蛍光灯がなぜ点滅するのかと疑問を感じる人もいるかもしれませんが、これにはいくつかの原因があります。
原因を全て知って適切な対応をすることで安心して照明を使うことができるでしょう。
ここでは点滅する原因について解説します。
蛍光管を交換しても点滅が直らないという人も、全ての原因を知ることですぐにでも適切な対応ができるようになります。
点滅するのは蛍光灯が原因?
蛍光管の点滅は、寿命が関係していることもありますが、その他にもグロー管や安定器が原因となっていることもあります。
蛍光灯は高速で点滅し、一般的な蛍光灯で1秒間に100回、120回、インバーター式では一秒間に数万回とも言われていて、人の目では認識することができないでしょう。
通常の状態でも明滅しているのですが、明らかに点滅しているのは何が原因なのかと感じてしまいます。
点滅時には様々な原因があることから、どこに原因があるのかを確かめる必要があります。
一つひとつ原因を解説していきますので、よく確認してください。
蛍光灯が点滅する原因を解説!
蛍光灯が点滅する理由にはいくつかの原因があります。順番に解説致します。
蛍光灯
寿命がくると端の部分が黒く変色します。この時には寿命だと考えるとよいでしょう。
白熱電球で1000~3000時間、蛍光灯は6000~12000時間が一般的な寿命と言われています。
グロー球
点灯管とも呼ばれているグロー球が原因のこともあります。グロー球は蛍光管をつけるための器具で、1日10回点灯させると60日が寿命だと言われています。
安定器
照明器具には放電を安定させるために安定期という装置が設置されています。この装置が劣化すれば点滅の原因となることもあります。
劣化すると、異常振動や発熱、点灯不良などを起こします。
照明器具
照明器具が原因となっているケースもあります。耐用年数は10~15年で、これ以上を超えた照明器具では照明器具を疑う必要もありそうです。
インバーター式の蛍光灯でも点滅する
蛍光灯の中にはグロー球を使ったグロースターター方式と、グロー球を使わないインバーター式があります。
インバーター式は、グロースターター方式とは異なり、回路によって始動するのでグロー球を必要としません。
このインバーター式は点滅しにくいと言われていますが、劣化したり、黒ずんだりすれば放電しにくいので点滅することもあります。
蛍光灯の交換時期は点滅以外にもあるの?
点いたり消えたりすれば、これは交換のサインと判断することができます。
この他にも、当然ですが点灯しなくなれば交換時期ですし、黒く変色してきた時も交換するタイミングです。
交換時期になっているのにそのまま使っていると、電気代も高くなってしまうので早めに交換するようにしましょう。
蛍光灯の点滅は周波数が関係していることもある!
電力会社から供給される電気には、地域によって周波数が違うことをご存知でしょうか?
この周波数の違いは、明治時代に入ってきた発電機の違いによるもので、東京ではドイツ製、大阪ではアメリカ製の発電機を輸入したために周波数の違う電気が作られるようになったと言われています。
この周波数には、50Hzと60Hzがあり、インバーター式なら兼用も可能ですが、グロー式やラビット式などでは兼用はできません。
周波数が違う器具を使うと、ちらつきが発生することもありますし、ランプの寿命が短くなったり暗くなったりすることもあります。
引っ越しをした時に点滅が気になるようであれば周波数の確認も行いましょう。
まとめ
点滅する原因はいくつかの種類がありました。点滅を見つけた時には、まず何が原因なのかを調べて適切な対処をする必要があるでしょう。
また地域によって周波数が違い、このことでちらつきだけでなくランプの寿命を短くする原因にもなってしまいます。
点滅した時には蛍光管の交換だけでなく、他の原因もよく確認しておくことで安心して照明を使うことができるでしょう。