらは以前支払いを放棄した事があると取られかねません。
また、今現在クレジットカードにリボ払いの残高がある場合にも、貯金や収入の内容によって審査に通らなくなります。これらは全て信用で成り立っているものなので、信用なしと判断されるのです。
・職業
上二つ程致命的ではありませんが、今の職業も審査に影響を与えます。審査に通りにくいのはアルバイトや自営業の場合で、収入が不安定なので長期的な支払い能力に疑問を持たれるからです。
特に自営業の場合は現在の経営状況も確認される可能性が高いです。赤字が続いているようだと審査に通らなくなりますので気を付けてください。
どれも普通の社会人には問題ない内容ですが、働き方によっては信用を疑われる場合もあるので注意してください。ではどういった人が審査に通りにくいのでしょうか。
カーリースの審査に落ちる人とは?
以下の要素を抱えている人は審査が通りにくいです。たとえ審査を通ったとしても支払いが続かない可能性もあるのでまずは現状を改善したほうがいいでしょう。
・収入が不安定
自営業や個人事業者、他にも株や投資の収入がメインのセミリタイアをしている人等は安定した収入を証明できないと審査に通りにくいです。ある程度の貯金や固定資産があれば大丈夫な場面もあります。
・クレジットなどの支払い遅延がある
きちんと支払いを行っていない人は信用を得ることができません。日ごろから支払うものは期限を守って支払う癖を付けてください。
・他所で審査に通らなかった場合
審査に落ちたという記録は残るので、他の審査会社へ行っても同様に落とされる可能性が高いです。結果さらに審査に通らなくなってしまうので、通らないからとあちこち駆けずり回るのは危険です。
以上に該当する人は、カーリースの審査を通すのは難しいといえるでしょう。仕事などは急に変えられないので、その中でも出来る限り審査に通るためのコツを次の見出しで紹介します。
カーリースの審査に落ちないコツ
一般的に会社勤めの正規の社員でブラックリストにも載っていないという人はまず審査に落ちることはありません。それ以外の人は、以下の点を意識することで審査に通る可能性が上がります。
・債務履歴を確認しておく
債務整理などの情報は支払いの完遂からおよそ5年で記録から消えます。ですからカーリースの申請前には債務履歴の悪い点が消えたのを確認してから審査に応募しましょう。
・車のグレードを下げる
借りる車のグレードを下げれる事で日々の支払い額も減ります。支払いのリスクが減るので高い車を借りるよりも審査に通りやすくなるのです。
・頭金を入れる
これも原理は車のグレードを下げるのと一緒で、頭金を入れる事で月々の支払額を軽くしリスクを減らします。
相手としてはお金をきちんと支払ってくれればいいので、これらの方法で審査が通りやすくなります。それでもだめだという方は、最終手段を次の見出しで解説します。
審査不要なカーリースもある?
ここまで審査を通す方法について解説してきましたが、実は審査不要でカーリースを利用できる場合もあります。どうしても審査に通らないという方は利用を検討してみましょう。
まず少数ながら、審査不要のカーリース会社があります。勿論高級な新車等を審査なしで借りることはできませんが、それでも一般的な車であれば借りることが出来ます。
また、審査が必要な会社でも中古車をリースすることで審査不要、または審査基準がとても下がる会社も多いです。カーリース特有の新車を低価格で乗り回すことは出来ませんが、最低限車を借りることはできます。
ただし、これらは審査を受けずに借りられるだけで、月々の支払いは当然行われます。審査がないからと支払い能力に見合わない車を借りてしまうのは危険ですので気を付けてください。
まとめ
カーリースの際の審査内容は、支払い能力を確かめるために主に「年収」と「債務履歴」と「職業」をチェックされます。審査を通すためには車のグレードを下げるなど無理のない支払いプランを心掛けてください。
リース会社にとっては安心して車を貸せる人なのか確認するための審査ですので、たとえ自分で完璧な支払いプランを立てていたとしても、支払い能力に疑問をもたれるとなかなか審査には通りません。
上記の項目に注意しながら、少しでもリース会社を安心させられるような条件を整えてください。相手の信用さえ得られれば、カーリースの利用はそれほど難しくはないはずです。
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