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検品とはどんなお仕事?作業内容やコツを紹介!

検品とは、物流に関わるパートやアルバイトで定番ともいえるお仕事です。誰でもこなせる仕事としても有名で、仕事に迷ったらこの仕事を選んでおけば間違いないといえます。

とはいえ、何も知らない初心者の人からすれば、本当に自分でも出来るのか不安に思うのも当然です。それなら仕事を始める前に最低限の知識を頭に入れておけば、スムーズに仕事に取り掛かる事も可能です。

今回は、検品の仕事内容、求められる能力や作業のコツについて紹介していきます。これから検品の仕事を始めようと思っている人は、一度目を通しておくとより効率的に動けるはずです。



検品とはどんな仕事?

検品作業とは一言でいうと、製造された製品の異常を確かめる作業の事です。基本的には次々流れてくる製品を確認し、通常と異なる点を点検するのが主な業務内容です。

ご存知の通り、大量生産品は多くのものが全自動で作成されています。機会は寸分たがわぬ動きをくり返しているように見えますが、実はほんの少しの誤差から製品の製造工程に異常をきたします。

そういった通常の製品と異なったものが市場に出回らないよう工場の中で確認するのが、仕事の意味なのです。現状では機械がどれだけ進歩しても、最終確認は人間の手で行った方が確実という訳です。

では検品とは製品のどこを見るのか見ていきましょう。



職種別の検品とはどんな内容?

基本的に検品のやり方はすべてを隅々まで確認するのではなく、製品によって確認する部分がある程度決まってきます。アルバイトやパートが行うレベルの検品に求められる作業内容は、大きく分けて以下の3点です。

不良品仕分け

正常な製品でないものを見つける作業です。主に色や形が異なっていたり、破損品などを確かめます。割れたり型崩れが多いお菓子メーカーでの検品で主に行われます。

混入検品

本来の製品にあってはならないものが紛れ込んでいないかチェックする作業です。前述のお菓子メーカーでは種類の違うお菓子を、アパレルメーカーであれば縫い針などを探し出します。

動作検品

製品が企画書通りの動作を行うかチェックする作業です。機械を扱うメーカーに多く、想定通りの動作をするか、正しく起動するかを確かめるのが主な作業内容です。

基本的に検品の仕事では、これらの内いずれか、若しくはすべてを確認することとなります。検品内容はライン毎に決まっている場合が多く、すべてを一度に検品することはありませんので安心してください。



仕事としての検品とはどんなメリット、デメリットがある?

それでは検品の仕事ってどんなメリット、デメリットがあるのかご説明しましょう。

メリット

誰でも作業可能

検品の仕事はひたすら指示通りに作業するだけなので特別な資格を必要とせず、優れた能力も必要ありません。アドリブ力も使わないので、誰でも安心して始められる仕事と言えます。

体力を使わない

検品は細かい手作業が主になるので、力仕事は一切行いません。体力の無さに悩んでいる人や体の弱い人でも無理なく働くことができるのです。

自分のペースで働ける

基本的に検品の仕事はシフトを組んで行います。ですから自分の働きたい時に働く事ができ、自分のライフスタイルに合わせた働き方が可能です。

デメリット

足への負担がかかる

力仕事こそしませんが、長時間立ちっぱなしの作業になる事が多いので下半身はそれなりに疲労がたまりやすいです。特に姿勢の悪い人には辛い仕事になるかもしれません。

単純作業が続く

ずっと同じ作業を長時間繰り返すことになるので集中力が必要になります。また、刺激の少ない仕事を苦痛と感じる人にとってはかなり大変な仕事と言えるかもしれません。



検品とはどんな人に向いているか

以上を踏まえた上で、この仕事に向いている人の特徴を紹介していきます。

手際のいい人

この仕事は一日に数多くの製品をチェックします。自分以外の従業員と連携することもあり、手際のいい人はスムーズに仕事を進められるので重宝します。

単純作業が得意な人

刺激の少ない単純作業は辛い人には辛いですが、苦にならない人にとっては何も考えなくていいので楽な仕事と言えます。よって長時間の単純作業も平気な人は検品に向いています。



検品とはルーティン化が大切な仕事である

最後に、検品の仕事をする上で最も大切なものを紹介します。それは、作業内容をルーチンワーク化し、頭で考えなくても同じ作業が可能になる事です。

検品の順序や場所は製品ごとに決められています。ですからその順番を頭を使うのではなく流れ作業で出来るようにすることで、作業効率が上がるとともに、自身への負担も軽減されます。

考える必要がある一般的な仕事ではルーティン化は使えませんが、単純作業が続く検品作業であればいくらでも動作をルーティン化することができます。ミスも減るはずなので、最適なルーティンを考えて見て下さい。



まとめ

検品とは、作られた製品の異常を確認する作業の事です。工場で大呂生産された製品には稀に異常品が紛れ込む事があるので、それを市場に出回らせないために検品の作業が必要なのです。

作業内容は大きく分けて、不良品を見つける不良品仕分け、製品以外のものが紛れ込んでいないか確認する混入検品、製品が正しい動作をするか確認する作動検品の3つに別れます。

検品は単純作業が延々と続くので、集中力のある人や、手際のいい人が向いています。作業内容には一切のアドリブは必要なく、作業をルーティン化することでより効率的に仕事を進める事ができるはずです。

忍耐力が必要な仕事とは言いましたが、作業自体は誰もが出来る仕事というのはやはり魅力的です。余計な事を考えず、仕事に没頭したい人にもお勧めな仕事と言えるでしょう。

今回紹介した内容を参考に、これから検品の仕事をする際は、指示からそれない範囲で自分のやりやすい方法を模索してみましょう。しっくりくるやり方が決まれば、その後はとても簡単な仕事になるはずです。