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薬剤師になるには?必要な能力と今後の薬剤師の未来

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薬剤師になるには?薬剤師とはどのような職業なのか?近年、薬剤師という職に注目が集まり、薬剤師になるにはどうすれば良いのか?といった情報に溢れています。薬剤師になるにはまず国家資格が必要です。

人命を扱う誇り高い薬剤師という職業に携わりたい方々のため、ここでは改めて、薬剤師になるその方法、また薬剤師の業務の種類、そして薬剤師の今後の未来など、3つの観点で薬剤師を分析していくことにしましょう。

 

薬剤師とはどのような職か?

健康の維持のため、病気の治療のために、私たちは薬を使ってきました。通常薬は町の薬局などで購入したり、病院などにかかって薬をもらったりします。

このような薬は製薬会社で製作され、医療機関などに渡り、最終的に消費者の手に渡ります。その過程で、専門的な立場から関与しているのが薬剤師です。

(それら薬剤師を監修監理する、『管理薬剤師』という立場もあります。また調剤はできないが、ドラッグストアなどで医薬品を販売することを専門とした『登録販売者』という立場もあります。)

社団法人 日本薬剤師会 薬剤師倫理規定ではこのように規定されています。

『薬剤師は、国民の信託により、憲法及び法令に基づき、医療の担い手として、 人権の中で最も基本的な生命及び生存に関する権利を守る責務を担っている。』

このことから、薬剤師とは人命に関わる責任の重い、患者の治療や人々の健康に貢献できる、非常にやりがいのある仕事であることが分かります。(また給料や年収が比較的良い傾向にあることも、その人気の秘訣です。)

薬剤師の主な業務は、病院・薬局・診療所などに勤務し、医師が出す処方箋に基づき調剤・服薬指導を行うことです。

また、患者とのコミュニケーション、また新たな医薬品に関する知識もどんどん吸収していかなければなりません。

薬剤師の男女比率として、厚生労働省の調査※によると、全国の薬剤師の数は276,517人と言われています。男女比では男性39.1%、女性60.9%と女性が多い傾向にあります。

多様な働き方を求められることや、職場の環境も選べることもあり、女性に人気の職種となっているようです。

 

薬剤師になるために必要はこと

薬剤師になるためには国家資格が必要です。資格を有するには、高校卒業、薬学部のある6年制の専門の学校(大学)を卒業した後、薬剤師国家試験に合格する必要があります。

大学では医薬品の基本構造機能・病態生理・薬物療法・衛生化学などの知識を学び、基礎を身につけます。高学年では、病院などで半年間の実務実習を受ける必要があります。その後卒業研究に取りかかるのが通常です。

それらが終了して初めて、国家試験の受験資格を得ることができ、初めて国家試験を受けることができるのです。(4年制の大学の場合は、2年間大学院に進学しなければ、国家試験の受験資格を得ることができません。)

 

実務演習と薬学共用試験の必要性

5年生次以降の実務実習は、病院または薬局などの医療現場で行われます。実際の患者と接するため、一定のレベルの知識・技能が必要となります。

実際の医療関係の現場で、経験豊富な薬剤師の監修の下、薬剤師として求められる知識・技能を身につけ、医療の担い手としての倫理観・使命感を学ぶことを目指しています。

その為、薬剤師資格を持たない薬学生が実務演習を行うには、薬剤師としての知識・技能が一定水準あるかを保証する必要があります。

それらを評価する『薬学共用試験』というものが全国共通で実施されており、この試験に合格しなければ、実務演習に参加することはできません。

『薬学共用試験』は、以下2種類あり、そのどちらにも合格する必要があります。

  1. CBT(Computer-Based Testing) は、主に知識を評価する客観試験で、パソコンを使い受験します。
  2. OSCE (Objective Structured Clinical Examination)は実技を通し技能態度を評価する客観的臨床能力試験。模擬患者を相手にしたシュミレーションが行われます。

そして薬剤師国家試験を受験する

薬剤師国家試験は薬剤師養成課程を6年間修了したあと、年1回2月下旬から3月上旬の2日間にわたり実施されます。

この試験は必須問題・一般問題(薬学理論問題・薬学実践問題)に分かれており、マークシート形式の出題となっています。

会場は全国の大都市で開催され、東京、大阪ほか、北海道、宮城県、石川県、愛知県、広島県、徳島県、福岡県にて行われるのか一般的です。(会場はその年によって変更される場合もあります)

薬剤に関する「物理・化学・生物」「衛生」や「薬理」「薬剤」のほか、「法規・制度・倫理」などの分野から、出題されます。

 

薬剤師に適正がある人物とは?

薬剤師に適正がある人物像とはどのようなものでしょうか?

