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革靴をうまく手入れして傷を目立たなくするための方法とは?

Leather shoes

革靴を日常的に手入れしている人は多いと思いますが、その時に傷を見つけ、対処に悩んだ人もいるでしょう。靴の傷は目立つものも多く、放っておくわけにはいきません。

靴屋さんに修理をお願いするのも手ですが、お金もかかりますし、すぐに履きたい時には間に合わない事もあるかもしれません。どうにかして家で処置ができれば、これらの問題点も解決できます。

そこで今回は、一人でできる靴の傷への対処をまとめました。近々履く予定のある靴の傷をすぐなんとかしたい人は、ぜひ目を通してください。



革靴を手入れして傷を目立たなく出来る?

結論から言えば、傷のついた靴は家庭で適切な処置で、限りなく傷を見えにくくできます。傷そのものを消し去る事はできませんが、まるでもともとなかったかのように見せる事は可能です。

靴はどうしても傷が発生しやすく、その傷の内容も多種多様です。傷に応じた対処を行えば、遠目にはまるで新品のように見せる事もむずかしくありません。

まずは、靴についた傷がどんな種類で、どんな処置を施す必要があるのかを知る必事が大切です。



革靴を手入れして目立たなくなる傷の種類

傷にもいくつか種類があり、よく発生する傷としては以下の種類が主です。

擦り傷

靴に最も多い傷です。浅い傷なら軽い跡程度ですが、深いものは表面が削れ、手触りも悪くなってしまいます。

えぐれ

つま先などを強打してしまった際に出来る傷です。革が部分的にはがれたように見えるため、放っておくと非常に見栄えが悪くなるのが特徴です。

へこみ

つま先などの固い部分に強い力が加わった際にできます。光沢に明らかな変化が出て見た目以上に目立ってしまうので、早急な補修が求められます。

ほとんどの場合、靴の傷といえばこれら三つのどれかです。では、実際に傷がついてしまった際にそれを見えにくく修理する方法を見ていきましょう。



革靴を手入れして傷を目立たなくする方法

傷毎の修理の方法としては、以下の手順を踏んでください。

擦り傷

浅ければ、ブラシとアドカラーをはじめとした補色クリームが役立ちます。

①ブラシで汚れを落とす
②クリームを塗ってブラシで伸ばす
③布でふき取る

これだけでも遠目には全く傷が分からなくなるので、軽い傷にはおススメの方法です。

深い傷は補色のみでは不足で、削って表面を整えましょう。上記のアイテムに加えて、削るためのサンドペーパーも用意しましょう。

①サンドペーパーを使い凹凸を削る
②ブラシで汚れをふき取る
③補色クリームを塗る
④布でふき取る

傷の凹凸が残ったままだと綺麗に仕上がりませんし、遠目からでもよくわかるので注意しましょう。

えぐれ

補修クリームで傷を埋めた上で、擦り傷と同じような対処をするのが一般的です。

①傷を埋める
②サンドペーパーで凹凸をなくす
③汚れをふき取る
④補色クリームを塗る
⑤不要なクリームはふき取る

傷を埋めるのに少し時間がかかりますが、凹凸をなくせば、あとは擦り傷の時と同様に補修できます。

へこみ

補修材などでは修理が難しいので、ハンマーなどを使って直接叩いて直すのが効果的です。その際は別の所をへこませないよう、シューキーパーを用意しておくと無駄なく作業できます。

①シューキーパーで形を整える
②濡らすことで靴への負担を和らげる
③叩いてへこみを直す

他の処置とは勝手が違いますが、力加減をうまくすればへこみが治ってほとんど傷がどこにあったか分からなくなります。叩くのは市販のハンマーでいいので、ぜひチャレンジしてみてください。



革靴を手入れして傷を目立たなくする道具

上記で紹介した道具の他に、以下のような道具を用意しておくとよりきれいに仕上げる事ができます。

コバインク

皮靴の表面と同様、コバ周辺も傷がつきます。そういった部分は、コバインクを使って補色をすることでより傷が見えにくくなります。

注意点として、コバインクには本革用のものと合成革用があります。自分の靴がどちらなのか確認しておきましょう。

馬毛ブラシ

ペネトレィトブラシとも言い、お手入れ前の汚れ落としには勿論、クリームを綺麗に塗るのにも一役買います。汚れ落とし用とクリーム用に二つ持っておくといいでしょう。

これらは必須道具というほどではありませんが、あるとよりきれいに仕上げられるので、できれば準備しておきましょう。



革靴の手入れで傷は消せないが目立たなくすることはできる

今回紹介した内容は、どれも傷そのものを消すわけではなく、傷を限りなく目立ちにくくする方法です。家庭でのお手入れでは傷を消すのは難しく、本当に傷を消したければ専門店にもっていくのが間違いありません。

ですが、傷にあった補修を行う事で傷を見えにくくする事自体は容易です。他人の靴をまじまじと見る機会はあまりないですし、多くの場合は今回の補修方法で十分な場合がほとんどです。

道具も安価であり入手も容易なので、革靴を常用する人は常に常備しておくといざという時にすぐ処置ができるためお勧めです。



まとめ

革靴の傷は家庭での補修で消すことは難しいですが、目立ちにくくする事自体は容易です。靴の傷は擦れやへこみなど多様な種類があり、傷に応じた補修が大切です。

補修の際は、汚れ落としと補修用クリームを準備します。深い擦れの処置にはサンドペーパーも必要ですし、必要に応じでブラシやコバインクなども使っていきましょう。

適切な補修を行えば、外からまじまじと見ない限り傷が分からないくらいの補修も可能です。他人の靴をじっくり見る人はすくないので、軽い傷なら自宅で補修してしまった方が費用が掛からずおススメです。

革靴の補修と言うと専門の技術が必要な気がしますが、少量の道具と正しい手順さえ知っていれば誰でもできます。お気に入りの靴を長く使えるよう、今回紹介した内容を参考に補修してみましょう。



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