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不登校は甘え?不登校の原因、解決方法と考え方を徹底解説!

 不登校や登校拒否を甘えだと考えている人も、甘えではないと考えている人もいると思います。不登校が甘えかそうでないかはケースによって違うので一概には言えないでしょう。

不登校のお子さんをもつ親にとっては、不登校になった原因、対処の仕方などを知りたいと思います。そしてお子さんの不登校が解決することを望んでいるでしょう。

これから、不登校の原因や解決方法、不登校に対する大切な考え方をご紹介していきたいと思います。これを読むことによって少しでもお子さんの不登校が解決する手助けになればと思っております。

このような症状が出た時は要注意! 対応を間違うと長期化する恐れも・・・

不登校のお子さんの中には気持ちは学校に行きたくても、調子が悪く起きられなくて学校に行けないお子さんもいると思います。そのようなお子さんは起立性調節障害の疑いがあります。

起立性調節障害は、思春期に発症しやすい自律神経機能不全の一種です。この病気を知らない人には、お子さんがただ嫌いで学校に行かないと見えるので、甘えているだけに思えるかもしれませんがそうではありません。

起立性調節障害は、早いお子さんだと小学生から発症し、最も発症しやすい年齢は中学生~高校2年生ぐらいです。主な原因は、水分摂取不足、過度なストレス、運動不足、思春期の心と体のバランスの乱れなどです。

主な症状は、朝起きられず午前中は調子が悪い、立ちくらみやめまいがする、立っていると気分が悪くなる、少し動くだけで動悸や息切れがするなど。その他にも、腹痛、疲労、食欲不振などの症状が見られる人もいます。

起立性調節障害で不登校になっているお子さんを無理に学校に行かせようとすると、心的ストレスにより、悪化し長期化することもあるので注意が必要です。もしかしてと思ったら病院で診察してもらってください。

主な治療は、非薬物療法になります。子供のストレスを理解するためにカウンセリングをしたり、水分や塩分を多めに摂取したり、生活リズムを整えたり、適度な運動をするなどです。

薬物療法もありますが主な症状に対する対症療法で、薬物治療だけで改善することは少ないです。親子でこの病気のことをよく理解し、時間をかけてゆっくり取り組んでいくことが大切になってきます。

甘え・依存型の不登校の特徴とは? 解決法を徹底解説!

不登校の中には甘え・依存型のお子さんもいます。幼少期から甘やかされて育ち、同年代のお子さんに比べると精神的に未成熟のお子さんに多いです。

まず前兆として、時々学校を休むようになることがあげられます。登校する時間になると体の不調を訴えたり長時間トイレから出てこなくなることもあるが、登校時間を過ぎると普通に過ごします。

進行していくと、夜遅くまで起きていて昼頃まで寝ている生活をするようになり毎日不登校するようになります。何かあると自分の部屋に逃げ込んでしまい、自分で解決する意欲が見られなくなります。

このようなお子さんへの対応は、子供の気持ちを聞いてあげ、できるだけ良いところを褒めてあげます。無理矢理強要するようなことはせずに、お子さんができることを少しずつ促しながら取り組ませるようにしましょう。

お子さんが成長し、最初は好きなことだけですが取り組むようになってきたら、応援してあげるとよいでしょう。お子さんの登校意欲を確かめながら、最初は遅刻、早退でもよいので本人の希望を聞いてあげましょう。

お子さんが普通に登校できるようになるのを時間をかけて待ってあげましょう。昨日登校できたのに翌日は登校できなかったとしても叱ったりせずにお子さんの気持ちを受け入れてあげましょう。

甘え・依存型の不登校の回復にはお子さんの心理的な成長が必要になります。急には心の成長はしないのでカウンセラーなどにも相談しながら気長に取り組むことが大切です。

長期間の不登校は学業の遅れが生じ、せっかく登校するようになってもそれが原因でまた不登校になってしまう可能性もあります。不登校中に家庭教師などを利用して勉強面でのフォローも忘れないようにしましょう。

不登校は甘えとは限らない! これが不登校に対する大切な考え方だ!

不登校をしている子供が全員甘えているということは決してありません。親からは甘えていると見えても、子供にも登校拒否をする様々な理由があります。

例えば、お子さんが周りの子供たちと感性が違っていて上手になじめないこともあります。みんなが同じ考え方をしなければいけないということは決してありません。

自分のお子さんが周りの子供たちと協調し上手くやっていくことを望んでいる親は多いでしょう。しかし、周りの子供たちと上手く付き合えないことは悪いというわけではないのです。

不登校の解決は色々あります。今まで通っていた学校にまた登校できるようになるのもひとつの解決ですし、違う学校に転校してその学校に登校するようになるのもまた違った解決です。

不登校を解決するために大切なことは、お子さんの話をよく聞き、親が自分の価値観にとらわれずに様々な選択肢を検討することです。自分にとってではなくお子さんにとって最も良いと思う選択をしてあげてください。

しかし、ひとりで長年の経験から身についた価値観を取り払って考えることは難しいと思います。

その場合は親がカウンセリングを受けたり、様々な本を読んだりすることも必要になると思います。

親の価値観を取り払って考えることが不登校を解決する第一歩になります。不登校を甘えと決めつけずに、お子さんにとって何が一番良いのかを真剣に考えてあげれば、不登校は必ず解決できます。

まとめ

不登校の原因、解決方法、親の考え方で大切なポイントは次の5つです。

1:子供の話をよく聞いてあげる

2:病気でやむを得ず登校できない場合もある

3:甘え・依存型の不登校は精神的成長を気長に待つことが大切

4:不登校は甘えだけとは限らない

5:親は価値観にとらわれずにお子さんにとって最も良い選択肢を検討すべき

不登校には色々な原因があります。親はそれぞれの原因に応じた対応をしないといけませんが、全てに共通する最も大事なことはお子さんの気持ちをしっかり聞いてあげることです。

自分の価値観にとらわれずに、お子さんにとって最も良いことは何かを時間をかけて考えれば、不登校はきっと解決するはずです。不登校が解決したときには、親も子もきっと以前よりも成長しているでしょう。


【参考文献】



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