「俯瞰的」の使い方が良く分からない人は、まず意味を知ることが大切です。
正しく意味を知ることで、様々な場面で活用できるようになります。
ここでは、意味や使い方などについて紹介していますので、悩みや疑問もすぐに解消できるでしょう。
俯瞰的の意味をご紹介
俯瞰とは、「広く見渡せる高い場所から見下ろすこと」の意味で、俯瞰的は、比喩的な表現で、「俯瞰するように広い視野で物事を見る」の意味です。
俯瞰的を使った例文をご紹介
- 富士山の山頂から景色を俯瞰的に眺める
- 作品を俯瞰的に見て確認する
- 事業で成功するためには俯瞰的な視点で世界の流れを捉えることが大切
- 将棋は局面を俯瞰的に見て駒を動かすことが重要
「俯瞰的に見る」という表現は厳密に言えば二重表現となりますが、「指を指す」のように二重表現が必ず間違っているとも言えません。
一般的にも頻繁に使われる表現なので、間違った表現とは言えないでしょう。
俯瞰的の類語をご紹介
類語には、
- 瞰視(カンシ)
- 展望(テンボウ)
- 大局(タイキョク)
- 客観視(キャッカンシ)
などがあります。
瞰視や客観視、展望は、同じ意味合いの言葉として活用できます。ただ、展望では、「今後の流れを見通す」の意味もあり、違う活用も可能です。
大局は、意味が異なるような印象がありますが、「全体を見渡した時の状況」の意味もあり、同じように活用することも可能です。
撮影や絵画などでも俯瞰的は使われる
この言葉は映像の撮影や絵画の作成などにも活用され、「俯瞰的な構図」という表現がされ、飛行機に乗って街並みを移した上空写真、作者の視点を上に置いて描かれたような絵画作品などで活用される表現です。
落ち込んだ時は俯瞰的な考え方が大切
誰でも人生の中では、悩んだり落ち込んだりして、マイナスのことばかり考えてしまったり、傷つけられた場合には、傷つけた人に対して憎しみだけを考えているかもしれません。
こんな時には、あなた自身を全体的に見渡してみましょう。人生はとても長く、今まで歩んできた時間もとても長い時間です。そんな時間を俯瞰的に見るだけで、今の悩みがとても小さな事と感じます。
今辛いと感じていることも、過去に何度も乗り越えてきたことでしょう。
今まで乗り越えてきたことを見直し、さらにそれをどう将来に活かすかを考えることで、前向きに進めるようになります。
まとめ
「俯瞰的」は、俯瞰の比喩的な意味があり、様々な分野で使われています。
日常でも、俯瞰的に自分を見ることで、楽な生き方も可能となるでしょう。
言葉の意味を知ることで、様々な場面で活用することができるようになります。