香典の表書きでは夫婦連名にするのか悩みますが、一般的な表記の仕方を知ることで解消できます。
常識を知っておくことで悩まず表書きが書けるでしょう。
ここでは、一般的な常識や書き方などについて紹介します。簡潔に紹介していますので、すぐに悩みを解消できます。
香典の夫婦連名は常識外れ?
香典を夫婦連名にするのかと疑問を感じる人もいますが、連名は夫婦の参列でもマナー違反です。
その理由は香典は世帯単位で出すものだからです。そのため、表書きは世帯主の氏名だけを記入します。
ただ、受付での記帳では、夫の横に妻の名前も記入します。
夫婦連名なら香典にはどう書くの?
しかし、夫側ではなく妻側のお通夜や葬儀、定年退職前には夫婦共にお世話になった上司など、両方関係が深い時は連名で書いても大丈夫です。
この時には、香典袋の中央の上に「御霊前」と書き、その下に夫の氏名を書きます。左側に苗字は書かず妻の名前だけを書きます。
夫の代理で参列する時は、夫の氏名の左下に小さく「内」と記入します。
中袋の表には金額を書き、裏には住所や氏名を書きます。
夫婦連名の香典は二人分?
夫の氏名以外も書くと、お金も二人分になるのかと思う人もいるでしょう。
しかし、世帯ごとで用意するものなので、夫以外の氏名を書く時でも一人分を包みます。
ただ、お通夜や葬儀の後に会食する場合には、二人分の会食費用を加えて包みます。
夫婦が内縁関係でも香典を連名で書ける?
戸籍上夫婦でない人は、内縁関係でも連名しても良いかと不安を感じる人もいるかもしれません。
内縁関係でも、互いに夫婦として生活しているのですから、この場合でも夫婦として出しても問題はないでしょう。
夫婦連名にするかも大切ですが香典は気持ちも大切
夫の氏名以外も書くべきかは重要と感じる人もいるかもしれませんが、この香典は突然の出費に対して助け合いの気持ちで出すものです。
故人を悼み、遺族を慰めるためのものですから、どのように書くかは大きな問題ではありません。
一般常識や地域の習慣なども大切ですが、気持ちがこもっていれば、夫の氏名以外を書いたとしても良い香典となるでしょう。
まとめ
通常は、世帯主の氏名を書きますが、連名にしても常識外れとならないこともあります。
渡す側としてはマナーを守るべきですが、大切なのは気持ちです。
気持ちがこもっていれば、表書きがどのような形であれ、良い香典を渡すことができるでしょう。