アルバイトの方の中には健康保険の加入条件に当てはまらない方も多くみられます。そうした方の中には、保険証を持ちたいと思っている方も多いのではないでしょうか。
実際アルバイトでも保険証を持つ方法はあるのでしょうか。そこで、アルバイトでも保険証を持つことは可能かどうか調べてみました。
アルバイトでも保険証は持てる?
アルバイトでも保険証を持つためには、労働時間を増やすという方法があります。正社員の4分の3以上の労働時間で、31日以上の雇用が見込める場合、厚生年金健康保険に加入することが出来ます。
しかし、中には労働時間を増やさずに保険証を持ちたいという方もいます。その場合にはどのような方法があるのでしょうか。
アルバイトで保険証を持つ方法、国民健康保険
アルバイトで社会保険への加入条件を満たしていない場合には、国民健康保険への加入で保険証を持つ方法があります。
国民健康保険は住んでいる市町村役場で手続きをすることで加入することが出来ます。医療機関への効果は社会保険と同じになります。
では、アルバイトをかけもちしている方の場合の社会保険加入は可能なのでしょうか。
アルバイトかけもちで保険証を持つ方法
アルバイトをかけもちしている方の場合も、加入条件を満たしていれば社会保険に加入することが出来ます。
かけもちの場合でどちらの会社でも加入することが出来る際には、どちらかの会社に社会保険に入らない旨を伝える必要があります。
社会保険は企業にとって、条件を満たしている場合には加入させる義務があります。しかし強制ではないので、事情を説明し加入しない場合も特に問題ありません。
アルバイトで保険証を持つメリット
アルバイトで保険証を持つメリットとしては、医療への効果があります。ケガや病気で病院を受診した際に、保険証がなければ医療費を全額負担することになります。
しかし、保険証を持っていることで自己負担が少なく済むので、万が一のための備えとしての役割を果たすというメリットがあります。
アルバイトで保険証を持つデメリット
アルバイトで保険証を持つデメリットとしては、保険料がかかる分給与が減ってしまうことと、配偶者の家族手当の支給がなくなってしまう場合がある、ということです。
家族手当の有無に関しては、社会保険に加入する際には必ず確認し、相談した上で決めることをおすすめします。
まとめ
アルバイトの労働者にとって、保険証を持つかどうかは条件次第で決まる問題です。
就職するまでの間にアルバイトを経験する方は多いのですが、そうした場合でも条件を満たすことで保険証を持つことが出来ます。
そのため、アルバイトで保険証を持ちたいという場合には会社と相談した上で、労働時間などを考慮することをおすすめします。