医療の現場において、薬剤師に求められる能力は、生まれ持った資質が大きく影響すると言われています。もちろんそれがすべてではありません。

生きている中で培った考え方やスタンスも影響してくるでしょう。ここでは薬剤師に適正のある能力をご紹介します。

まず一目は、コミュニケーション能力があげられます。

この能力が低い人は、薬剤師には向かないと言われているほど、非常に重要なポイントとされています。

患者に薬に関する情報を正確に伝えられるだけではなく、患者の不安や悩みを真摯に受け止め、それらを解消できる人材を、医療業界は高く評価する傾向にあります。

また、看護師や他の専門医師の方と連携をとりながら治療にあたる必要もあり、円滑に医療業務を進める為には、コミュニケーション能力が高いことが重要とされているのです。

二つ目は、「患者の健康を守る」という意義を見出せる人です。

薬剤は人間の体に非常に大きな影響を与えます。容量・用法を少しでも間違えると、最悪の場合、命を落とす危険性もあります。

薬剤師は命と健康に関わる大変重要な仕事です。そういった意識・誇りを常に持っていること。そして責任感を持って業務遂行できる人が、医療業界には必要なのです。

三つ目は、集中力に長けている人です。

薬剤師は薬の調剤が主な仕事となり、細かい分量を量る必要があります。少しでも分量を誤れば、体に悪影響を及ぼす危険性があります。

その薬剤の分量の計算をすると同時に、調剤をする必要があり、高い集中力と正確性を求められます。一つのことに没頭できるような人や、注意散漫ではない人が、この職業には向いているでしょう。

 

薬剤師の数はどれくらいいるか?

近年、薬剤師関連の情報誌などで、「薬剤師不足」という文字を見かけることがあります。本当に世の中では薬剤師の数が不足しているのでしょうか?

近年の薬剤師国家資格合格者は9,479人とされており、新卒の薬剤師需要は約4千人と言われています。薬学部が6年制に切り替わったタイミングから、薬剤師の数はむしろ多いのではないかとされています。

以降の薬科大学の新設ラッシュにおいて、『薬剤師過剰論』が叫ばれるようになったのは有名な話です。

『薬剤師過剰論』が叫ばれる前の薬科大学・薬学部の数は46校で、薬剤師国家試験合格者は8000人程度でした。

それ以降は薬科大学が急増し、現在ではその数は70校です。受験者数1万4949人に対し、合格者はなんと1万1488人でした。

薬剤師過剰論が叫ばれ始めたのは当然といえば当然です。

しかし薬剤師数は、地域格差が非常に大きいと言われています。 厚労省の「医師・歯科医師・薬剤師調査」によれば、人口10万人対薬剤師数は全国平均で209人、最も薬剤師数の多い徳島県は327.7人で、最も少ない沖縄県が136.6人であり、その格差2.4倍にもなります。

東京、横浜、大阪などの大都市では薬剤師は足りてきている傾向にありますが、それ以外の県では足りていない医療機関が多いのです。

しかし首都圏内においても、求人情報などを見れば比較的多くの薬剤資格を有する人の求人がみられ、中小企業などではまだまだ薬剤師を必要としている傾向にありそうです。

 

薬剤師の今後どのように変化していくか?

今後の薬剤師の業務はどのように変化していくのでしょうか?近年、AIやロボットの技術の進化が著しく、様々な要因で薬剤師の業務自体も今後変化していくのではないか?と言われています。

イギリスのオックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授が発表した“The Future of Employment”「雇用の未来」という論文が話題になったのは有名です。

この論文は『現存する職種47%が、人工知能(AI)によって奪われるであろう』というものです。この論文によれば、薬剤師が今後10〜20年で仕事を奪われる可能性は「1.2%」とされています。

これは高い数値ではありませんが、一部業務がAIに奪われるのでは?と国内でも懸念されています。(この論文はアメリカの薬剤師の話であり、全てが日本の薬剤師の現状と関係するものではありません。)日本の薬剤師における主な業務は「調剤」と「監査」の2つとされています。

 

この2つに求めらるものは「正確性」であり、それらを個体差なく行えるのは人工知能と言われています。一方、人工知能に置き替わりにくい仕事は、コミュニケーションや独創性です。

その為、薬剤師に求められる能力として、患者との信頼関係を築けるコミュニケーション能力、また些細な変化に気づく察知能力が、今後強く求めらるようになるのです。

また高齢化、医療費削減に向かう日本の今後の方針から、在宅医療に携わる必要性も薬剤師には求められるのではないか、と懸念されています。「対人」に関する能力も同時に、今後強く求められていくでしょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?薬剤師という職業が、どう世の中と繋がり、そしてどのように生まれていくのか?をご紹介しました。

これからの時代、薬剤師として働く為には、免許を所持しているだけでは十分ではありません。時代の流れを読み、自分自身でキャリアのビジョンを見据えていく姿勢が重要になります。

人命を扱う誇り高い職業であるのが薬剤師なのです。その自覚を持って、より広い尺度で世の中や自分自身を見つめ直し、薬剤師を目指していきましょう。

 

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