関西には、自然にあふれたきれいな川が数多く存在しています。海水浴と違い比較的安全なので、夏場のような暑い時期には友人や家族と涼みに出かけるという人も多いのではないでしょうか。

そこで気になるのが、どんな準備をしてどこに行くかという事です。普段からアウトドアに縁のない人では何が必要でどんな注意をしたらいいのか分からないという人も多いでしょう。

そこで今回は、関西で綺麗な川が流れるお勧めスポットを、用意するものや遊び方と合わせて紹介していきます。これから川遊びを計画している人はぜひ参考にしてください。

 

関西のきれいな川（家族連れ編）

最初にご紹介するのは、家族連れにおススメの場所です。比較的安全で、子供たちと遊ぶのに適している場所と言えます。

自然の森ファミリーオートキャンプ場　（大阪府豊能郡能勢町）

キャンプ場の近くを流れる山辺川には釣り場が用意されており、家族で魚釣りを楽しむにはうってつけです。バーベキュー用スペースやウサギ小屋等もあり、一度に様々なものを楽しむ事ができます。

また、この川は全体的に浅瀬になっており、小さな子供も安心して遊ぶことが出来るでしょう。

 渓流園地（大阪府貝塚市）

近木川に面した渓流園地は、気軽に渓流を楽しむ事ができる人気スポットです。渓流と言っても流れが穏やかなので、子供と一緒でも安心して楽しむ事ができます。

自然も豊富で居心地がよく、気分転換にも最適でしょう。

魚ヶ滝【兵庫県朝来市】

生野黒川にある魚ヶ滝の一番のポイントは、なんといっても約２ｍにも及ぶ滝の天然スライダーです。滝つぼに飛び込むスポットもあり、アクティブな子供と楽しむには特におススメの場所と言えます。

近くに温泉もあるので、遊び疲れたらゆっくり浸かって疲れを癒されるのもいいでしょう。

 

どこも子供と一緒に大騒ぎするという点ではおススメの観光地と言えます。では続いて、友人等と行くときにお勧めなスポットを紹介します。

 

関西のきれいな川（友人と行く編）

以下で紹介するのは、比較的落ち着いた雰囲気の穴場的スポットです。友人や恋人などと一緒に行く際には一考してみて下さい。

みよしのオートキャンプ場（奈良県吉野郡黒滝村）

奈良県にあるこちらの黒滝川は、綺麗な水の流れる一級河川です。この川は、時期によっては夜になると蛍の光を楽しむ事ができ、幻想的な風景を味わう事ができるでしょう。

付近には、ログハウスや温泉施設も完備されています。綺麗な蛍を見てそのまま一泊するというのもいいかもしれません。

遠井キャンプ場（和歌山県有田郡有田川町）

和歌山を流れる有田川は、今回紹介したものの中でも特に穏やかな渓流と言えます。付近に民家や施設がほとんどないことから明かりに乏しく、夜間に星を眺めるにはうってつけのスポットとなります。

キャンプ道具一式を持参すれば、一晩中きれいな星々を眺め続ける事も出来るでしょう。

 

川に出かけるのであれば、上で紹介したような場所に行くのがお勧めです。では続いて、出発の際に準備するものについて説明します。

 

関西のきれいな川に行くときの持ち物

現地で十全に楽しむためにも、以下のものは最低限用意しておきましょう。

・体を拭くもの

当然ながら川に入れば濡れるので、タオル類は必須です。衣類に関しても、乾きやすいナイロン製の衣類をチョイスしたほうがいいでしょう。

・ライフジャケット

いくら浅瀬で人の目の届く場所とはいえ、小さい子どもが川に入るのは危険が伴います。万が一のことを考え、ライフジャケットを装備しておけば最悪の事態は避けられるでしょう。

・歩きやすいサンダル

川に靴のまま入るのは得策ではないですし、かといって自然の中で裸足になるのは危険です。水の中や不安定な足場でも大丈夫なように歩きやすいサンダルを準備しておきましょう。

・救急用具

どんなに気を付けていても万が一は起こり得ます。川遊びに限らずアウトドアの際は、絆創膏や包帯程度でいいので、簡単な応急処置が出来るものを準備しておきましょう。

 

関西のきれいな川で遊ぶ際の注意点

続いて、川に遊びに行く前に気を配る点について紹介しておきます。

・天気予報

川遊びはアウトドアなので、どうしても天気に左右される部分があります。直前までの天気予報はしっかりチェックし、あまりに天候が崩れるようであれば見送る勇気も必要になるでしょう。

・厚着の準備をする

夏場とはいえ、木々で日陰になった水場は想像以上に冷え込みます。最低でも一着は長袖の衣類を持って行った方がいいでしょう。薄着のみでは風邪の原因にもなります。

 

持ち物と合わせて、ここまでで一通り気を付ける点は解説しました。ですので最後に、川遊びにお勧めな遊び方を紹介して終わりたいと思います。

 

関西のきれいな川で出来る遊び

水遊びだけが川遊びの方法ではありません。一緒に行くメンバーにもよりますが、以下の遊び方も試してみてはいかがでしょうか。

・魚釣り

自然の川には魚も数多く生息しており、釣りスポットが併設されている場所もあります。大抵はキャンプ場とセットになっているので、釣った魚を調理してその場で頂けば、いつも以上に格別な味わいになる事でしょう。

・バーベキュー

川辺の御飯と言えばバーベキューです。キャンプ場によっては道具の貸し出しから食材の販売まで行っている所もあるので、道具を持っていないからと諦めず確認してみるといいでしょう。

ただし、楽しむあまりゴミを捨てっぱなしにしないよう気を付けてください。

・キャンプで一泊

きれいな川の周りにはきれいな自然もセットになっていることが常です。そんな場所での一泊は、いつもと違う非日常感を生み出し、自分の家とは全く違う体験となるでしょう。

必要な装備は多いですが、一度はぜひ挑戦してみてください。

 

まとめ

関西にはきれいな川と、川に面したキャンプ場が数多く存在しています。家族と魚釣りやバーベキューを楽しんでもいいですし、友人や恋人と自然を満喫するのもいいでしょう。

ただし、いくらキャンプ場とはいえアウトドアには危険が伴います。事前の準備をしっかりし、特に天気予報に関しては直前まで気を抜かず、場合によっては先送りにする勇気も持ちましょう。

川辺は自然に囲まれているので、そこでの体験は必然的に日常生活では得難いものとなるはずです。下準備はいりますが、是非一度は川に足を運んで、非日常感を楽しんでください。