医療費控除の申告者は還付金がいつ振込まれるのかと気になりますが、これは申告方法によって異なります。
振込まれる時期や早く振込まれる申告方法を知ることで、安心して申告を済ませることができるでしょう。
ここでは、還付金がいつ振込まれるのか、少しでも早く振込まれる方法、申告は年末調整でもいいのか、控除の対象について解説します。
すぐに読める内容となっているので、ぜひ最後までお読みください。
医療費控除の還付金はいつ振り込まれるの?
医療費控除の還付金がいつ振り込んでもらえるのかと気になりますが、その期間は申し込み方法によって少し違いがあります。
病気や怪我などをすると治療費で思わぬ出費となることもあります。健康保険に加入していることで治療費の負担を軽減できますが、それでも入院をして治療が長引けば大きな負担です。
この医療費を確定申告することで医療控除が受けられて還付金が振込まれます。還付金振込時間は書面で申告すると1ヶ月~1ヶ月半、e-taxを利用すると3週間程度が目安です。
確定申告で税金の負担が軽減されるこの控除と高額療養費制度を同じものと考えている人もいるようですが、申告する場所に違いがあります。
この控除は税務署に申告をしますが、高額療養費制度は加入している医療保険者に申告をします。
この申告先の違いから、高額療養費制度の払い戻しを受けるためには3ヶ月以上はかかります。
この控除も高額療養費制度も、自分で申告しなければ受けることができません。
せっかくある制度ですから、医療費の負担が大きい人、医療機関をよく利用している人はこれらの制度を上手く活用しましょう。
医療費控除の還付金は混み具合でいつ振り込まれるかも変わってくる
書面での申告なら1ヶ月~1ヶ月半程度で還付金が振込まれるのですが、申告する時期によってさらに時間がかかることもあります。
確定申告の時期は2月中旬~3月中旬となっていますが、多くの人が期限が迫る3月中旬に申告を行います。
この3月中旬の混み合う時期に申告をすると振り込まれるのに2ヶ月以上かかるケースもあるようです。
還付申告は1月からでも受け付けているので、早く振込んで欲しい人は一般的な確定申告時期よりも早めに申告すると良いでしょう。
いつ振り込まれるか気になる医療費控除の還付金は年末調整で申告してもいいの?
会社勤めをしている人は、この控除を年末調整の時にしたいと考えている人もいるでしょう。
サラリーマンでは通常確定申告はしないため面倒と感じる人も多く、年末調整で済ませたい人もいるかもしれません。
社会保険料控除や生命保険料控除、地震保険料控除や住宅ローン控除などは年末調整で済ませることができます。しかし控除が受けられるものでも、年末調整ではなく、確定申告をしないと受けられない控除もあります。
確定申告をしないと受けられない控除として、ふるさと納税や医療費控除があります。これらは年末調整では還付金は受けられず、確定申告をしないと還付金を受け取ることができません。
医療控除の還付金を受けるにはいつから準備する方が良いの?
この控除は1年間で使った治療費が10万円を超える分を所得税から控除するというものです。
そのため治療費がどのくらいかかったかを証明する必要があり、控除の手続きをするためには確定申告書以外にも領収書や源泉徴収票が必要になります。
この控除を受けてしっかりと還付金をもらうためには、年末になってから準備をするのではなく、普段から領収書を保管しておくことが大切です。
あなたはいつ振り込まれるか気になる医療控除の還付金は申告をする本人以外も対象になることを知っていましたか?
年間で10万円を超える分の医療費となると、入院をするような病気でもしない限り、そんなに医療費を使わないと思う人もいるでしょう。しかしこの控除の対象は申告する本人だけではありません。
本人の医療費はもちろん、家計が同じ人、扶養している家族の医療費でも、本人が支払った分は含めて申告することが可能です。
これなら年間で10万円以上という条件も難しいものではないでしょう。
この控除を受けるためにも、医療機関を利用した時には領収書を保管しておくようにしましょう。
まとめ
この控除は、混み合わない時期を避ける、電子申告をすることで早く受け取ることも可能です。
家族も対象となりますが、申告するには領収書が必要になるのでしっかりと保管をしておくことが大切です。
医療機関をよく利用する人はこの控除を上手く活用することで医療費を抑えることができるでしょう。