初盆の服装が気になりますが、適切な服装があります。
マナーを守った服装をすることで、周りの人に不快な思いをさせることなく参列ができます。
ここでは、適切な服装、初盆で何をするのか、香典の表書きやお返しの品、注意点などについて紹介していますので、悩みや疑問もすぐに解消できるでしょう。
初盆の服装をご紹介
初盆・新盆の服装では、男性も女性も迷う人もいるでしょう。案内状には「平服でお越しください」と書いてあるケースもあり、カジュアルな服装でも問題ないのではと思う人もいるかもしれません。
また、初盆の服装では、暑い夏ということもあり、できるだけラフな格好で参列したいと考える人もいるでしょう。
しかし、平服は私服という意味ではありません。この時の平服とは、喪服や礼服よりも少し略式の服装でも良いという意味です。
この時には、葬儀などで着る喪服でなくても良いですが、地味なスーツやワンピースを着用するのがマナーです。
男性であれば、
- 無地のスーツ(色はグレーや紺など)
- 白のワイシャツ
- 地味なネクタイ
- 黒の靴下
- 光沢のない黒い靴
を着用します。
女性であれば、
- 黒やダークグレーの無地のワンピースやスーツ
- スーツの場合には白無地のシャツを中に着る
- 黒い肌色のストッキング
- 光沢のない素材のパンプス
を着用します。
アクセサリーはパールのネックレスやイヤリング、ピアスや結婚指輪を着用します。法要の準備などを手伝うこともありエプロンなどを用意して行くのも良いでしょう。
子供は制服があるのであれば、制服を着ていけばよいでしょう。制服がない子は、落ち着いた色、無地の服を選びます。
夏は、帰省をする、夏休みを利用して旅行をする人も多いですし、海水浴やキャンプ、地域の盆踊り大会などに参加する人もいるでしょう。
夏は各地でイベントが開催され、無料で参加できるものも多く、何かと予定が詰まっている人も多いでしょうが、そんな予定の中に、初盆が予定に入っているなら、事前に適切な服を準備しておくことも大切です。
服装が気になる初盆では何をするの?
初盆では何をするのかと気になっている人もいるでしょう。
8月13日のお盆の入りには、ご先祖の霊を自宅に招くために迎え火を焚きます。
14日、15日では、お坊さんや親戚、故人の友人を招いて法要をしたり、お墓参りをしたりします。
盆明けとなる16日には、先祖の霊を見送るために遅い時間に送り火を焚きます。
服装が気になる初盆の香典の表書きやお返しの品
初盆の時には、香典の表書きにはどのように書いたらいいのかと気になる人もいるでしょう。
香典袋の表書きには、「御供物料」と書くのが一般的で、仏式では「御仏前」、御佛前」と書くことがありますし、神式では「御玉串料」、「御神前」と書きます。
「御供物料」は宗派を問わないので、こちらを書いておけば問題はないでしょう。
香典のお返しの品物は、消えモノが選ばれます。いつまでも残るものでは故人を失ったつらい気持ちもいつまでも残ってしまうので、お返しは消えモノが良いとされています。
そうめんやお茶、洗剤、調味料やお菓子など、使えばなくなるものをお返しの品物として選びましょう。
初盆では服装だけでなく髪型やネイルにも注意
初盆などの法要では派手な格好は避けるのが良いとされています。そのため、髪の長い女性は派手な巻き髪は避けて、後ろで束ねる程度にして、すっきりとしたヘアスタイルで参列します。
また、普段からネイルをしている人は、事前にオフしておくことも重要です。初盆は事前に日程が決まっていることからも、日程に合わせてネイルをするようにしましょう。
初盆では遺族のことを考えた服装をして参列しよう
初盆は、故人を初めて迎えるお盆の行事です。このタイミングではまだ遺族の悲しみが癒えていないこともあり、遺族に対して余計な負担をかけないことが大切です。
マナー違反となる服装は、遺族に対して余計な気遣いをさせることにもなることから、マナーに沿った控えめな服装で参列をするようにしましょう。
まとめ
初盆では、お坊さんを招いて法要をしたり、親族が集まったりすることから、喪服や礼服でなくても良いですが、適切な服装で参列することが大切です。
この時に持っていく香典の表書きには、「御供物料」と書くと良いでしょう。お返しの品は消えモノを選ぶのが一般的です。
参列するときには、服装だけでなく、派手な髪型やネイルを避け、遺族の気持ちも考えた格好をすることが大切です。
マナーを守ることで、周りの人達に不快な思いをさせることもなくなるでしょう。