一年で一番の長期休暇と言えば夏休みです。小学生から高校生まで楽しみにしている夏休みですが、いつから始まっていつまで続くのか正確に覚えている人はいますか。
大体夏の暑い間が夏休み、という事はわかっていても、正確に誰がどの程度休みが貰えるのか知っている人は少ないのではないでしょうか。正確に日時を知っておけば、後々焦る心配もありません。
そこで今回は、夏休みの期間を所属別に紹介していきます。長期休暇で感覚がマヒしがちですが、どの程度休みがあるのか知りたいという人はぜひ目を通してください。
夏休みはいつからはじまった?
そもそもこの夏休みという制度はいつから始まったのでしょうか。記録によると、平成、昭和をさかのぼり明治時代にはすでに夏休みがあったとされています。
正式な理由は不明ですが、夏期の暑い時期の通学を減らすためだったり、夏場は農家を手伝うため、学校でできないことを学ばせるためだったりと様々な理由が考えられます。
いずれにせよ、夏期の猛暑の中を通学するのは負担も大きいのです。その時期は学校に行かずに別の事を学ぶ時期に充てるという考えは理にかなっているといえるでしょう。
では、その夏休みですが、具体的にいつから始まるのでしょうか。開始時期と終了時期を見ていきましょう。
夏休みはいつから始まるの?
基本的に小学校、中学校、高等学校の夏休みは全て同じです。ですが、夏休みの開始時期は全国共通ではありません。これは東京が基準という訳でもなく、地域によって大きく差があるのです。
一般的に夏休みの開始は7/20~7/25の間の県が多いです。終了時期に関しては、8/25~9/3日程と開始時期よりも大きくばらつきが出ます。トータルでは35日~45日と大きく差が出るようです。
また、地域によっては極端に異なる場合もあります。例えば北海道などは、8/20前後には夏休みが終了してしまい、他の県よりも明らかに休みがすくなくなります。
なぜ地域によってこれほどの格差が生まれるのでしょうか。
なぜ夏休みがいつから始まるかは地域によって違う?
夏休みの時期を左右する条件に関しては、気候が大きく関係してきます。例えば先ほどの北海道の例でいうと、北海道は平均気温が低いので、猛暑の時期が少なく夏休みが短くなりがちなのです。
それだけではただ不公平な気もしますが、その代わりに北海道は冬休みが他県より長い傾向があります。北海道の冬は過酷なので、季節に合わせた休日日数を定めているといえるでしょう。
このような理由から、夏休みの時期が地域によって変わってくるのです。では続いて、学校以外の夏休みを見ていきましょう。
大学生の夏休みはいつから?
小学校、中学校、高等学校以外で夏休みがある環境と言えば大学です。そしてこの一番年上となる大学生が、実は一番長い夏休みを満喫する事ができるのです。
一般的に大学生の夏休みは八月~九月中旬、下旬ごろまであります。実に一か月半、長い大学では約2カ月近くもの長期休みがあるのです。
学校の頃は宿題や部活の大会に追われて休みを満喫する暇のなかった人も多いかもしれませんが、大学では特別な履修や夏期講習をしていない限りは連休を満喫できます。
羽を伸ばしたくなる気持ちもわかりますが、何も考えていないとあっという間に終わってしまいます。ですから無駄に過ごさないよう事前に計画を立てておくとよいでしょう。
また、この先生きていくうえでこれだけの連休はまずありません。日々をなんとなくで過ごして後々後悔することの無いように気を付けましょう。
先生はいつから夏休みなの?
子供達にとっては待ちわびた夏休みですが、先生たちも同じように休みかと言われるとそんなことはありません。平日はきちんとした勤務日なので、通常通り出勤しているのです。
いつも通り教える仕事こそないものの、研修会や講習会に参加したり、部活や夏期講習の指導をしたりと仕事はたくさんあるのです。むしろいつもと同じ仕事でない分、夏休みの方が大変な場合も考えられます。
小、中学校の先生であれば、地方公務員なので5日程度の夏期特別休暇があるようです。大学の教授などは個人の研究等に時間を使う事になるため、やはり長期休暇とはいきません。
どの道子供と一緒に長期休暇を満喫するという事はできません。夏休みがあるからと、安易に教師を目指すのはやめておきましょう。
まとめ
一般的に夏休みは35日~45日程度の地域が多いです。気候条件などにより極端に夏休みが短い地域もありますが、冬休みと一緒に考えるとバランスが取れている場合がほとんどです。
基本的に同地域の小学校、中学校、高等学校の夏休みは同じです。大学生にになるとさらに長くなり、最大で2カ月近くもの休みがあるところもあります。逆に教師陣は夏休みでも通常通り勤務となります。
多少の地域差はありますが、夏休みが最も長い休みであるという事実に違いはありません。過ごし方は自由ですが、この休みを満喫できるのは今だけだという事をよく考え、後悔しない過ごし方を心掛けてください。