初詣などで神社に出向くときには、お参りの時間帯が気になりますが、適した時間があります。
良いタイミングで出掛けることで、ご利益も得やすくなるでしょう。
ここでは、適した時間帯、避けるべき時間帯、作法などについて紹介していますので、悩みや疑問もすぐに解消できるでしょう。
神社へのお参りでは最適な時間があった!
神社にお参りする時間は午前中が良いとされています。
これには様々な説がありますが、太陽が出て清々しく、自分の気持が良い状態でお参りができますし、「願い事をした人が少ないので早く願いが叶う」という説があります。
夕方や夜の参拝も可能ですが
- 空気がよどんでいる
- 神様がいない時間
- 災いが起こりやすい大禍時(おおまがとき)
などの理由から良くないとする説もあります。
また夕方は社務所が閉まっているので、御朱印やお守りをもらえないこともあり、参拝をするなら午前中に済ませる方が良いでしょう。
最も良いのが「陽中の陽」と呼ばれる時間帯である午前6時~正午12時とされます。この時間帯は活動的なパワーが満ちているので、参拝に最も適していると考えられています。
明治神宮の参拝時間は、6月の開門時間は5時、閉門時間は18時30分ですが、1月は開門時間が6時40分、閉門時間が16時20分です。
出雲大社の参拝時間は、3月~10月は6時~20時、11月~2月は6時30分~20時となっています。
明治神宮では、日の出とともに開門し、日の入りで閉門するため、月によって開門と閉門の時間が異なります。
各神社の公式サイトで開門・閉門時間が紹介されているので、よく確認して出掛けるようにしましょう。
午後18時~午前0時は神社のお参りを避ける時間
6~12時は、陽中の陽で、参拝に適した時間で、12~18時は陽中の陰で、陰と陽が混ざり合っています。
そして、午後18時~午前0時は、「陰中の陰」の時間帯で、陰の気が満ちているので、参拝はできるだけ避けるのが良いとされます。
最適な時間帯を知ったら神社のお参り時の作法を知ろう
参拝時は、まず鳥居の前で一礼をして、参道の端を歩き、手水舎で身を清めます。
拝殿の前では、お賽銭を入れて、鐘を鳴らして二礼します。拍手を二回して、一礼をします。
「二礼二拍一礼」が基本ですが、出雲大社などでは「二礼四拍手一礼」となっているようです。
公式ホームページで、正式な参拝方法が記載されているところもあるので、参拝前に確認しておくと良いでしょう。
礼拝後に鳥居を出た時にも一礼を忘れないようにしましょう。
通常の参拝なら服装は特に気にする必要はありませんが、原色を避ける、肌の露出は控える方が良いでしょう。神職の方に祝詞を奏上してもらう昇殿参拝では、正装がマナーです。
神社のお参りでは時間だけでなく六曜はチェックすべき?
昔から、慶事・弔事などの行事では、六曜(先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口)を確認して、良い日を選んで行われています。
神社への参拝も、この六曜をチェックしたほうがいいのかと思う人もいるかもしれません。
しかし、神社の参拝では、この六曜は全く関係ありません。神様には六曜は全く関係ないので、仏滅でも参拝しても大丈夫です。
ただ、日頃から六曜を気にしている人は、仏滅に参拝をすると、良くないことが起こるのでは、本当に大丈夫なのかと気になる人もいるでしょう。そんな気持ちで神社に参拝をするのは良くありません。
六曜が気になるなら、何をしても良いとされる大安を選んで参拝をすると良いでしょう。
神社のお参りでは時間だけでなく心のマナーも大切
神社参拝では、お願いをする人も多いかと思いますが、神社では感謝や誓いを伝えるのがマナーとされています。
努力もせず、ご利益だけ得ようとしても良い結果は生まれないでしょう。
日頃、家族が元気に生活できていることに感謝し、願い事があっても、その願いを叶えてほしいと伝えるのではなく、その願いのために「日々精一杯の努力をしてまいります」と伝えるようにしましょう。
まとめ
小さな神社であれば、いつでも参拝は可能ですが、参拝をするときには、できるだけ午前中に済ませる方が良いでしょう。
参拝には、その神社に合ったマナーにしたがって行います。
六曜は気にする必要はありませんが、日頃から気にしている人は、大安の日を選ぶのも良い方法です。
感謝の気持ちで参拝をすることで、ご利益も得やすくなるでしょう。