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お見舞金のお札の向きはどうすればいいの?|正しい作法を解説

お見舞金のお札の向きは気にしない人もいるかもしれませんが、少しの気配りで良いお見舞いになります。

病気や怪我で大変な時に、自分が立ち寄ったことで不快な思いはさせたくないものです。

今回の記事ではお見舞金のお札の向き、そしてお見舞いの際の正しい作法について紹介します。

ぜひ最後まで目を通していただき、お見舞いに行く前に参考にしてください。

お見舞い金の正しいお札の向きを知っておこう

お金を封筒に入れる時の向きは、お札を取り出すときに人物の顔が見えるように入れるのが作法とされています。

これは見舞う時だけでなく、ご祝儀袋に入れるときには同様の入れ方をします。

入院をすることは悲しいことでもありますが、見舞う人は誰でも早く元気になって欲しいと思っていることでしょう。

そのため、お見舞金ではお祝い事同様に人物が見えるように入れるのが良いとされています。

お見舞いの時のお札の向きだけでなく渡し方も知っておこう

お見舞金はご祝儀袋に入れます。持って行くときには袱紗に包み、渡すときには袱紗から出してご祝儀袋だけを渡します。

包む袱紗には色で使い分けをします。お葬式などの弔辞では黒や紺、緑などの寒色系、結婚式などの慶事では赤やオレンジなどの暖色系の袱紗を使います。

紫色であれば、どちらでも使えるので重宝する袱紗です。

お見舞いの時には暖色系か紫の袱紗でご祝儀袋を持って行くようにしましょう。

あなたはお見舞いではお札の向き以外にも様々なマナーがあることを知っていましたか?

包む金額には相場がありますが、この金額は入院している人との関係によって変わります。

職場での部下や同僚、友達であれば数千円程度で良いですが、関係が深い親族では多めの金額にします。

また、包む金額にも作法があり、4、6、9のつく金額は、死、無、苦を思わせることから注意が必要です。

水引にはいくつかの種類がありますが、一般的には紅白の「結び切り」か「鮑結び」を選ぶと良いとされています。

紅白の水引を選ぶのは、元気になるようにという願いも込められているからなのですが、回復が難しいケースでは水引をもちいたものは避けて、白封筒か赤い線が入った封筒を選びます。

熨斗には長寿という意味もあり、熨斗が付いている方が良いとする場合と、熨斗がない方が良いという考えもあり、熨斗についてはあってもなくてもいいです。

どちらでもよいと言われると迷ってしまう人もいるかもしれませんが、多くの人が熨斗の付いていないものを選んでいるようです。

ご祝儀袋の書き方は、表書きに「御見舞」と書き、その下に自分の名前を書きます。中袋の書き方は、表に金額、裏に氏名と住所を書きます。

お見舞金でお札の向きだでなく添える手紙の言葉にも注意しよう

直接渡せるときには良いのですが、遠方の場合には手紙を書いて送りたいと考えている人もいるでしょう。

この時の手紙では、使う言葉や表現に注意をしましょう。

「死」、「終わる」、「苦しい」という忌み言葉、怪我や病状などに触れる言葉などは避けるようにします。

手紙をもらうと嬉しいものですが、相手への配慮を忘れると不快な思いをさせることにもなります。

手紙を書いたときには、しっかりと読み返して適切な言葉や表現がされているかを確認しましょう。

お見舞いではお札の向きだけでなくお見舞い品にも注意しよう

お見舞金だけでなく、お花や果物などを持って行きたいと考えている多いと思います。このお見舞いに持参するお見舞い品のチョイスにも注意が必要です。

食べ物を持っている時には日持ちがするものを持って行きましょう。また入院時には、病気によって食べる量が減っているケースもあるので、食べきれないほどの量を持って行くのは避けます。

またお花を持って行く人も多いですが、最近では病院では花の持ち込みを禁止しているとろもあります。

お花を持って行きたいときには事前に持ち込んでも良いか確認をしましょう。

鉢植えは「寝付く」と連想させることから避ける必要がありますのでお見舞いのお花としては贈らないのがマナーです。

また入院されてる方の具合によっては花の水の入れ替えなど負担になってしまう場合もありますので考慮しましょう。

本物の花のように華やかで飾った後、花の手入れをしないでよいプリザードフラワーもお見舞いの贈り物としてこの頃人気がでてきています。

まとめ

お見舞金では取り出したときに人物が見えるように入れるのが作法です。

お見舞いの時にはお札の向きと同様に、金額や添える手紙、持参する物など様々なことへの気配りが大切です。

入院しているときには気持ちも沈んでいることも多いです。

お見舞いで不快な思いをさせないように、正しい作法を守って立ち寄りましょう。

小さな気配りによってあなたの思いも伝わりやすくなり、その思いによって元気を与えることにもなります。