お酒に弱い人にとっては、毎回の飲み会は死活問題です。一刻も早く酔い覚ましをするために、あれこれ方法を模索している人も多いのではないでしょうか。
お酒への耐性はどうしても個人差があります。酔いにくくする方法では効果の無い人や、やむを得ずたくさん飲んでしまった人には、一刻も早く酔いを醒ますための方法が求められているといえるでしょう。
そこで今回は、あらゆる場面を想定した、酔い覚ましの方法を紹介します。実践しやすさを優先してチョイスしたので、いつもお酒に飲まれている人はぜひ参考にして素早
い酔い覚ましに役立ててください。
酔いを早く治すための事前準備
酔い覚ましの準備は飲み会前から始まっています。まずは以下の事を心掛けてみましょう。
空きっ腹で飲まない
空腹時には特にお酒が回りやすく特に最初の一杯目はすきっ腹で飲む事になるのでお酒の弱い人には大打撃です。ですから、事前にある程度食事を済ませておきすきっ腹で飲み会に臨まないようにしましょう。
一番いいのは脂肪分で、脂がお酒の吸収の妨げになります。適当な揚げ物でもいいですが、健康を考えるのならオリーブオイルをスプーン一杯ほど飲むだけでも効果があります。
ウコンを服用する
酔い覚ましの定番であるウコン系の飲み物ですが、これらは飲み会の前に飲んだ方が効果があります。コンビニに行けば税込300円程度で売っているので、飲み会の前に立ち寄って飲んでおきましょう。
飲み会の途中に酔いを醒ます方法
飲み会中はあまり大それたことこそできないものの、注文した飲食物を使って酔いを緩和することができます。
水を飲む
水に限らず、アルコールの入っていない水分は体内のアルコール濃度を薄め、酔いを覚ますのに役立ちます。さらにたくさん飲めば利尿作用で体外に排出も期待できるので、無理のない範囲でたくさん飲みましょう。
ただしウーロン茶をはじめとした脂肪を分解する飲み物は、アルコールの吸収を阻害している脂まで分解してしまうので控えたほうが無難です。
食事もきちんととる
酔いが回ってくると食べるのもつらくなりますが、そのまま飲み続けるよりは何か食べ物を口に入れたほうが良いです。その際は、下記で紹介する酔い覚ましに効く食べ物があれば優先して摂取しましょう。
ダメなら吐いてスッキリする
それでも気分が悪くてどうしようもない時は、いっそ吐いてスッキリするのも一つの方法です。体力を失うので根本的な解決にはなりませんが、少なくともその場での気分の悪さは解消できるはずです。
では続いて、飲み会後に出来る事を紹介します。
飲み会後に酔いを醒ます方法
飲み会を終えて無事自宅に帰ってきたあなた、すぐに横になりたい気持ちは分かりますが、その前に以下の事を実践すると少しは気分が良くなります。
すぐに眠らない
飲み会後はすぐに眠ってしまいたくなる人も多いですが、眠ってしまうとアルコールの分解速度が落ちてしまい、二日酔いの原因になります。可能であれば、水分を摂取しながら少し落ち着く事が大切です。
シャワーを浴びる
酔った状態のお風呂は危険ですが、シャワーであれば適度な刺激になって気分が良くなります。ただし冷水は体が驚いてしまうので必ずお湯を使ったシャワーを浴びるよう心掛けてください。
これだけでも、その後のお酒の残り方が大きく変わってくるので、余裕があれば実践してください。
続いて、酔い覚ましに効果的な食事について解説します。
酔い覚ましに便利な食べ物、飲み物
以下の食べ物や飲み物には、酔い覚ましに効果的な成分が含まれています。飲み会の場にあるものも多いので、積極的に摂取してみましょう。
チョコなどの糖分
チョコなどに含まれる糖分には、アルコールを分解する成分が含まれています。糖分なら何でもいいですが、特にチョコの糖分は体に吸収されやすいので、その分分解効果も高くお勧めです。
果物ジュース
前述の糖分は果物ジュースにも多く含まれています。水分なので摂取しやすく、アルコールを薄める効果も望めます。飲み放題メニューにも含まれている事が多いので、飲み会の時でも気兼ねなく頼めるのもメリットです。
ジュースを飲む際は、なるべく果汁100%ジュースを選びましょう。特にビタミンが豊富なオレンジジュースは酔い覚ましに大きな効果があります。
トマト
トマトに含まれる栄養素は酔い覚ましにも効果があります。サラダで出てくる他、トマトジュースなどでも摂取できるので、お酒が回りきらないうちから積極的に食べてみましょう。
ラーメン
飲み会の締めにラーメンとはよく聞く話ですが、実はラーメンも酔い覚ましに効果的な食べ物なのです。ラーメンは油分も豊富でアルコールの吸収を阻害し、飲酒によって失われた塩分の補給にも最適です。
お腹に余裕があればアッサリ系のラーメンを食べるのが、一番簡単なお酒での酔いの治し方かもしれません。
これらの食べ物や飲み物は飲み会の場でも簡単に食べられるので、酔ってきたと思ったら早めに食べておくといいでしょう。最後に、二日酔いをさます方法を紹介します。
翌日の二日酔いを早く覚ます方法
二日酔いの時は何もしたくない人も多いですが、以下の行動を取れば少しでも回復が早まります。
きちんと朝ご飯を食べる
体内に残ったアルコールの分解には、様々な栄養やエネルギーが必要です。たとえ食欲がなくても、簡単なものでいいので口に入れるだけでもその後の回復速度は大きく違ってくるのです。
お風呂に入る
二日酔い程度のすくないアルコールであれば、ぬるめのお風呂に入る事である程度飛ばすことができます。ただし、あまりに具合が悪い時は危険なので控えましょう。
水分補給
残ったアルコールは水分を取って体外に排出してしまうのが一番です。飲み物に関しては、体を温めるぬるま湯を飲むと体の運動機能も回復するのでお勧めします。勿論前述したジュースなどを飲んでも大丈夫です。
まとめ
飲み会前には、ある程度お腹に入れておくと酔いにくくなります。できれば油分を摂取しておくとアルコールの吸収を抑えてくれるのでお勧めです。
飲み会中に酔ってしまった時は、アルコール以外の水分をたくさんとり、食べ物も口に入れましょう。紹介した酔い覚ましに効果のある飲食があれば積極的に摂取してください。
無事家についても、すぐに寝ないでシャワーを浴びたり少し落ち着くと二日酔いを予防できます。寝落ちしてしまい二日酔いになった時は、気分が悪くても何か食べたり飲んだりした方が結果的に回復も早まります。
一度酔いが回ってしまった体を正常に戻すのは容易ではありません。ですが、適切な対応をすることでこれ以上症状が悪くなるのを抑える事は可能です。
今回紹介した内容はいずれも特別なものではなく、誰でもいつでも実践できるものばかりです。いつも酔い覚ましが大変な人は、次の飲み会からぜひいくつか実践してみましょう。