電気工事に欠かせない資格である第二種電気工事士の勉強法について解説します。
電気工事を仕事にする場合は絶対に必要な資格であり、試験内容も筆記と実技に分かれています。
今回は特に筆記試験の勉強方法について、いくつかの視点から解説していますので、参考にしてください。
第二種電気工事士の勉強方法は?
第二種電気工事士の勉強方法ですが、必要となるのは筆記試験です。技能試験については後ほど解説しますが、暗記などが必要になるものではありません。
筆記試験の内容は、マークシート方式で60点を超えると合格です。具体的な内容は以下のとおりです。
- 電気に関する基礎理論
- 配電理論および配線設計
- 電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料および工具
- 電気工事の施工方法
- 一般用電気工作物の検査方法
- 配線図
- 一般用電気工作物の保安に関する法令
勉強方法としては、とにかく過去問が重要です。出題範囲はそれほど変わらないので、過去問を数多く解いて試験問題に慣れていきましょう。
第二種電気工事士の勉強方法・独学では?
第2種電気工事士勉強法としておすすめしたいのは、独学です。試験問題は暗記すれば解けるものが多いので、時間を掛ければ問題ありません。
計算問題もありますが、全部解けなければ駄目ということはないので安心してください。よく出題される分野もあるので、そこを押さえれば効率よく得点できるわけです。
工具、測定器、器具などの写真、名称、用途に関するものや、配線図の図記号に関する問題はよく出題され、問題数も多いのでまずはそこから勉強してみましょう。
第二種電気工事士の勉強方法・注意点は?
電気工事士資格勉強を独学で進めるのに重要なのは、内容の充実した参考書と、過去問をどう解いていくかです。闇雲に全部記憶しようとせず、出題頻度の高いものから確実に得点できるように仕上げていきましょう。
ボーダーラインは60点と言われていますが、そこを目指してはいけません。過去問を何度も解いて100点に近づけることが大事です。
過去問は模擬試験のようなものですから、そこで60点近くしか得点できないのは本試験に不安を残します。電気の勉強というと取っ付きにくいと思うかもしれませんが、第二種電気工事士の場合は暗記が主なので時間を掛ければ大丈夫です。
第二種電気工事士の勉強方法・通信講座は有効か?
第二種電気工事士の勉強方法として、通信講座の有効性を解説します。まず、通信講座はお金を取って販売しているので、教材は良いものと言えます。
ただ、試験の難易度を考えると独学でも合格は可能です。自分で教材を選んで勉強することができるのなら、まずは独学でやってみるのがおすすめです。
逆に自分で教材を選ぶのが不安だったり、ついつい怠けてしまうというのであれば通信講座を利用するのも一つの方法です。自分で教材を購入するよりも高い金額を払うので、より真剣になれます。
どの方法でもきちんと勉強しなければ合格しないので、より自分に合う方法を見つけるのが大事です。
第二種電気工事士の技能試験の勉強方法は?
第二種電気工事士の試験は、筆記試験と技能試験があります。筆記試験に合格すれば、技能試験に進み、両方の合格で晴れて資格取得となります。
技能試験は、制限時間内でルールに従い製作をします。勉強方法としては、参考書に書いてある候補問題を確認し、練習するのみです。
必要な工具は単品でもいいですが、試験用の工具セットも販売されているので好きな方を選びましょう。材料についても、材料セットが販売されているのでそちらを購入するのがお勧めです。
技能試験に重要なのは、単線図を複線図に直すことです。単線図では電線の接続が分かりませんので、これを覚えなければ技能試験には合格できません。
筆記試験から技能試験までの期間は2ヶ月なので、筆記の勉強を始める際に技能試験に必要になる部分を押さえておく必要があります。そこを間違えていると、技能試験の練習に影響します。
繰り返し練習し、本番で緊張しないようにするには、筆記試験の知識も重要です。電気工事の知識は実際の仕事に使うので、暗記したものを工事に生かすという面もあるのです。
まとめ
第二種電気工事士の勉強方法としては、独学でも特に問題はありません。筆記試験で覚える知識は、技能試験やその後の仕事で活用するものだと意識しましょう。
電気工事は資格がなければできません。それだけ、専門的な知識が必要だということです。
試験日に合わせて、スケジュールを組んでしっかりと勉強しましょう。