日本学生支援機構の奨学金を借りている方の中には、毎月の支払いが何年も続くことに不安を抱いている方も多いのではないでしょうか。
そこで、繰り上げで返済をする方法をまとめてみました。利息分の節約になる奨学金の繰り上げ返済返済ですが、その詳細な内容にはいったいどのようなメリットがあるのでしょうか。
奨学金の繰り上げ返済によるメリットとは?
奨学金の繰り上げ返済とは、返済期間がまだ来ていない分の返済金を先に返済することを言います。
奨学金を借りて毎月決まった額を返済するとなると利息がかかりますが、繰り上げ返済することでその分が無利息になるというメリットがあります。
ただし、卒業してから返済が開始されるまでには6ヶ月の措置期間があり、その間に発生した措置期間利息に関しては返済が終了するまでの期間、均等に分割される仕組みになっています。
奨学金の種類とは?
奨学金の種類には第一種、第二種があり、第一種の場合元々無利息になっています。
その場合にも返済期間を短縮することには変わりないので、どちらの場合でも繰り上げ返済にはメリットがあると考えられています。
このように、様々なメリットがある奨学金繰り上げ返済ですが、実は繰り上げ返済をしない方がいいという場合もあります。
奨学金返還免除制度とは?
奨学金返還免除制度とは、該当となる優秀な成績を残した大学院生の奨学金の一部、もしくは全額の返還が免除される制度のことを言います。
卒業後すぐに奨学金をまとめて繰り上げ返済した場合、その後返還免除に合格しても返済した分のお金は戻って来ません。
そのため、一括返済をする際にはそうしたことに注意を払う必要があります。
では、奨学金繰り上げ返済のやり方をみていきましょう。
奨学金返済方法
奨学金を繰り上げ返済するには、インターネット、郵送またはFAX、電話の3つの方法があります。
インターネットで行う際には、スカラットパーソナル登録すると手続きが可能です。郵送、FAXの場合は、日本学生支援機構のホームページから申込書をダウンロードする必要があります。
不明な点がある場合には、電話での申込も可能ですので、相談することをおすすめします。
まとめ
奨学金の繰り上げ返済には、様々な方法があることがわかりましたね。
メリットが多いイメージのある繰り上げ返済ですが、場合によってはやらない方がいいこともあるので、きちんと調べてから返済しましょう。
返済方法は利息や返済期間などを考慮し、より負担が少なく済む方法を選定することをおすすめします。