何をしても、どの方向に行っても不幸に見舞われるとされている八方塞がり、いつまでの事を言うのかよくわかっていない人も多いのではないのでしょうか。
この年には大事は控えたほうがいいといわれていますが、大事な事ほど急に日程は変えらないです。ちょくぜんになって大事な日がこの年だと発覚した、なんてことになってはあまり気分のいいものではないでしょう。
そこで今回は、八方塞がりの周期や時期を紹介しつつ、お祓いの時期も合わせて解説します。今後大事を控えている人は、一度目を通されておくことをおすすめします。
八方塞がりの年があるのはいつまで?
八方塞がりは数え年でカウントを行い、自分が生まれた年の次の元旦の日を一歳として数えます。そして自分の年齢の十の位と一の位を足して、10になる年が該当する年となります。
具体的には、19歳、28歳、37歳、46歳、55歳、64歳、73歳、82歳。91歳が該当します。どれも両方の数字を足すと10になっている事がわかるでしょうか。
簡単に言えば、八方塞がりとは誰もが9年に1回不幸の起こりやすい年に見舞われるという事です。それではこの期間はどのくらいあるのか解説します。
八方塞がりの期間はいつまで
八方塞がりの年は、該当する年が丸々一年対象となります。この時の暦の数え方は旧暦でも新暦でもどちらでも構いません。
例えば新暦であれば1月1日から12月31日までです。旧暦であれば2月4日から次の年の2月3日までが期間内です。
9年に一回のみある年といっても、丸1年間どこに行くにもついてないのでは気が滅入ってしまいます。では、この時期を避けて行動するのであればいつまでに行うべきでしょうか。
八方塞がりを避けて行動するならいつまでにする?
以下の行動は、この時期に行うのは避けたほうがよいといわれている事柄です。
引っ越し
どこに行っても好ましくない以上、大掛かりな移動になる引っ越しを該当する時期に行うのは好ましくありません。特にこの時期に建築まで行うと、家に悪い運気を閉じ込めてしまうといわれています。
ですから引っ越しの時期に該当年になりそうな時は、一年引っ越しを見送る判断もありです。どうしても待てないのであれば、建築を先に終わらせておくいう方法もあります。
転勤
転勤も大きな移動といえるので、この年にはなるべく避けたい事案です。特に28歳と37歳の人は、転勤を考えている人も多いと思われますが、可能であれば先送りの判断も必要です。
ただし、運気を気にして好機を逃してしまっては本末転倒です。その際は、厄年の中でも吉日の日を選んで転勤するといった方法もあります。
結婚
結婚も人生の大きな節目であり、この時期に行うのは好ましくないと考えられています。ただし結婚に関してのみ、この時期だからこそ行うべきだといった意見も存在しています。
この時期はどこに行ってもダメ=動く事ができない=結婚生活が不動のものになる、という意味にとる事もできます。半ば頓智のような考え方とも言えますが、この時期であっても結婚を行う事は一考の余地ありです。
ここまでで紹介したのは代表的な大事でした。と言っても何をしてもダメな以上、些細な行動も良い結果を生まないと考える人もいるのではないでしょうか。
何をしてもだめだからと不幸を恐れて一年間何もしないわけにはいきません。どうしても不幸を恐れる人は、神社で厄除けのお祓いをやってもらう手もあります。
八方塞がりのお祓いはいつまでに受ける?
神社に行けば、魔除けの祈願としてお祓いをしてくれます。これに関しては時期が特別ここだと決められておらず、自分の好きなタイミングで行って大丈夫です。
とはいえ該当年は可能な限り早くお祓いをしてもらいたいでしょう。基本的には新暦の始めの1月一日から、旧暦の始めの2月4日までにお祓いをする人が多いです。
元旦は厄年のお祓いや初詣などで神社も混み合って希望の時間を取れない可能性があるので、少し時期をずらして空いている時間を狙った方が落ち着いて厄落としができるでしょう。
どうしても年頭から厄除けをしたいのであればお守りも売ってるので、それで急場をしのぐという手もあります。落ち着いてから再度お祓いを受ける方法も検討してください。
いつまでも八方塞がりにおびえる必要はない!
一通り、八方塞がりの期間や避ける行動、お祓いの日付などを一紹介してきました。ですが一番大切なのは、運の悪い年だからと悲観的にならず、必要以上に臆病になりすぎない事です。
例えば、自分の生涯を振り返って該当年の出来事を思い出してください。該当する年だけは決まって悪いことが続きましたか?若しくは他の年は幸運に恵まれていましたか?
嫌な事は年に関わらず突然訪れる事がほとんどのはずです。また、良くない年だと決めつけるあまり些細な失敗や不幸を年のせいにしていると、物事の本質を見逃してしまい大事な事を見失ってしまいます。
勿論全く気にしない訳ではありませんが、吉日や厄日はあくまで目安や指標です。その日の運気にとらわれるあまり、目の前のチャンスや幸運をとりこぼすことの無いように気を付けましょう。
まとめ
八方塞がりは、何をしてもどこに行っても不幸に見舞われると言われている年で、数え年で10の位と1の位を足して10になる年が該当します。
該当年は大事を行うのは避けるべきとされており、引っ越しや転職にはあまりよくない年です。ただし結婚に関しては身が固まるという意味に取る事も出来るので一考の余地ありです。
どうしても気になる人は神社でお祓いをしてもらったりお守りを買ったりする方法もあります。しかし一番大切なことは、運気を気にするあまり行動することに臆病になりすぎない事です。
同じ年の人間すべてに同じタイミングで不幸や幸運が降り注ぐなんてことはありません。結局は自分のタイミングが大事になってくるので、運勢に囚われて目の前事に足踏みすることの無いようにしましょう。