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「女心と秋の空」の意味とは?正しい意味を知って役立てよう

couple Autumn sky

「女心と秋の空」・「女心は秋の空」の意味が気になりますが、女性の気持ちの移り変わりをあらわした言葉です。

言葉の意味を知ることで、正しく使うことができるようにもなりますし、使っている作品の理解度も違ってきます。

ここでは、この言葉の意味、類義語や対義語、英訳文、他の格言などについて紹介していますので、疑問もすぐに解消できるでしょう。

 


女心と秋の空の意味をご紹介

「女心と秋の空」は、どんな意味があるのかと思う人もいるでしょう。女性の心情を秋の空に例えて表現され、「女性の心は秋空同様に変化しやすい、移り気である」という意味で使われます。

男性は理性的で、理論的に話を展開する傾向があり、女性は情緒的で、自分の気持を伝え感情的な話し方をする傾向があると言われています。

女性は感情的になりやすいため、さっきまで笑っていたら急に泣き出したりと、一転したりすることもあることから、秋空同様に予想しにくいという意味で使われます。

さっきまで怒っていたのに急に機嫌が良くなった、急にコロコロと話題が変わる、失恋をして落ち込んでいたと思ったら翌日には一目ぼれをしたなど、こんなシチュエーションで驚いたときにこの言葉を使います。

 


もともとは「女心と秋の空」ではなく「男心と秋の空」だった

江戸時代では、「女心」ではなく「男心」が使われ、今でも辞書には「男心」の方が掲載され、「女心」の方を掲載していない辞書もあります。

現代では、男女の地位の差はありませんが、昔は既婚の男性の浮気がそれほど厳しくなかったことから、女性が男性の気持ちに対して使っていました。

 


「女心と秋の空」の類語・対義語と英訳文を知ろう

類語には「女の心は猫の目」があり、対義語は「男心と秋の空」です。

  • 「A woman’s mind and winter wind change oft.」( 研究社 新和英中辞典)
  • 「Woman is as fickle as April weather.」(斎藤和英大辞典)

と、辞書ではこの言葉はこのように英語で訳されています。

 


「女心と秋の空」以外の恋愛の格言

ネットの掲示板サイトでは、「この言葉はどういう意味なのか」、「恋愛の格言のようなものですか」、「他に恋愛の格言はありますか」と質問をしている人もいます。

他の恋愛の格言の回答としては、「覆水、盆にかえらず」は恋愛の格言だと思っている、「あばたもえくぼ」、「恋は盲目」などを他の格言として挙げている人もいます。

「覆水、盆にかえらず」を恋愛の格言だと思っている人は、一度カップルが別れてしまうと完全には戻らないという意味で恋愛の格言だと思っているそうです。

 


「女心と秋の空」は女性が主導権を握った象徴?

室町時代の狂言、小林一茶の俳句、尾崎紅葉の小説では、女性ではなく男性の心情を表現するために使っています。

しかし、現代では日常会話や映画などの作品でも、多く使うのは「女心」の方です。

昔は男性が主導権を握り、その男性の気持ちに対して表現されることが多かったのですが、現代では女心を使うケースが増えてきています。

昔から女人禁制としている施設などは多かったのですが現代では徐々に減ってきていて、現代では女性だけが利用できる会員制のお店なども増えてきています。

男心から女心に変わったのは、現代になってイニシアティブが女性に移ったとも考えることができるのではないでしょうか。

 


まとめ

この言葉は、秋空と似ていて女心は一転しやすいという意味で使っていますが、昔は「男心」が使用されていました。

「男心」から「女心」を良く使うようになったのは、女性が主導権を握りやすい環境になってきたとも考えることができるでしょう。

この言葉の意味などをよく知ることで、日常生活で上手く活用することができますし、小説や映画などの作品の理解具合も違ってくるでしょう。



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