現代はお金の不安の時代です。貧富の差は拡大し、年金の将来もわからない状況で、人々は漠然とお金の心配ばかりをしています。この記事はそんなお金の心配が頭から離れない人のための5つの対策を紹介します。
なぜお金の不安を感じているのかを明確化にする
お金の不安と言っても、漠然とした将来の不安のようなものから、貯蓄ができないという具体的なものなど色々でしょう。そして不安が拡大していくのは対象となるお金の不安材料から目を背けようとするからです。
まず、あなたの感じているお金の不安は何なのか、自分で明確にすることが初めの一歩です。メモと鉛筆を用意して、現状でどんなお金の不安を感じているのかを出来るだけ具体的に、メモに全て書き出してみましょう。
具体的に書き出すと、不安の原因が実は意味のないものだったり、より具体的にお金の不安を感じる原因が分かって少し安心したりします。お金をの不安をなくす方法の第一歩は不安の原因を明確化することにあります。
意味のないお金の不安はやめる
お金の不安の原因に向き合うと、多くの不安が本当は意味のない不安である事が分かります。例えば漠然と老後の生活が不安であるとか、夫が病気になって会社をリストラされるんじゃないかと不安を感じているとかです。
意味がなく根拠のない不安は、不安神経症の初期症状でもあります。起こるかどうか分からない不安は気にしないことです。そして現実的な心配、例えば「貯蓄ができていない」というような不安に心を向けましょう。
どうしたらお金の不安がなくなるのか検討する
メモへの書き出しでお金の心配の原因が分かったら、具体的にどうしたらその不安がなくなるのかを検討しましょう。例えば「貯蓄が全くできていない」ことが不安の原因だったとしましょう。
そしたらまず月3万円の貯金をするには、家計の支出である固定費や変動費の中からどの項目をカットしたり、金額を押さえたらよいのか具体的に検討することです。
お金の不安をなくす具体的な行動をする
次に検討にもとづいて具体的な計画にして実行していきます。いくら考えても具体的に実行しなければ意味がありません。この実行の段階が最も大切です。なぜなら問題解決できない原因の多くは実行が伴わないからです。
<貯蓄月3万円へ達成に向けての実行計画例>
1.夫の月のおこずかいを5,000円減額
2.外食を減らして食費を月額5,000円減額
3.パチンコをやめて月額20,000円を捻出
上記の合計30,000円を月の貯金に回す。
お金の不安をなくす根本的な思考法
お金がない不安は、お金や経済に対する知識不足から生じることもあります。お金や経済の知識があれば、不安になるまえに論理的な分析や具体的な解決法が浮かぶからです。無知ほど不安な材料はありません。
お金に対する不安や心配がどうしても抜けない人は、思い切ってお金や経済の知識を学んだら良いのではないでしょうか。例えば思い切って家計管理のプロであるファイナンシャルプランナーの資格を取ってしまうのです。
そうなれば今度は他人のお金の悩みを解決する立場です。また、お金や経済の知識に詳しくなれば収入アップにも繋がります。最期に根本的にお金の悩みを解決する方法があります。それは考え方を変えることです。
お金を心配しすぎる人は、お金に依存しすぎているのです。お金がなければ幸せになれないと考えているのです。もちろん、お金がたくさんある方が生活が便利になり、美味しいものもたくさん食べられるでしょう。
しかし、たかがそれだけです。しかも金持ちで不幸な人はたくさんいます。幸福はお金ではかえません。お金は、最低限度の文化生活ができる程度あればいいのです。しかも、それは生活保護で国民に保障されています。
お金で悩むのはやめにしましょう。もっと楽しいことを考えて人は人生を生きるべきではないでしょうか。
まとめ
この記事では、お金に不安を感じている人が、どうしたらいいのかわからない時の対策を紹介しました。 どうしたらいいかわからないお金の不安を抱えたままにすると、生活自体が暗くなってしまいます。
そしてこの記事では、まず、不安の原因を明確にすること、そして根拠のない不安は頭から排除して、現実的な問題にフォーカスして解決するための、具体的な行動をとることが重要であることを紹介しました。
また、根本的な解決方法としてお金や経済の知識を深めることと、「お金があれば幸福である」という固定観念を払拭することを提案しました。この記事がお金に対する不安をもつ人に少しでも参考になれば嬉しいです。