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相手に迷惑をかけない支援物資と送り方

震災等の後は、現地の人の助けになればと多くの支援物資が送られてきます。残念ながら、中には迷惑になってしまうものも多く含まれており、災害が起こるたびに問題として取り上げられるのが現状です。

被災した人は物資が不足していますし、送る側も善意からの行動である事は分かります。ですが相手の事を考えずなんでも送ってしまうのは、結果的に相手に迷惑をかける事になるのです。

今回は、迷惑に思われる支援物資と役立つ支援物資の違いを解説するとともに、支援物資を送るときの心構えも合わせて紹介します。相手の役に立ちたいと思っている人は必ず一度目を通してください。

 


支援物資が迷惑になる理由

善意で送った支援物資が迷惑になる理由には、以下のものが挙げられます。

役に立たない

被災した直後の人が最も求めているものは、心の支えではなく実益のあるものです。平時では役に立つとしても、緊急時ではゴミになるものは少なくありません。そうした物資は迷惑がられる可能性が高いです。

場所を取る

被災地のスペースは有限であり、あまり大きなもので場所を取るわけにはいきません。多少便利だと思っても、場所をとるものは邪魔になる可能性が高いので控えましょう。

物資を配る人も有限

当たり前ですが、物資は送ったらそのまま被災者に届くのではなく、中を見て仕訳をしてから届けられます。ですからあまり細々としたものは無駄に手を煩わせるだけなので迷惑になりやすいのです。

では、具体的に迷惑に思われやすい物資の例を見ていきます。

 


迷惑になりやすい支援物資

以下のものは高確率で迷惑に思われるので送るのは控えましょう。

千羽鶴

災害時には、元気づけるためか千羽鶴や寄せ書きを送る人がたくさんいます。確かに気持ちの面では嬉しいのですが、問題はこの千羽鶴が現状の改善には全く役に立たない点です。

何の実益もないにも拘わらずありがたいと思うから捨てる事も出来ない。そんなものが大量に送られて来たら迷惑以外の何物でもありません。実利の無いものを送っても邪魔になるという事をよく考えてください。

状態の良くない古着

いくら非常時とはいえ、穴が開いていたりボロボロの古着を着るのは抵抗があります。現地では洗濯もままならない状態ですので、服を送るならせめて新品かクリーニング済みのものが適切です。

日持ちしない食べ物

送られた物資は被災者に届くまで時間がかかります。非常時には食べ物を送る人が多いですが、生ものや冷凍食品などは相手に届くまでに状態が悪化している場面もあります。

よくおにぎりを送る人がいますが、これもあまり日持ちしないので遠くに送るのには適しません。食品を送るときは、日持ちするものを選びましょう。

そのままでは使えないもの

被災地には満足な設備がありません。ですから利用するために他の物が必要になるものなどは、そもそも利用できずに処分される事も多々あります。

例えばインスタントラーメンを送っても、それを煮る水や鍋、加熱するコンロが用意できる保証はどこにもありません。オイル等の調味料も同様で、なるべく自己完結したものを送ったほうがいいでしょう。

海外のもの

送られた物資の先が英語が読める人の元とは限りません。正体不明なものを送られても相手も困ってしまうので、どんなに役立つとしても海外産を送るのは避けたほうがいいです。

言い方は悪いですが、これらの物資は送られてもゴミになる危険性があるので、相手の事を考えた物資選びが大切です。では続いて、役に立つ物資を紹介します。

 


迷惑になりにくい支援物資

タイミングを選ばず役に立つ救援物資としては以下のものが挙げられます。

日持ちする食べ物

乾パンなどの日持ちして量当たりのKcal数が高い食べ物は無駄になりにくいため、好まれます。特に災害直後で飲食もままならない状態の時にはとても役に立ちます。

衛生的な下着

替えの下着もなければ洗濯をする水も不足しているので、綺麗な下着は喜ばれます。古びたものは逆に迷惑がられるので、必ず綺麗なものを送りましょう。

消耗品

ティッシュや歯ブラシ、雑巾などの消耗品は日々消費されていきます。ある程度たくさん集まっても消費のペースが速く邪魔になりにくく効果的です。

被災直後に不足するものランキングのトップは水です。送りすぎて困る事はないので、色々なものを送るくらいなら段ボール一杯の水を送ったほうが喜ばれるでしょう。

ただしある程度インフラが復旧し、水が使えるようになったところへの水は邪魔になってしまいます。送る先の状況をよく確認してから送りましょう。

これらのものは常に不足しがちで、消費も早いので比較的邪魔になりにくいです。支援物資を送るときはこれらのものを優先的に詰めて送りましょう。

 


迷惑にならない支援物資の送り方

支援物資を送る際は、以下の事に気を配ってください。送る前に確認することで、迷惑な物資を減らすことに繋がります。

呼びかけから到達までのラグを考える

物資を送るまでの時間は勿論、向こうが支援が必要だと感じてから呼びかけに応じるまでにも時間の開きがあります。実際には必要だと思ってから実際に手元に届くのは時間が空くでしょう。

ですから呼びかけがあった時の情報を最新とせず、常に情報を確認して送る物資を考える事が大切です。タイミングを逃した支援は残念ながら邪魔になってしまいます。

同じものを大量に

同じものがたくさん入った物資は、向こうでも確認や仕分けの手間が省け、迅速に被災者の元に届けられます。逆に色々なものが入っている物資は仕訳に時間を取られ、無駄に労力を使わせてしまいます。

あれもこれもと送りたい気持ちは分かりますが、被災地の事を考えるのであれば、一番必要なものをなるべくたくあん送るのが一番効果的と言えるのです。

消耗品なら税込価格でも大した金額ではないので、ひとまとめにして送ったほうが効果的です。

 


支援物資で迷惑を掛けたくないなら?

最後に、支援はしたいが迷惑はかけたくない人のために、絶対に迷惑にならず役立つ支援方法を紹介します。それはズバリ「募金」することです。

現地の人にお金を送っても役に立ちませんが、被災地を支援する人たちにとってはお金はいくらあっても足りないものです。その人達を支援することで間接的に被災地を支援する事にもつながります。

迷惑になる不用品を大量に送る位なら、その分のお金を支援団体に募金したほうがよほど有意義なのです。これも一つの支援の形、どうしても迷惑を掛けたくない人は実践を検討して下さい。

1つ注意ですが、災害の時期には復興の名前を騙った募金詐欺が横行します。募金先はよく調べ、間違いなく被災地を支援してくれる団体を選びましょう。

 


まとめ

被災地では役に立たないものに構っている余裕はないので、内容次第では迷惑がられてしまいます。特に千羽鶴のように、実益はないが捨てるのも忍びないものが一番迷惑と言えるでしょう。

一般的に迷惑な支援物資は、日持ちしない食事、自己完結しないもの、古びた衣類などが挙げられます。逆に日持ちする食べ物や綺麗な下着、消耗品などは役立つ可能性が高いです。

支援物資は、なるべく同じものを送る事と、被災地とのラグに気を付けてください。支援物資で迷惑を掛けたくない時は、支援団体に募金することも立派な支援と言えます。

支援物資は送るほうは善意で送っていますし、貰う方も感謝してるのは間違いありません。ですが現実には、善意や感謝の念ではお腹は膨れずのどの渇きも癒せないのです。

ですから送る先の被災地の状態をよく確認し、受け取った相手が役に立つと思う救援物資を送る事が大切です。物資を送る前に、それが役に立つのか今一度考えてください。