小倉あんこは、なぜ「小倉」なのかと気になりますが、由来は諸説あります。
由来や他のあんことの違いを知ることで、今までとは違うあんこが楽しめるようになるでしょう。
ここでは、名前の由来、他のあんことの違いなどを紹介していますので、由来の疑問もすぐに解消できます。
小倉あんこの「小倉」の由来とは?
小倉あんこの名称はよく聞くけど、なぜ小倉がついているのかと、語源が気になりますが、これは、あんを作る時に使われる大納言と呼ばれる小豆、小倉山が関係しています。
小倉と聞くと北九州の小倉をイメージする人もいるでしょうが、京都の小倉山が由来です。
使われている大納言は、京都の小倉山周辺で栽培されたものが良品とされ、大納言を使ったあんこだから、「小倉あん」と呼ばれるとされています。
その他にも、この山は紅葉と鹿が有名で、小豆の粒が鹿の模様と似ているためなど、この山の名前が由来となって広まったようです。
通常のあんこと小倉あんは何が違うの?
通常のあんこには、粒餡(ツブアン)、潰し餡(ツブシアン)、漉し餡(コシアン)があります。
粒餡は、小豆の粒をつぶさないように作る、潰し餡は、外皮を取り除かずにすりつぶす、漉し餡は、裏ごしして外皮を取り除いたりと、作り方が異なります。
小倉あんも上記の三つのあんことは作り方が違い、蜜につけた大納言と呼ばれる小豆と、こしあんを混ぜて作ります。
大納言にこだわらず、つぶあんとこしあんを混ぜたものでもこの呼び方をすることがあります。
小倉あんの「小倉」の読み方は?
小倉あんを初めて聞いた、知った人は、読み方が分からない人もいるでしょう。
「こくら」とも読めますが、この時の読み方は「おぐら」と読みます。
京都の小倉山も「おぐらやま」と読むことからも、「こくら」ではなく「おぐら」と覚えておきましょう。
名古屋に行ったときには小倉あんを使ったトーストを楽しもう
名古屋グルメでは、みそかつ、手羽先、ひつまぶし、味噌煮込みうどんなどが知られていますが、小倉トーストも人気です。
このトーストは、トーストしたパンにバターを塗ってあんこをトッピングしたり、あんをトーストで挟んだりして楽しみます。
モーニングで食べる人が多いですが、ランチタイムになるとプリンやポテトチップス、ドリンクをセットにしたメニューが人気なところもあります。
名古屋の散歩途中で小腹が空いた時には、喫茶店に入って、このトーストを楽しんでみてはいかがでしょうか。
小倉あんこを使った料理を楽しもう
この小倉あんこは、自宅で作ることもできますし、ネット通販でも購入可能です。
小倉あんこを使って、自宅で小倉トーストを作るのも良いですし、おしるこやお団子、ケーキを作る際に活用することもできます。
通常のものとは作り方が違い、2種類のあんこを混ぜたことでいつもとは違う食感も楽しめます。
自宅でパーティーや宴会をするとき、子供のおやつを作るときには、小倉あんこを使った料理にチャレンジするのも良いでしょう。
まとめ
小倉(おぐら)あんこの「小倉」は、京都の小倉山が語源です。
通常のあんこには、粒餡(ツブアン)、潰し餡(ツブシアン)、漉し餡(コシアン)があり、それぞれで作り方が異なります。
このあんを使って、おしるこやお団子、ケーキなどを作ることができますし、名古屋では小倉トーストが有名です。
このあんを使うことで、いつもとは違った料理が楽しめるでしょう。