コレナレ!お役立ち情報!
生活

湯たんぽのお湯、いい再利用と悪い再利用

Hot water bottle

画像引用:Amazon.co.jp
夜使った湯たんぽのお湯は次の日には冷たくなってしまいますが、そのお湯を再利用する方法は皆さんどうされていますか?毎日使うのであれば湯たんぽの水だけでもバカにならない量になります。

お湯の再利用方法には色々なものがありますが、中にはあまりお勧めとは言えない方法もあります。逆に、手間暇の観点から見てもおススメの再利用方法も多々あります。

今回は、湯たんぽのお湯の再利用方法を、いい例悪い例に分けて紹介します。毎日湯たんぽを使ってお湯を捨てている人は、ぜひ一度目を通してください。



湯たんぽのお湯は再利用できる?

まず大前提として、湯たんぽの中に入れるお湯は再利用可能です。使用中は熱湯ですが、使い終わるころには冷め切って水に戻っているので様々な利用方法が考えられます。

湯たんぽに使うお湯は沸騰の過程で水道水の塩素が抜けるので、非常に使い勝手がいい水と言えます。むしろ水道水をそのまま使うより使い道が多いともいえるでしょう。

お湯の再利用というと急には思いつかないかもしれませんが、日々お湯や水を使う時に水道の代わりに湯たんぽの水を使う事で水道代の節約ができるのです。

では、具体的にどの程度の節約が可能なのでしょうか?



湯たんぽのお湯が再利用できる量

一般的な湯たんぽに入る水の量は800ml程度です。毎回満タンにはいれないと思うので、湯たんぽ一回あたりで再利用できる水の量はおよそ500~600ml程度と言えます。

大体小さなペットボトル一本分の節約となります。また、家族で湯たんぽを複数使うのであればそれだけ節約できる水の量も増えていきます。

例えば東京の水道代は1ℓ当たり0.24円なので、毎日4人家族全員が湯たんぽを使うと仮定して月々30円前後の節約となります。金額としては高額ではありませんが、ちりも積もると侮れなくなります。

では続いて、実際の再使用の方法を見ていきましょう。

 


湯たんぽのお湯の再利用方法一例

質問サイト等でも良く拍手されている(高評価を得ている)湯たんぽのお湯の再利用の一例です。

洗濯機

お風呂の水を洗濯機に使うのと同じ要領で水の足しにしてしまいます。特に考えずに中身を洗濯機の中に入れてしまえばいいので手軽に出来るのが長所です。

植物への水やり

前述の通り沸騰させた湯たんぽのお湯は塩素が抜けているので、植物への水やりにも適しています。家に多くの植物がある人は利用してみるといいでしょう。

洗顔

朝の湯たんぽのお湯は水道水と違って冷たすぎないので洗顔にも適しています。朝お湯を準備するのが面倒な人は妥協案として利用すると案外手間がかからず快適です。

掃除

清潔さが必要な事に湯たんぽの残り湯を使いたくない場合は、バケツなどにうつして掃除に利用してしまいましょう。残り湯を使い切るという名目で掃除のやる気も出てくるかもしれません。

お風呂に足す

特に思いつかないけど洗濯機も使わないなら、お風呂に入れてしまいましょう。多少は節水になるので考えるのが面倒な時にはおススメの再利用方法です。

 


湯たんぽのお湯は何回まで再利用できる?

理論上はお湯がなくなるまで再利用できますが、正直な所何度も沸かして使い回すのはお勧めできません。その理由は、使い続けると雑菌が繁殖してしまうからです。

最初に沸騰させることで水から塩素が抜けますが、塩素の入っていない水は雑菌が繁殖しやすいのです。湯たんぽの中はこまめに掃除するものでもないので、結果として雑菌の繁殖を許してしまいがちです。

また、繰り返し使う事で湯たんぽ本体の成分も少しづつ水に溶けだしていきます。一回くらいの使い回しは問題ありませんが、水が無くなるまで繰り返し使い続けるのは控えたほうがいいでしょう。

最後に、使い回し以外で控えるべき再利用の方法を紹介します。

 


やめたほうがいい湯たんぽのお湯の再利用方法

以下の使い方は、健康に害を及ぼす可能性があるので辞めたほうがいいです。質問サイト等でも、あまり露骨に推奨すると違反報告される可能性もあるので気を付けてください。

加湿器に入れる

加湿器に残り湯を使うと、前述の繁殖した雑菌を加湿器内のみならず部屋全体に拡散することになってしまいます。継続すると体調不良の原因にもなるので加湿器に使うのは控えましょう。

飲食

見た目は綺麗な水でも、実際は雑菌だらけの汚い水です。例え沸騰しなおしても全ての菌を殺菌できるわけではないので、間違っても飲食で再利用することの無いよう気を付けてください。

 


まとめ

湯たんぽのお湯は再利用可能で、実際に節水に活用している人もいます。大体一回で500ml程度の節水になるので、積み重ねれば大きな差になるでしょう。

主な再利用方法としては、洗濯機やお風呂に入れたり、植物の水やりに使うと言った方法があります。清潔感に不安があるなら掃除用の水として使ってもいいでしょう。

逆に、残り湯は雑菌が繁殖しやすいので飲食には適しません。同様の理由で加湿器に入れるのも部屋全体に雑菌が拡散してしまうので辞めたほうが賢明です。

一日で水を使う機会がない人はまずいないので、例え毎日湯たんぽを使う人でも何らかの形で再利用が出来るはずです。自分の生活スタイルと相談して、継続させやすい再利用方法を選ぶと長続きするのでお勧めです。



関連記事