初秋という言葉はどのタイミングで使うのかと気になりますが、具体的な使う時期があります。
使う時期を知ることで、時期に合った手紙を書くこともできます。
ここでは、この言葉の意味や使うタイミング、秋だからこそ楽しめることについて紹介していますので、すぐに疑問を解消できますし、この時期だからこその楽しみ方もできるようになるでしょう。
初秋はいつからいつまでのこと?
初秋とは、文字通り「秋の初め」という意味があるのですが、具体的にいつからいつまでを指しているのかが気になる人もいるでしょう。
初秋は、立秋から白露までの期間とされ、具体的には8月7日~9月7日までです。
立秋は今の暦では8月7日頃で、白露は9月6日、7日を指します。
初秋・仲秋・晩秋の違いを知ろう
初秋は立秋から白露、仲秋は白露から寒露、晩秋は寒露から立冬の前日までという違いがあります。
具体的な日にちとしては、仲秋は早くて8月7日から始まり、10月6日、7日までです。
晩秋は、早い時に10月7日から始まって、遅くても11月6日までです。
初秋におすすめの書籍をご紹介
秋は感傷的になりやすい時期と言われますが、そんな季節におすすめの書籍がロバート・B.パーカーの「初秋」です。
ひどい親に育てられたポールは、何事にも無関心な少年に成長しました。そんなポールを見た探偵が親から解放し、自立させる探偵との物語です。
ポールが徐々に変わっていく様子、ポールのために尽力する姿に感動する人も多いです。
読書の秋には、人間愛を感じるこの初秋を読んでみてはいかがでしょうか。
初秋を使った例文をご紹介
初秋は、手紙などを書くときに時候の挨拶で使います。拝啓などの頭語の後に続く、書き出しの言葉としてよく使われます。
- 初秋の候、貴社一段とご発展のこととお慶び申し上げます。
- 初秋の候、皆様にはいっそうご活躍のこととお慶び申し上げます。
- 初秋の候、皆々様におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
初秋の後に続く言葉は、「の候」以外にも、「の折」、「のみぎり」などが良く使われ、適切な時期に合った言葉を使うことで、秋だからこそ楽しめる手紙の書き方にもなります。
初秋には秋に咲く花を楽しもう
秋は紅葉が人気ですが、この時期に咲く花を楽しむのも良い方法です。
ヨモギ類の低木で季語でもある「萩」、尾花とも呼ばれるススキ、マメ科ツル性樹木の「葛」、ピンクの花をつける「撫子」など、秋だからこそ楽しめる植物が多いです。
花を楽しむなら春というイメージも強いですが、初秋だからこそ楽しめる花を楽しんでみてはいかがでしょうか。
まとめ
初秋は、秋の初めの頃という意味で、8月7日頃~9月7日までの期間に使われる言葉です。
その後は、仲秋、晩秋の順で使われていきます。
読書の秋とも言われるこの時期には「初秋」を読んでみてはいかがでしょうか。
「初秋」の言葉を使った手紙を送るのも良いですし、外で秋だからこそ楽しめる花を楽しむのも良いでしょう。
この時期だからこそ楽しめることをすることで、良い時間を過ごすことができるでしょう。