虫に刺されると、腫れや熱、痛みを伴うことがあり、事前に有効な対策をすることが大切です。
効果的な対策法や対処法を知っておくことで、快適な生活を送ることにもつながります。
ここでは、虫に刺されないための対策法、刺された後の対処法を紹介していますので、虫に刺された時の悩みもすぐに解消できるでしょう。
虫に刺されると腫れや熱、痛みなどの症状が現れる
夏になれば虫に刺されることも多く、腫れや熱、痛みなどの症状が現れます。痒くなくても赤い斑点が現れることもあるでしょう。
これらの症状は、蚊やブヨ、ダニや蜂などの虫が人の皮膚を刺したり血を吸ったりすることで発症します。
虫の種類や体質によっては、じんましんやショック症状などが現れることもあるので注意が必要です。
腫れや熱、痛みが現れた時に無視できない虫刺されとは
屋外だけでなく自宅でも虫に刺されることがあり、虫に刺されないような対策をしたり、病院で診察を受ける必要があったりするケースもあります。
トコジラミは健康には影響はありませんが、噛まれると強いかゆみが発症する、噛み跡が赤くなるなど、とても厄介な虫です。
この虫が繁殖すると、一日中眠れないことにもなるので、業者に依頼をするなどして駆除を考える必要があります。
ダニはどこの家にもいる虫ですが、疥癬虫(かいせんちゅう)というとても小さなダニには注意が必要で、このダニには皮膚に卵を産むため、感染したら病院で診察を受けることが大切です。
ダニは屋内だけでなく、屋外にもマダニというダニがいます。マダニを除去しても、発熱や寒気、発疹などが現れたら病院に行く必要があります。
夏にはほとんどの人が蚊に刺されるため、蚊に刺されたら腫れたという時でも気にしない人も多いです。
しかし、この蚊も病気を媒介するので、刺されてから発熱などの症状が現れた時には、医師に相談することを考えてみましょう。
命にもかかわる症状が現れる可能性があるのが蜂です。通常は命にはかかわることはないのですが、アレルギーがある、複数回刺されたことがある人は注意が必要です。
何度か刺されたことがある人は、毒に対してアレルギー反応を起こすことがあります。刺されて、のどに違和感がある、呼吸が苦しいと感じたら救急医療を受けましょう。
虫刺されによる腫れや熱、痛みなどの対策法
虫に刺された、噛み跡(かみあと)をみつけた、腫れた時には、抗ヒスタミン軟膏やステロイド軟膏などの外用薬が有効です。
症状がひどい時は、抗アレルギー薬の内服薬を服用して治療するケースもあります。
森林や草地、河辺は虫に刺される可能性が高いため、できるだけ肌の露出が少ない服装をしましょう。サングラスや帽子、首にタオルを巻くなどの対策も効果的です。
虫は匂いに引き寄せられる傾向にあるため、こまめに汗を拭く、虫よけスプレーを使うのも良い対策になります。
蜂の毒にアレルギーがある人は、エピネフリン自己注射器を携帯することで、自分ですぐに対策をすることができるでしょう。
屋内では、こまめに掃除をする、ゴミを放置しないなどの対策をすることで、ダニやトコジラミの対策になります。
腫れや熱、痛みが伴う蜂などの虫刺されは針が残っていないか確認しよう
蜂に刺されると針が残っているケースもあります。針が残っていると毒がさらに侵入する可能性もあるので抜く必要があります。
この時には、手で抜くのではなく、ピンセットなどを使って丁寧に除去しましょう。
手ですると、さらに奥まで入ることもあるのでピンセットを使うことが大切です。
腫れや熱、痛みだけでなく命にもかかわるスズメバチのような虫刺され対策には服の色も重要
スズメバチは、命にもかかわる危険な虫として知られています。この虫の対策では、黒やグレーの服装を避けるのが有効とされています。
そのため、スズメバチがいるような森林などに入るときには、明るい色の服装にする、黒い髪を隠すように帽子をかぶる、黒色のカメラや携帯などの使用を避けるようにしましょう。
まとめ
虫に刺されると、かゆみだけでなく、腫れや熱、痛みなどの症状が皮膚に現れることもあります。
虫によっては、アレルギー反応を引き起こすケースもあることから、体に異変を感じるようであれば早めに病院で診察を受けましょう。
虫に刺されないように、虫の多い森林などに入るときには適切な服装をする、自宅ではこまめに掃除をすることも有効な方法です。
蜂に刺された時には、針が残っていないかを確認する必要がりますし、スズメバチの対策では黒色ではなく明るい色の服装にします。
虫に刺されないような工夫をすることで、虫刺されに悩まされない生活が送れるでしょう。