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残暑の候の意味とは?時候の挨拶で手紙を書こう!

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残暑の候の意味とは?時候の挨拶で手紙を書こう!

残暑の候の意味が分からない人も多いようですが、この気候の挨拶は立秋の頃によく使われます。

気候の挨拶の意味を知ることで相手からの気持も理解しやすくなりますし、相手への心遣いができる手紙を書くこともできるでしょう。

ここでは、残暑の候の読み方や意味、使うタイミングや例文、手紙を書く魅力について解説します。

すぐに読める内容なので、残暑の候の意味を知りたい、今まで手紙をあまり書いたことがないけど手紙を書いてみたいと考えている人はぜひ参考にしてください。

 

残暑の候の読み方や意味

残暑の候は「ざんしょのこう」と読み、特別難しい読み方ではありません。

「候」には季節や気候という意味があり、残暑の候は「立秋を過ぎても真夏のような暑さが残る」、「秋なのに夏のように暑い」というような意味があります。

同じような意味のある気候の挨拶には、「暮夏の候」、「向秋の候」、「晩夏の候」などがあります。

この言葉を適切なタイミングで使うことで、手紙を送る相手と共感しやすくなり、送る相手にも良い印象を与えることができるでしょう。

 

あなたは残暑の候の使うタイミングを知っていましたか?

この言葉には「立秋を過ぎても真夏のような暑さが残る」という意味があることから、使い始めは立秋(8/7)を過ぎてからです。

使い終わりが気になるところですが、白露(9/7)までです。

手紙を送るタイミングが立秋~白露までなら、この言葉を使って書いてみましょう。

 

残暑の候を使った例文

書き出しは、頭語を書いた後に、時候の挨拶として「残暑の候」と書いて挨拶をします。

頭語とは、「拝啓」、「拝呈」などので、一般的に手紙ではこの頭語から始まります。

例文としては、「拝啓 残暑の頃、立秋をすぎても、なお厳しい暑さが続いております。」という内容を書きます。

手紙では、冒頭と対になる結びがあり、結びでは、手紙を送る相手の体調を気遣う言葉と結語を書きます。

手紙では頭語で始まると結語で終わるという決まりがあり、拝啓を頭語とした場合には、結語は敬具です。

相手の体調などに気遣う、幸せを祈る言葉を書いて結語で終わります。

例文としては「残暑の折、くれぐれもご自愛ください。 敬具」という内容です。

頭語は縦書きでも横書きでも改行なしで書くことがありますが、結語は縦書きなら改行をしてひだり側に、横書きなら改行をしてみぎ側に書きます。

 

残暑の候を使った手紙の頭語は「拝啓」以外にもあるの?

一般的な手紙での頭語では「拝啓」が良く使われていますが、その他の頭語を使ってみたい人もいるでしょう。

この頭語は、手紙を送る相手との関係、手紙の内容によって異なります。

目上の人に手紙を送る時によく使われている頭語が「謹啓」、結語は「謹言」です。

親しい人へのお詫びの手紙やお見舞いの手紙では、頭語が「前略」、結語が「草々」が良く使われています。

返信の手紙では、頭語が「拝復」、頭語が「敬具」です。

このように、残暑の候を使った手紙を書くときには、手紙を送る相手、手紙の内容によって使い分けることが大切です。

 

残暑の候を使った手紙を色々な人に送ってみよう

連絡したいことがあれば、メールや電話などでも済ませることができることから、手紙を書く機会が減っていると感じる人もいるでしょう。

相手を気遣うにしても電話やメールで確認すればいいと思う人もいるかもしれませんが、手紙だからこそ気持ちが伝わりやすかったり温かさを感じたりすることがあります。

暑中見舞いのハガキをもらって、何度も読み返したり、温かい気持ちになったりした経験をした人も多いことでしょう。

手紙を書くことはそんな気持ちを相手に与えることができて、良い関係を築くことにもなります。

書き慣れないうちは、面等、少し恥ずかしいと感じるかもしれませんが、何度も書くことでそんな気持ちもなくなり、手紙を書くことが楽しく感じることでしょう。

手紙を書きなれていない人は、まずは身近な人から「残暑の候」の気候の挨拶を使った手紙を送ってみましょう。

 

まとめ

残暑の候は、立秋になっても夏の暑さが残っている時の気候の挨拶として使われる言葉です。

使うタイミングを知る、この言葉に合った季語を使うことで、今の季節に合った挨拶をすることができます。

普段手紙の書かない人でも、手紙の書き方を知ることで手紙を送ってみたいと思ったのではないでしょうか。

手紙を書くことは、大切な人に自分の気持を素直に伝えることができて人間関係を良好に保つためにも有効な手段です。

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