小学校のプールでは気温や水温の基準が気になりますが、様々なことを考慮したうえで実施されます。
どんな判断で実施されるのかを知ることで、安心して子供をプールに入らせることができるようになるでしょう。
ここでは、実施される基準などについて紹介していますので、不安もすぐに解消できるでしょう。
小学校のプールって水温や気温に基準はあるの?
小学校のプールの授業は気温や水温で判断されるのかと気になりますが、実施するかどうかは様々なことを考慮して決められています。
文部科学省の水泳指導の手引きによると、「水温は23℃以上が望ましい」、学年によっては「22℃以上の水温が適当」などの目安はありますが、全国共通の基準はありません。
ネットでも、実施される基準についての質問に対して、「決まりはない」、「気温+水温」、「風邪をひかないか心配」などの回答がされています。
実施するかは、各自治体や学校で決めます。水温と気温を足して50℃以上という基準を設けているところもあるようです。
学校のプールは雨の日でも基準を満たしていれば実施されるの?
雨の日に実施するかも、各自治体や学校で違います。
各学校などで決められた水温や気温の基準を超えていれば、多少の雨なら実施するところが多いようです。
しかし、天候によっては雨だけでなく風が強い日もありますし、雷を伴うこともあります。
また、雨が降っている時にプールサイドで待っていると体温が低下します。体温が低下すると免疫力も下がり、風邪をひきやすくなってしまいます。
多少の雨であっても、子供の健康や安全を考えて中止するケースもあります。
学校のプールは実施される基準を満たしていても「寒そうだから」という理由で見学は可能?
プールの授業は、まだ肌寒いタイミングで始まることもあり、体が弱い、寒さに弱い子の場合は、見学をさせたいと考える人もいるでしょう。
しかし学校のプールは様々な条件を確認した上で実施されるので、自分の子だけプールに入らないと言われても、先生はうまく授業を進めることができなくなってしまいます。
子供に寒い思いをさせたくないという理由ではなく、「風邪気味のため」という体調不良などを理由にすると良いでしょう。
子供の体のことは親が一番分かっています。親の判断で見学させる時は、正直に伝えるよりも体調理由を伝えた方が良いです。
無理してはいる場合には、長袖などの上着を持たせると良いでしょう。
プールで快適に泳ぐための水温や気温の条件とは?
プールで快適に泳ぐための条件を知りたい人もいるでしょう。
快適かどうかは個人の体調や体格などによっても異なりますが、
- 水温が26~27℃
- 水温よりも気温の方が高い
- 水温と気温の差は6℃以内
- 無風
これらの条件が整うと快適に泳げるという見解があります。
プールの授業は水温が高くても気温が高すぎれば中止になることがある
気温が高い時に気になるのが熱中症です。プールの授業では熱中症は気にしなくてもいいと思う人もいるかもしれません。
しかし、午後のプールの授業では、炎天下での登下校の体力消耗のことも考慮し中止するケースもあります。
また、水温が適温でも気温が高いと、プールサイトが火傷しそうな温度になります。
このように、水温や気温が高いというだけでは、プールに適している日と判断できないこともあります。
まとめ
授業が実施されるタイミングに全国共通の基準はなく、各自治体や学校の基準や判断で決まります。
基準値を満たしていても寒そうだからと見学させたい時は、正直に伝えるのではなく体調を理由に見学させると良いでしょう。
快適に泳げる基準などもありますが、気温が高すぎれば中止となるケースもあります。
少し寒い日では、子供がプールに入っても大丈夫なのかと不安を感じますが、子供の健康や安全に考慮して実施をしています。
実施の判断基準を知ったことで、安心してプールに入らせることができるでしょう。