卒業式でのマスク着用、マナーとしてあなたはどう考えますか?不適切だと考える人もいれば、それぐらい気にしないという人もいる事でしょう。
卒業式は子供にとっての晴れ舞台であり、小学校や中学校であれば親が見学にくるケースも多いです。
季節柄マスクを付けている人も見受けられますが、それをマナー違反だと思っている人もいるのは現実です。
今回の記事は卒業式でのマスク着用の是非とマスクが必要な方の為の対策についてご紹介致します。
今まで何も考えずにマスクを着用していた人は、一度目を通していただくと今後のマスク着用のマナーについて参考にして頂けるかもしれません。
卒業式でのマスクはマナー違反?
卒業式でのマスクはマナー違反なのでしょうか?
回答から言うと、卒業式のような厳かな場面では、マスクの着用はマナー違反とされています。
理由は公の場に出てくる以上、顔を隠すマスクの存在は不適切とする考えがあるからです。
万が一何も知らずにマスクを付けて参加してしまうと、着飾った周囲から浮いて見えるばかりか、周りから非常識だと思われてしまうリスクもあります。最後に恥をかかないためにもマスクは着用しない方がいいでしょう。
とはいえ卒業式の季節は花粉症全盛期でもあります。マスクなしには外に出られない人も多いのではないでしょうか。ではそういった場合の対策について見ていきます。
卒業式でマスクを付けていい場面
卒業式や入学式などでマスクがマナー違反になる場面は、正確には式の最中だけです。ですから行き返りや始まる前にマスクをしている分には問題ありません。
ただしあくまでマナー違反でないだけで、マスクによって周囲から浮くことに変わりはありません。そういった事を気にする人はやはり最初からマスクを着用しない方がいいでしょう。
なんとかしてマスクを付けるよりも、マスクの代わりを探した方が賢明と言えます。続いては、マスクの代用品としてお勧めなアイテムを3つ紹介します。
卒業式でマスク代わりになるもの3選!
花粉症でマスクなしでは辛い人は、以下のアイテムを用意するとマスクなしでしのげるかもしれません。
①ハンカチ
式の間は口と鼻に当てておくことで花粉を抑制するほか、くしゃみの音も抑えられます。社会人であれば常備していると思いますが、花粉症対策の人は1つ余分に用意しておくといいでしょう。
②鼻マスク
鼻に入れる事で花粉の予防と鼻水の垂れを防止してくれる優れものです。何より他人が見てもつけていると分からないので、マスクの着用ができない居場所でもおススメのアイテムです。
レディース用のものもあるので、女性でも安心して着用可能です。
③鼻炎フィルム
水なしで飲む事ができる鼻炎薬で、種類によっては即効性があるのが特徴です。
普段薬を飲まない人でも式の間だけ服用することで急場をしのぐことができるかもしれません。
これらは全て花粉症でマスクが必要な人への対策です。体調不良が原因でマスクが必要な人は、そもそもその体調で公の場に出る事がマナー違反共いえるので、しっかり治すか出席を見送ったほうがいいでしょう。
卒業式などでのマスクマナーの現状
前述したように、卒業式でマスクを着用するのはマナー違反です。
しかし一方で、大事な式の途中にマスクを怠って鼻をすすったりくしゃみをする方が迷惑でマナー違反だという考えもあります。
花粉症の人は決して少なくなく、実際に卒業式の場にいけばマスクをして参加している人もいるのが現実です。
学校側がマスクを外す指示をする場合もありますが、多くの場合は本人の良識に任せている部分もあります。
基本はしないのがマナーなので着用しない分には問題ありませんが、環境や場合によっては着用していても特別問題ない場合もあるという訳です。
マナーを守るのは勿論大事ですが、他の人がみんなマスクをしているからといってマナー違反を指摘するのは避けたほうがいいでしょう。
卒業式でのマスクは周りに合わせる
近年では考え方も多様化してきて、1つの考え方だけでは対応できない場合も増えてきました。
マスク着用に関してもそうで、心配なら当日の様子を見てから判断しても遅くはありません。
勿論大前提としてマスクの着用はマナー違反です。匿名性のない公の場に出る以上、皆が守っているマナーであればこちらも守らなければなりません。
ですが、地域によってはマスクを付けないで症状を悪化させる方がマナー違反になる場合もあります。もし他の人が皆マスク着用で式に臨むのであれば、それに従うのも一つの方法と言えます。
マナーはマナーであってルールではありません。合理性が優先されることもあるのであまり凝り固まった考えをもたない事が大切です。
まとめ
卒業式でのマスク着用は原則マナー違反です。卒業式は公の場であり、そこに顔を隠して出席するのは不適切と言えます。
式中以外であればマスクを着用しても大丈夫ですし、必要であれば花マスクやハンカチなどの代用品を用意しておくとマスクなしでも式を乗り切る事ができるでしょう。
ただし、時と場合によってはマスクを付けずに周りに迷惑をかける方がマナー違反だという考えもあります。罰則のあるルールとは違うので、周りに合わせるのが一番間違いない方法と言えます。
いずれにせよ、最も間違いないのは健康な状態でにしてマスクを付けずに参加することです。薬などで症状を緩和させる事は出来るので、万全の体調でお子さんの晴れ舞台を眺められるようにしましょう。