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不幸を呼ぶ赤い月!由来や原因を徹底解明!

月の光に違和感を感じて夜空を見たら赤い月が輝いていた、といった経験は誰しもあるでしょう。何とも不吉な印象をもたらし、平時とのギャップもあって不気味に感じる人も多いでしょう。

赤い月は定期的に出現しているので、生活スタイル次第では頻繁に見ている人もいるでしょう。平時はあんなに綺麗な色をしている月が、どうしてこんな色に輝くのでしょうか。

今回は、赤い月にまつわる由来などとともに、理由と原因もあわせて紹介していきます。赤く輝く月が不思議で仕方ない人は、ぜひ目を通してください。

赤い月が不吉に思われる理由

そもそも赤く輝く月を見た印象として不吉だと感じるのには、以下の要素が考えられます。

普段と違う赤く輝く色

周知の通り、平時の月は少し黄色を帯びていたり青白かったりといった優しい色をしています。一日の終わりに日に綺麗な満月を見て癒される、といった経験は誰もが一度はあると思います。

そんな癒しの象徴の月が、突然赤く染まってしまいました。画像で比較してみるとわかりやすくなりますが、平時は優しい色で綺麗だった月が赤い色を発して輝いているギャップは一層月を不気味に映ることでしょう。

いつも以上に巨大なサイズに見える

赤く輝く月は、平時よりも巨大なサイズに見える事があります。比較的低い位置に存在している月が他の建物と比較されて、相対的に大きく見えている錯覚を引き起すためです。

そうでなくても、赤い月は平時と違ってあまり良い印象はありません。それが輪をかけて巨大なサイズとなれば、不気味さも比例して肥大していくものです。

これらの要因で、赤い月が不吉だと思う人も多いです。ところで、実際に赤い月が不吉だといわれ出したのはいつごろからなのでしょうか。


赤い月が不吉に思われ出したのはいつから?

赤い月が不吉の前触れだといった話の元は諸説存在しますが、一般的には聖書などに記載されていたものがきっかけと考えられています。

16世紀ごろの、旧約聖書や奇跡の書の一文には、赤い月の後に災害に見舞われた、といった記述が見られます。これらの文章がきっかけで、赤い月は不幸の前触れであるといわれてきたのかもしれません。

次は、赤い月がもたらすという不幸の内容について見ていきましょう。

赤い月がもたらすとされる不吉

赤い月の後には、以下の災いが発生するのではないかという話が数多く存在しています。

大災害の前兆

赤い月の後には大地震や火災、津波のような災害に見舞われるという話があります。自然の驚異はいつの時代も変わらないので、赤い月の直後にこれらの災害に見舞われた事で、これらの話ができた可能性が考えられます。

犯罪や事故が増える

自然災害のみならず、赤い月の夜には犯罪や事故なども増えるといわれています。これは科学的な根拠があるわけではないものの、赤い月を見て興奮してしまう事が要因だといわれています。

赤い月を見た時、平時より興奮するという人も多いのではないでしょうか。平時以上にテンションが上がり、犯罪に踏み切ってしまったり抑えがきかず事故を起こしたりすると懸念されています。

これだけ多くの言い伝えをもつ赤い月は、結局のところ赤く輝く原因は何なのでしょうか。

不吉さを覚える赤い月の原因は?

赤い月の要因は、主に以下の三つです。これらの原因と関連づける事で、上記の話が広まった理由も少しはわかってくるのではないでしょうか。

月の位置が低い

低い場所に月があると、月の光は大気の影響に強く左右されます。その時、青色の光は大気の影響で薄くなり、逆に赤い光は大気の影響をあまり受けないので見やすくなります。

そのため、平時の青色とは異なる、赤く輝く月になってしまうのです。低位置にあればあるほど赤色も強くなり、特に水平線や地平線付近の月はそういった傾向が強くなります。

大火事の際

一般的に火事の後は、大気の中にちりやほこりが増えます。そうなると青い光を通しにくくなってしまい、赤く輝く月となるのです。

つまりは大火事が起こった時は月が赤くなりやすいという訳です。昔の人が赤い月が災害の前触れと感じた所以はこの辺りが関係しているのかもしれません。

皆既日食の際

皆既日食の時は月に当たる太陽光は地球で遮られます。ですが、赤色は大気の影響を受けにくく、赤色の光のみが月を照らす事になります。

この月は赤黒い光を帯び、禍々しい輝きを放ちます。この現象はブラッドムーンともいわれ、皆既日食の不気味さと合わせてより一層不吉さが際立ったものとなってしまいます。

理由は様々ですが、一貫して原因は赤色の光が月を照らすためです。多数の条件が重なり、見えやすい色だけが見えているという訳です。

赤い月を見ると不幸になるというのは迷信である!

これまでの紹介からもわかるように、赤い月のメカニズムは科学的に解明されています。よって、結論から言えば赤い月を見ると不幸になるといった話は迷信と言えます。

それでも、赤い月が見られる頻度は比較的多いです。そのため、クリスマスなどの特別な日や、大きな災害のあった時に赤い月になっていたといった可能性は十分考えられるのです。

そういったタイミングで不気味な赤い月を見てしまっては、決して平常心ではいられないでしょう。不吉の前触れと言い伝えが広まるのも無理もない話なのかも知れません。

まとめ

昔から不吉を呼ぶと言い伝えられていた赤く輝く月ですが、メカニズムは科学的に解明されています。大気中に何らかの影響が出た際、比較的影響の小さい赤色の光が月を照らすことで赤く輝く月は発生します。

赤い月が不吉の前触れといった話は迷信ですが、真っ赤な月を目撃する機会はそれなりにあり、火災のような大災害の際にも同様です。昔の人が災いをもたらすと言い伝えても何ら不思議はないでしょう。

昔のように何も知らないうちは、赤い月に恐怖を感じてしまう事もあるでしょう。ですが、理由がわかってしまえば赤い月もいつもと違う月の側面という事で受け入れる事ができるのではないでしょうか。

今度赤い月を見かけたら、じっくり観察してみてはいかがでしょうか。不気味さの中に、いつもの月とはまた違った美しさを感じる事ができるかもしれません。