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カニとクモは同じ種類?噂の真相を知って正しく理解しよう!

カニとクモは同じ種類という噂を聞いて、本当なのかと疑問を感じますが、噂には理由があります。

理由を理解することで、正しい情報を身につけることにもつながるでしょう。

ここでは、蜘蛛と蟹は同じ仲間なのか、なぜ噂が広がったのかなどについて紹介していますので、すぐに疑問も解消できるでしょう。

 


カニとクモは同じ仲間?

カニとクモは、同類と聞いたことがあるけど、本当なのかと疑問を感じている人も多いことでしょう。ネットの掲示板サイトでも「同類とは本当ですか?」という質問をしている人もいます。

これは、「どの範囲で仲間と定義するかによって異なる」という回答がされています。

節足動物の範囲なら同じ種類ですが、さらに細かく分類すれば、クモは「鋏角亜門」、カニは「甲殻亜門」なので、全く別の種類とも考えられます。

 


カニとクモでは生態や見た目も全く違う

クモは陸上で生活し、カニと比べて足の数や体の柔らかさも、カニとは大きく異なります。

また、カニの目は2個しかありませんが、クモは視力が弱いですが八つの単眼がありますし、カニは糸が出せませんが、クモは糸を出すことができます。

同じ節足動物ですが、生態や見た目に大きな違いがあり、同じ種類と考えるのはかなり無理があるでしょう。

 


カニとクモは同じ仲間という噂がなぜ広がったのか?

噂が広まった原因としてカブトガニをあげる人がいます。

カブトガニは、剣尾類のカブトガニ科で、カニ科ではなくて、クモに近いです。

あくまでもクモ科ではないですが、カニという名称がついているカブトガニがクモに近い生物なので、同じ種類という噂が広まったと考えられます。

 


カニとクモの祖先は同じ

カニが進化してクモになったと思っていた人もいるかもしれませんが、元となる祖先は同じで、一つの生物からカニとクモに進化し、エビや昆虫も誕生したと考えられています。

見た目からも、とても同じ種類だとは思えませんが、もとをたどれば、一つの生物に結びつきます。

 


問題タラバガニハはカニではなく何の仲間?もしかしてクモ?

タラバガニはカニの仲間だと思っている人も多いかもしれませんが、カニじゃないです。

ヤドカリ科目タラバガニかに分類され、カニではなくヤドカリの仲間です。

見た目は金によく似ていますが、ズワイガニであれば足が10本ですが、タラバガニは8本しかありません。

このように、生態や見た目が同じような生物でも、違う種類のケースもあります。

ちなみに、ズワイガニはクモの仲間ではありませんが、エビ目クモガニ科に属します。

 


まとめ

この生き物は、節足動物ですが、見た目や生態からも、同じ種類として位置づけをするのは難しいです。

カブトガニはかによりもクモに近い生物、祖先は同じ生物などの理由から、同類として噂が広がったという考えもあります。

タラバガニのように、見た目はカニと同じですが、別の種類の生物とされているケースもあり、見た目だけで同じ種類とも判断はできません。

噂を聞いても、自分で調べると、正しい情報を身につけることにもつながります。