うっかりタクシーに忘れ物をした!けどどのタクシー会社を使ったかわからないという経験はありませんか。どこに連絡したらいいか分からなければ、対処のしようもありません。
利用するタクシー会社に拘っている人は少ないでしょうし、タクシーを利用する際はお酒が入っている場合も多いです。そのため万が一タクシーに忘れ物をしてしまうとこのような事態になりやすいと言えます。
仕事帰りにタクシーを使い、大切な書類を忘れてしまったといった事になったら大変です。どうやって自分の乗ったタクシーを突き止めればいいのでしょうか。
今回は、忘れ物をしたタクシー会社が分からない場合の対処方法や、このような事態になりやすい場面を紹介します。普段から仕事でタクシーを利用する人は一度目を通しておくといいでしょう。
タクシーに忘れ物をしたが会社がわからない時の対応(初動編)
忘れ物に気づいたとき最初にすべき事はタクシー会社への連絡ではなく、何を忘れたのかを確認し、貴重品が含まれていれば個別に対処することです。これらは何よりも最優先で行った方がいいです。
例えば携帯電話を忘れたのであれば、携帯電話会社に連絡をとり遠隔操作でロックしてもらう事ができます。財布を忘れた際はクレジットカードやその他電子マネーカードを会社に連絡し止めてもらいましょう。
タクシー側が気づいて保管してくれていればいいですが、運が悪いと次に乗ったお客が持ち去っている可能性もあります。大事に至る前に被害を防ぐという意味でも、これらの事を最優先してください。
それらがすべて終了したら、いよいよ乗ったタクシー会社を特定します。
タクシーに忘れ物をしたが会社がわからない時の対応(特定編)
タクシー会社を特定するためには、以下のものが役立ちます。一つでもヒットすれば会社を特定できるので、すぐに確認してみてください。
領収書
いわずもがな、タクシーを利用した際の領収書があれば、タクシー会社の特定は容易です。会社名や乗った日付が書かれているので、忘れ物をしたと思われる日の領収書を探してみましょう。
カード履歴
クレジットで決済を行った場合、クレジットの使用履歴が残ります。ですからクレジット会社に問い合わせを行えば、どこのタクシー会社を利用したか確認することができるのです。
乗り合わせた場所
実際にタクシーに乗った場所に行けば、同じ会社のタクシーが停まっている可能性があります。お店でタクシーを呼んでもらった場合には、お店の人に確認してみると呼んだタクシーがわかるかもしれません。
ロゴマーク
色やロゴマークなどを覚えている場合は、インターネットで検索することで特定できます。タクシーのロゴ、のようなワードで検索すればすぐに一覧が表示されます。
大抵の場合はどれかしらの方法が引っかかるはずです。ですがこれらの方法でも特定ができなかった場合には、乗ったタクシー会社、または忘れ物が特定できそうな場所に連絡することになります。
タクシーに忘れ物をしたが会社がわからない時の対応(連絡編)
どうしてもタクシー会社が分からない場合は、以下の所に連絡を取りましょう。
タクシー協会
各都道府県ごとにタクシー協会、または個人タクシー協会というものがあります。その地区を走るタクシーは全てそこで管理されており、連絡することで自分の乗ったタクシーを調べてもらう事ができるのです。
問い合わせをする際には
- 乗った日付
- 移動区間
- 乗ったタクシーの特徴
- 名前、連絡先
- 忘れたものの詳細
これらの情報を伝えましょう。後は協会側で問い合わせを行い、忘れ物があれば連絡を貰えるでしょう。
警察
第三者がタクシーから持ち去り、落とし物として届け出られている可能性もあります。ですから念のため警察にも問い合わせをしておきましょう。
タクシー協会で見つからなかった場合、警察で見つかる確率は非常に低いでしょう。ですが中身を取られた財布やカバンだけが捨てられているケースもあるので、僅かでも確立を上げるために必ず連絡してください。
タクシーに忘れ物をしやすく、且つ会社がわからない場面
タクシー内に忘れ物をし、なおかつタクシー会社が分からないという事態になりやすいのは以下の場面です。これらの時はいつも以上に忘れ物に注意しましょう。
夜間での利用
夜中はタクシー内も薄暗く、ポケットから財布や携帯が落ちても気づかない可能性もあります。降りる前に一度車内やポケットを確認し、忘れ物がないか入念にチェックしてください。
飲み会の帰り
会社で飲み会があり、その帰りにタクシーを使った場合は要注意です。特に泥酔状態では注意力散漫なうえ正常な行動もできず、大事なものを忘れてしまう可能性が高いです。
貴重品は肌身離さず持ち、万が一の事があってもすぐに連絡できるようタクシー会社名だけでもどこかにメモを取っておくといいでしょう。そこまでやって初めて飲み会の備えは万全と言えます。
会社はわからないが、タクシーでした忘れ物の行き先はわかる!
タクシー会社で忘れ物を発見した際、それらの行き先は決まっています。ですから乗ったタクシーが分からなくても、そちらに問い合わせをすることで忘れ物を発見できる可能性があります。
法人タクシー
法人タクシーでの忘れ物は事業所に保管されます。一つの所にまとめて保管されているので、自分の乗ったタクシーが特定できなくても忘れ物を発見できるかもしれません。
個人タクシー
個人タクシーの場合は忘れ物は交番に届けられます。警察署に連絡することも大事ですが、最寄りの交番に落とし物の確認をすることで迅速に忘れ物を発見できる可能性があります。
これらはあくまでタクシー側で忘れ物を発見した場合に限り、他の乗客が持ち去った場合には当然見つかりはしません。あくまで上で紹介した手順が基本であり、こちらは裏技のようなものだと思ってください。
まとめ
タクシーに忘れ物をした際は、何よりも最初にカード類や携帯電話の停止を行います。その後タクシー会社の特定に移りましょう。
タクシー会社を特定する方法としては、領収書やカード履歴、乗った場所やロゴを頼りにするとよいです。それでも分からなければタクシー協会に問い合わせをして照会してもらいましょう。
また、他の乗客が持ち去った可能性もあるので警察への連絡も忘れないでください。気付いた時には大惨事になっている可能性もあるので気を付けてください。
特に大事なものの忘れ物に気づいた時はつい焦ってしまい冷静な判断ができなくなります。しかし慌てずに、今回紹介した行動を徹底することで、少しでも忘れ物が返ってくる確立をあげる事が大切なのです。