「せわしない」の使い方が良く分からない人もいるでしょうが、意味を理解することで使いやすくなります。
適切な使い方を覚えることで、状況を説明しやすくなるでしょう。
ここでは、この言葉について解説していますので、悩みや疑問もすぐに解消できます。
せわしないは方言?意味をご紹介
せわしない・忙しないの意味は、「忙しい」、「落ち着きがない」などがあり、この言葉を方言だと思っている人も多いのではないでしょうか。
辞書によっては、四日市市の四郷地区の方言、京ことば、関西弁と表記されているケースもありますが、標準語として一般的に使われる言葉です。
この言葉は、「~ない」と表記することから否定的な意味を連想しますが、この言葉に使われる「ない」は、「忙しい」を強調しています。
せわしないを使った例文をご紹介
「忙しい」という意味を込めて「年末はせわしなくて、 ゆっくりする時間もない」という使い方をします。
「落ち着きがない」の意味を込めると「彼は相手のことを全く忖度しないで、せわしなく働いている」、「絶え間ない」の意味なら「夏はいつもせわしなく蝉が鳴いていてとてもうるさい」 と使います。
せわしないに関連した言葉
この言葉の類語には、
- 慌ただしい
- 繁忙
- 多忙
- そわそわする
- 絶え間ない
- 途切れない
などがあります。
対義語には、
- 暇
- 自由
- 休み
- 休暇
- 穏やか
- 息抜き
などがあります。
英語表記なら「busy」で良いでしょう。
せわしないを漢字で書くと紛らわしい?
せわしないは、せわしいをさらに強調した言葉になりますが、せわしいを漢字で書くと「忙しい」となります。これは、多くの人が「いそがしい」と読むことでしょう。
せわしないでも漢字を使えば「忙しない」となり、せわしないを知らない人には、意味がわからない、表現が間違っていると勘違いする可能性もあります。
せわしないはひらがな表記の方が優しい?
せわしないは、標準語でもあり、漢字を使っても間違いではないですが、漢字を使うと読んだ人は少し戸惑う人も多いようです。
そのため、この言葉を使う時には、ひらがな表記の方が分かりやすいかもしれません。
まとめ
「せわしない」を方言だと感じる人もいるでしょうが標準語です。「せわしい」に「ない」をつけて、忙しいことを強調した言葉になります。
漢字を使うと少し読みにくいと感じる人もいることから、表記するときには、ひらがな表記の方が分かりやすいかもしれません。
良い使い方をすることで、状況を上手く表現することにもつながるでしょう。