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はじめてのゲーム企画書の書き方!【就活生へ送る】

今回はゲーム会社を目指す就活生におくる「はじめてのゲーム企画書の書き方」を紹介していきます。今までにゲームを作成したことも企画書も書いたことがない人にも分かりやすく解説します。

 

ゲーム企画書を製作するための必要な機材は?

まずはゲーム企画書を作るために必要な機材を揃えましょう。とりあえずパソコンが必要ですが、新規に購入を考えている場合は、動作スピードでストレスを貯めないよう低スペックなパソコンは控えた方がいいでしょう。

次にゲーム企画書を製作するための必要な、定番ソフトウェアを3つ紹介していきましょう。

【1】Microsoft PowerPoint

このソフトは、企画書のレイアウトをする為の必須ソフトです。会社に入ってから

は企画書だけでなく、プレゼン資料の作成などにも使われる定番ソフトです。

【2】Photoshop Elements

画像の加工をする為のソフトです。企画書をクオリティーの高いものにするには画像加工が必須です。いつも自分で使用している画像加工ソフトがないのなら、Photoshop Elementsがお勧めです。

企画書作成をするのには十分な機能がありますし、会社で使う資料や仕様書作成などにも汎用的に使えます。使うことができれば大きな武器になります。

【3】ペンタブレット

ペンタブレットは画像編集時に力を発揮する便利なツールです。マウスでも操作は可能ですがかなり操作が大変です。パフォーマンスを考えたら絶対に持っていた方が便利です。

お勧めのペンタブレットは、ワコムの「Intuos ART」か「Intuos Comic」などです。

 

ゲーム企画書の基本

用紙サイズやページ数などゲーム企画書の基本的なところを見ていきましょう。

【1】用紙サイズ:A4の横で使用します。

パワーポイント使用時には、「デザイン」->「スライドサイズ」でA4を選択します。

【2】ページ数

就活の時に使用する企画書は、表紙込みで5ページ程度がよいでしょう。ページボリュームが多いとよく読んでもらえない場合があります。それよりも5ページ程度で内容の濃いものにした方がアピールできます。

【3】ゲーム企画書に貼る画像

公開しない個人的な就活に限って使用する画像なら版権についての心配はありません。自分の頭のイメージに近い画像を探して貼り付けましょう。画像は視覚的にアピールできる重要な要素です。

できるだけ企画書のイメージに近いもの探しましょう。なければPhotoshopを使って画像加工してイメージに近い画像を作りましょう。

【4】文字のサイズや色とフォント

文字のサイズや色とフォントは、見出しの種類や説明文なのかによって変えてきますが、多くは「大見出し」「中身だし」「説明文」の3つによって変えるのがスタンダードです。

これに「小見出し」を付けることもできますが、あまり細かく分類して、文字サイズを変えすぎると、散らかって見づらくなってしまいます。

基本例: 「大見出し」–>「中身だし」–>「説明文」

詳細例: 「大見出し」–>「中身だし」–>「小見出し」–>「説明文」

これらの分類を念頭に置いて、文字のサイズや色を考えていきましょう。

【5】ゲームのジャンル

何のジャンルでも構わないのですが、入社を希望している会社が得意としているジャンルを狙った方が就活には効果的でしょう。たとえばアクションゲームのリリースが多い会社に恋愛ゲームの企画書を出すのはリスクが高くなります。

 

ゲーム企画書の構成

ゲーム会社の採用担当者は忙しい仕事を持ちながら、並行して大量の企画書を見る必要に迫られます。そうなると細かくじっくりとは見てくれません。

重要なことはコンパクト(5ページ程度)に分かりやすくまとめること、画像なので興味を惹かせて最後まで読んでもらえるようにすることです。

【1】1ページ目は表紙になる。

1ページ目は当然表紙です。最初に採用担当者の最初に目に飛び込むのが表紙です。表紙によって企画書の第一印象が決まってしまうので最も気を使うところです。

採用担当者に中を見てみたいと思わせるために、画像を工夫してインパクトのある表紙を作り上げましょう。表紙でいかに興味を持ってもらえるかがカギになります。

【2】2ページ目にはゲームコンセプトを書く。

2ページ目にはゲーム企画の骨組みや方向性となるゲームコンセプトを書いていきましょう。このゲーム最大の面白い所や、斬新な部分などを紹介して、読む人に強い興味を抱かせるようにしましょう。

【3】3ページ目にはゲームの具体例を書く。

3ページ目は、2ページ目に紹介したゲームのコンセプトをゲーム上で具体的にどう表現するのかを説明していきます。どのようにゲーム上で表現するのか、どんな遊びができるのか、読む人にゲームをイメージさせる重要なところです。

読む人にゲームのイメージをさせる重要な部分なので、必要ならば2ページにまたがっても問題ありません。

【4】4ページ目にはゲームの画面や操作方法について書く。

ついに大詰めの段階にきました。ここでは実際にゲームをしている時のイメージ画面を載せていきます。また、その画面に対応するコントローラーの画面と操作方法を追記します。

この段階は、ゲームそのものの評価にダイレクトにつながるフェーズなので、その意識をもって丁寧にかつインパクトのあるものにしていきましょう。


「逆算の企画立案」で負けないゲーム企画書を作る

企画書をいくら丁寧に描き上げても、元になる企画そのものが面白くなかったら意味がありません。いちばん重要なことは負けない企画書を作る発想こそが重要であるということです。

そこで紹介したいのが「逆算の企画立案」で負けないゲーム企画書を作るということです。簡単にいうと負けるゲーム(ボツになるゲーム)とは、ゲームギミック優先で開発されるゲームのことです。

ゲームギミックとは、ゲームをする上での仕掛けやトリックなどの事をいいます。ゲームプランナーがに陥りがちなのは、ゲームギミックを優先しすぎて、開発しようとするゲームの目標やどんなユーザー層をターゲットにするのかを疎かにすることです。

重要なのはゲームギミックよりも先にどのような人に遊んでもらいたいのか、最終的な到達点はどこなのかという根幹となる部分を明確にしてから、ゲーム開発に入るべきなのです。

 

ゲーム企画の面白さとはとは?

ゲームを企画することの面白さは、自分の考えたイメージや想像の世界をゲームというバーチャルな世界で現実化できるところです。この世界を創造できたのはある意味で神だけです。

しかし、ゲームプランナーはまるで創造神のごとく、自分の想像した世界をゲーム上に構築できるのです。こんな面白い仕事が他にあるでしょうか。これこそゲーム企画の醍醐味です。

 

まとめ

この記事を参考にすれば、就活に必要なゲーム企画書作成のための基本的なノウハウを理解することが出来るでしょう。

ゲームは今や日本をはじめ世界的なブームになっています。eスポーツはもはやスポーツとしての認知もされ、今後はオリンピック能力の競技にも加わっていくという話さえあります。

プロのゲーマーも注目を集めるようになり、ゲーム業界はこれからの花形と言っていいでしょう。そんなかゲームプランナーは期待される重要な職業であり、まさに未来のゲーム業界を牽引していく存在です。

ゲーム企業の担当者を驚かすような斬新なゲーム企画書を書いて、あなたの夢を現実のものにしていきましょう。