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扶養を外れる時は国民健康保険の手続きを忘れずに!

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扶養から外れ、社会保険にも加入しないという人は国民健康保険に加入するための手続きを行います。社保と国保はどちらか必ず加入が必要なので、扶養を外れる際には必ず手続きをしなければなりません。

しかし扶養から外れるタイミングは人によってまちまちで、ほとんど経験することの無い人もいます。ですから扶養を外れたタイミングでどんな手続きが必要なのかよくわかっていない人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、扶養を外れて国保に加入する時の手続きと、注意点を紹介します。近いうちに扶養を外れて社保にも加入しないという人は目を通しておくと役立ちます。

 

扶養から外れる時は国民健康保険の手続きが必要

結婚などで退職する際には、会社と一緒に社会保険も一緒にやめる事が多いです。しかし結婚して扶養に入ったとしても、何らかの事情で扶養を抜ける事はないことではありません。

その際の選択肢は、国保か社保のどちらかに加入するかという二択です。そして職に就かないのであれば会社の社会保険には加入しないので、消去法で国保に加入しなければいけません。

この手続きは準備が多く、時間もかけられないので早急に手続きを行わなければなりません。そこで次の見出しからひとつずつ手順と注意点を見ていきます。

 

国民健康保険の手続きは扶養を外れる本人以外でも出来る?

本人がどうしても忙しくて手続きができないという場合は、同じ世帯に住んでいる人であれば代わりに手続きが可能です。代理人になれる人は、世帯主又は、住民票などで同一世帯の関係が確認できる人が該当します。

本人の代わりに手続きを行う際には、以下のものを準備してください。

  • 委任状(市町村によって書式が違います)
  • 申請者のマイナンバーカードのコピー(市町村によっては原本が必要)
  • 代理者の身分証明証
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大事な手続きなので可能な限り本人が手続きをするべきなのですが、一応代理人に頼む事もできるのです。やむを得ぬ事情で本人が手続きを行えない場合には覚えておくといいでしょう。

 

扶養を外れる際の国民健康保険の手続き方法

扶養を外れ、国民健康保険の手続きを行う際の手順は、大きく分けて以下の3点です。

①社会保険の扶養から外れる手続き

今現在不要となっている夫や両親の勤務先に、任意継続被保険者扶養者届を提出するとともに、現在まで利用してきた健康保険証の返却します。これでまずは扶養から外れる手続きが完了します。

②扶養から外れた日を確認できる書類を発行

続いて手続きを行うために必要な、健康保険資格喪失証明書というものを発行してもらいます。これは扶養から外れた日を明確にするための書類で、今まで加入していた会社や保険の組合で発行が可能です。

③役場で加入手続き

発行を終えたら、以下の書類をもって住んでいる市町村の役場で手続きを行います。国民健康保険証が発行されたら手続きはすべて完了となります。

  • 健康保険資格喪失証明書
  • マイナンバーがわかるもの(通知カード、番号カード、住民票など)
  • 身分証明書

いくつか手順を踏む必要がありますが、決して難しいものではありませんのですぐに手続きをしてしまいましょう。

 

国民健康保険の手続きにあたって扶養を外れる際の注意点

以下の要素は、手続きを行う時に気を付けるべき点です。うっかりしていると見逃してしまう点もあるので気を付けてください。

手続きは自動で行われない

日本国民は全員、社保か国保のどちらかに必ず加入しなければいけませんが、この手続きはすべで自分で行う必要があります。社保をやめたから自動で国保に切り替わるという事はありませんので注意してください。

手続きの期限は14日以内

国保の手続き期間は、社保の資格を喪失してから14日以内と非常に短いです。うっかり手続きを先延ばしにしていると、期限切れで罰則がある他、スムーズな手続きが行えない可能性があります。

このようにあまり時間的猶予はありませんので、社保に加入しないのであれば、可能な限りすぐに国保の手続きを進めたほうがいいでしょう。では未加入のままだとどのようなデメリットがあるのでしょうか。

 

扶養から外れる際に国民健康保険の手続きをしないとどうなる?

実際に期限を超えて国保に加入していないと、これらのリスクがあります。

10万円以下の罰金

国保か社保の加入は法律で決められた義務です。これを怠った場合、最大で10万円の罰金を請求される事があるので気を付けてください。

 

医療費の全額負担

医療機関の負担が3割で済んでいるのは、保険が7割を負担してくれているからです。保険に未加入だと全額自分の負担になるため、ただの風邪でも膨大な金額を請求されてしまうのです。

保険料の追加支払い

健康保険の資格者は保険料の支払い義務が生じます。いつまでも健康保険に入らないままだと、最大で過去2年間の保険料の支払いを求められます。

このように、健康保険に加入しないと様々なデメリットどころか、加速度的に事態が悪化し、いくらお金があっても足りなくなります。手続きは必ず早急に行いましょう。

 

まとめ

日本国民は、社会保険か国民健康保険のどちらかに必ず加入しなければいけません。仕事をしてなくても何らかの事情で扶養を外れる際は、必然的に国保に加入することとなります。

手続き自体は難しいものではなく、本人以外でも同世帯の人なら代理人を務める事もできます。ただし期限が14日以内と非常に短いので、扶養を外れたら早急に手続きを行いましょう。

期限を過ぎて未加入でいると、罰金に医療費全額負担、保険料支払いと大量の請求が押し寄せる事になります。必ず期限以内に手続きを完了させてください。

例えごまかしていても、税金の申請時などには必ずばれます。国保は社保に比べると出費が大きいですが、ケチって未加入のまま過ごすことの無いようにしてください。後々大きなしっぺ返しを食らいます。

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