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除草剤は雨が降っても大丈夫?効果的な使い方を紹介

除草剤は雨が降ると薬効が薄れると気になりますが、正しい使い方を知ることで良い薬効が得られます。

ここでは、薬剤の種類や効果的な使い方、注意点について解説します。

すぐに読める内容となっていますので、除草剤を活用する時にはぜひ参考にしてください。

 

雨を気にする前に除草剤の種類を知っておこう

除草剤をまいたあとに雨が降るとききめがなくなってしまうのではと心配ですが、薬効は、雨の日や雨の前、雨降りなどのタイミングによっても異なりますし、薬剤の種類によっても違ってきます。

すでに広いエリアに雑草が茂っている、手で刈るのは難しい時には茎葉処理剤、まだ雑草が茂っていなくて、雑草が育たない環境を作りたいときには土壌処理剤を使います。

空き地などがあれば、何年も放置していて雑草が茂っているケースもあるでしょう。広いエリアの草刈りは大変で、草刈り機を使っても範囲によっては数時間必要になります。

茎葉処理剤を活用するだけなので、体力がない人でも簡単に除草が可能です。

土壌処理剤は薬効を実感するには時間がかかりますが、持続効果が長く、除草をした後に活用することで雑草になやまされることも少なくなるでしょう。

ききめにも違いがあり、薬剤がかかった部分だけ働きかけるものもあれば、薬剤を葉や茎から吸収して雑草全体に薬効を発揮するものもあります。

その他にも即効性と遅効性、液体と顆粒の違いもあり、目的に合った薬剤を選ぶことが大切です。

 

除草剤をまくのは雨が降る前か降った後かどちらがいいの?

梅雨のような雨が降りやすい時期は、液体と顆粒とでききめが変わります。

液体タイプの茎葉処理剤では、葉や茎に付着した薬剤がしっかりと吸収してから薬効を発揮します。薬剤を使ってもすぐに雨が降ってしまうとききめはほとんど期待できないでしょう。

吸収したかどうかは葉や茎についた薬剤が乾燥しているかどうかで判断します。乾燥している状態で雨が降った時なら薬効は期待できます。

目安としてはまいてから3~6時間経っていれば、雨が降っても問題ないでしょう。

顆土壌処理剤の顆粒なら雨が降っても問題はありません。問題がないどころか、雨が降った方が土への吸収性も高くなります。

 

除草剤を使う時には雨以外にも注意点がある

この薬品は植物を枯らすほどの薬剤なので、直接触れると人体に悪影響を受ける可能性があります。

そのため、この薬を活用する時には、できるだけ露出のない服装をする、小さな子供やペットを近づけないように注意をしましょう。

余った除草剤はどうするのかと気になるところですが、くれぐれも河川や下水に流してはいけません。

余った除草剤は使用する時と同じくらいまで薄めて土の中に捨てましょう。薄めることで微生物によって分解されやすくなって安全に処分ができます。

また雨が降っていなくても風にも注意が必要です。風が強い時には思わぬ場所に薬剤が飛び散ってしまい他の植物への影響も心配です。

 

除草剤は雨だけでなく雑草の状況を見て使い分けをしよう

雑草には、スギナやオオバコ、ドクダミやササなど様々な種類がありますが、雑草の生え具合によって使い分けをすることが大切です。

茎葉処理剤は雑草に直接かけるですが、成長期に使用するとより効果的です。

土壌処理剤は雑草が育つ前に活用するのが効果的で、成長してからではききめを実感するのは難しくなる薬剤です。

このように、どの薬剤を使用するかによって活用時期も違ってきます。

確かなききめを実感するためにも、除草をする土地の状態をよく確認して状況に合った薬剤を使用しましょう。

 

雨が降った後に除草剤の代わりになるものはあるの?

除草剤ではなく、もっと安全なものを使いたい人もいるでしょう。除草剤を活用すると雨で土壌が汚染されるのではと心配な人もいるかもしれません。

そんな人の中には、塩を活用したい人もいるようですが、塩は分解されることなく地中に残るので大量にまいてしまうと一生植物が育たないような土地になってしまうこともあります。

水に溶けて他の土地に流れるとトラブルに発展することもあるでしょう。

お湯や料理で使ったゆで汁をまく方法もありますが、これでは土壌に含まれる細菌や微生物を殺してしまいます。

除草防止シートではちょっとした隙間があれば雑草が育ってしまい、意外に上手く敷くのは難しいです。

砂利を敷く方法では少しの雑草でも生えてくると取り除くのが大変になります。

除草剤は手軽に使える上に、使い方さえ守れば微生物によって分解されるので安全な薬です。

悪いイメージを持っている人もいますが、正しい使い方さえすれば、他の除草方法よりも便利で安全に活用できます。

 

まとめ

除草剤を使うときには雨が気になりますが、雨が降った後、雨が降る数時間前に使用することで薬効が期待できるでしょう。

最近では、細かく天気の状況が分かるようになっているので、天気予報を上手く活用して除草作業をすることで効果的な対策ができます。