部屋を涼しくする方法、と聞いて最初に思い浮かべるのはやはりエアコンを使う事でしょう。しかしエアコンは電気代がかかりますし、寒気を感じて苦手な人も多いのではないでしょうか。
エアコンを使わなくても、備品を整えたり少しの工夫をすることで部屋を涼しくすることは可能です。多少の暑さであればこれで乗り切れるので、夏の電気代削減に大きく役立つことでしょう。
今回は、部屋を涼しくするためのあれこれを紹介していきます。熱いのや嫌だが、まだエアコンを使うほどでもないと考える人は、効果的な方法もあるのでぜひ一度目を通してください。
部屋を涼しく感じる温度はどれくらい?
一般的に部屋が涼しいと感じる温度は、外気温との差がおよそ5~6℃あるときだといわれています。例えば外が30℃ある時であれば、部屋の温度が25度程度あれば部屋にいて涼しく感じます。
部屋に入りたての時は直射日光が当たっていないので少し涼しく感じるはずです。ですが部屋にずっといると自分の体温などで少しずつ部屋の温度が上昇していくため、涼しさを保つことは難しいのです。
勿論エアコンを使えば温度調整をするのは簡単ですが、電気代を気にする人も多いでしょう。因みに電気代が気になる人は、カテエネやハルエネなど複数の電気料金のプランがあるので乗り換えも検討してみましょう。
エアコンを使わずに長い時間部屋にいながら涼しさを保つためには、それなりの備品や環境を用意する必要があるでしょう。では、具体的に部屋を涼しくする方法を紹介していきます。
エアコンなしで部屋を涼しくする方法
部屋の中が熱いと感じる時は、ひとまず以下の方法を試してみましょう。
窓を開けて外の空気を入れる
外にいると直射日光の関係で室内より熱く感じる場合が多いですが、空気自体は部屋で温まった空気より涼しい場合も多いです。室内の窓を開けて空気を入れ替える事で、熱い空気を逃がし涼しくする事ができます。
打ち水
ベランダなどがある人は、打ち水をすると空気が涼しくなります。水が気化する際、熱が冷却される仕組みを応用しており、手軽に実行できるので場所があるなら効果的です。
湿度を下げる
同じ温度でも、湿度が高いとより不快指数が高くなります。除湿器などを使ってカラッとした空気にするだけでも、じめじめした空気よりは涼しさをん感じる事ができます。
これらの方法はすぐに取り掛かれるので、今までやっていなかったのであればすぐにでも実行してみましょう。
部屋を涼しくする備品
続いて、部屋を涼しくする際に便利な道具を紹介します。必要に応じて用意してみましょう。
遮光カーテン
日光の侵入を防ぐことで、室内温度の上昇を防ぐことができます。通常の遮光カーテンでもいいですが、植物を利用した自然のカーテンを準備出来ればより温度の上昇を抑えられます。
すのこ
ベランダなどのコンクリート部分は特に熱くなりがちです。すのこなどを置いて直射日光を防ぐだけでも温度の上昇を抑えられるでしょう。打ち水をした際にも濡れたベランダを歩かなくていいのでお勧めです。
扇風機
夏場のエアコンの代わりと言えば扇風機ですが、使い方を誤ると余計に暑さを感じるだけになってしまいます。適切な利用方法は後述しますので、正しい利用を心掛けましょう。
エアコンと違って設置できない不動産等もないので、どんな家でも利用できるのがメリットです。また、これらは単一で使うよりも併用したほうが効果が高くなるので、出来れば複数利用しましょう。
扇風機で部屋を涼しくする方法
さて、それでは肝心の扇風機の使い方ですが、注意点が1つ。それは扇風機は冷風を出すものではないので、単体で使っても部屋を涼しくするどころか、熱風を循環させて余計に暑く感じてしまうという点です。
ですから置く場所には注意しなければいけません。使用する際は、以下の場所に設置してみましょう。
窓の外に向ける
扇風機はつい自分の方に向けたくなりますが、そうすると暑い空気がこちらに向かってくるので余計に熱くなります。そのため外に向けて部屋の空気を外に出していった方が結果的に涼しくなるのです。
ただし、外気温があまりにも暑過ぎると循環させても意味がないので気を付けてください。
扇風機の前に氷を置く
単体では冷風を出せない扇風機も、氷と組み合わせれば冷たい風を送り込む事ができます。水受けの中に大きな氷などを置き、それに向けて風をあてれば涼しい風を生み出せるのです。
ただし、小さな氷では大した効果は出ないので、大きな氷を作る必要があります。家庭の冷凍庫ではなかなか難しいので、氷を用意する手段を別途考える必要があるでしょう。
上手く使えば部屋を冷やし過ぎずに快適な空間を作る事ができるので、利用の際はこれらの事を頭に入れておきましょう。
部屋を涼しくできない時の対処法
何らかの事情で上記の方法が利用できない、または外が暑すぎて焼け石に水、そんな時は自分自身を冷やすほかありません。保冷剤などがあれば首やわきの下に当てることで効果的に冷やすことができます。
それでも厳しければ、素直にエアコンを利用したほうがいいでしょう。暑さは命にもかかわるので、電気代を惜しむのは余裕のある時だけにしておいた方が賢明です。
どうしても電気代が気になるのであれば、よりそうeネットやスマ電等、自分に合った料金プランの場所を探して契約を変えるのも一つの手です。少しでも安くしたい人は一度検討してみましょう。
まとめ
部屋にいて涼しく感じるためには、室内温度を室外マイナス5℃程度に保つ必要があります。エアコンを使えば楽ですが、使わずとも部屋の備品や環境を整えることで涼しく過ごすこともできます。
遮光カーテンを使ったり打ち水をすることで室内温度の上昇を抑えられます。また、湿度を下げれば同じ温度でも快適に過ごせますし、どうしても厚ければ保冷材などで自信を冷やすのも手です。
扇風機は外に向けて使うか、氷と合わせて利用すると涼しさを感じることが出来るでしょう。下手に自分に向けると熱風を浴びる羽目になるので気を付けてください。
小細工が通用しないほどの暑さであればおとなしくエアコンを使いましょう。ですが、多少の暑さであれば今回紹介した内容を参考にすればかなり快適に過ごせるので、ぜひ実践してみてください。