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花曇りとはどんな意味?意味を知って季節に合った挨拶をしよう

花曇りとはどんな意味なのかと気になりますが、春に起こりやすい現象が表現されている言葉です。

言葉の意味をよく理解することで、時候の挨拶などにも活用できます。

ここでは、この言葉の意味、同じタイミングで使われる言葉、似たような現象を紹介していますので、疑問もすぐに解消できるでしょう。

 


花曇りとはどんな意味?

天気予報などでも使われる花曇りとは、桜が咲く時期の薄曇りの状態を指しています。

この花曇り(はなぐもり)は、寒気が入ってくることで起こりやすい現象で、空の9割が雲で占めていて、雨が降らない状態のことを気象庁では定義しているようです。

桜が咲く頃の薄曇りの天気なので、「花曇り」と呼ばれるようになったようです。

 


花曇りとは春に起こりやすい天気

花曇りがなぜ起こるのかと気になっている人もいるでしょう。

天気は、高気圧に覆われている場所は晴れて、暖かい空気と冷たい空気の境目である前線がある場所、低気圧に覆われている場所では曇りや雨になりやすいです。

春になると、高気圧が上昇し南側には前線が停滞しやすくなり、この前線によって花曇りが起こりやすいと考えられています。

 


花曇りとは春の季語

この言葉は桜が咲く頃によく使われる言葉なので、俳句などでは春の季語として使われます。

また、手紙などを書くときの時候の挨拶としても使われることから、親しい人、お世話になった人に手紙を書くときには、この言葉を活用すると良いでしょう。

使い方としては、「桜満開の季節ですが、花曇りの日々が続きます」と、桜が綺麗な季節になったけど、「晴天に恵まれない」、「雨が降りそうな日が続く」ときにこの言葉を使います。

 


花曇りとは花冷えと同じ?

この季節によく使われる言葉に「花冷え」があります。

桜が咲く頃に気温が下がって寒さを感じることを表現している言葉です。

花冷えは、曇りでなくて晴天でも気温が下がれば使われる言葉ですが、曇になれば気温も低下することから、花曇りになれば花冷えにもなるということです。

そのためこの二つの言葉は同時に起こる現象でもあります。

 


花曇りとは春霞と同じ?

花曇りとよく似た現象に春霞があります。

どちらも薄暗くなる状態でもあることから、同じ現象なのかと思っている人もいるかもしれません。

しかし、花曇りは薄曇りの状態で、空全全体に雲が広がっている現象です。

春霞は、霧や靄によって視界が悪くなっている状態です。また、春は黄砂の時期でもあり、この黄砂が飛来した状態を春霞と呼ぶこともあります。

このように、同じような現象ですが、二つの言葉には違いがあります。

 


まとめ

花曇りは、空全体に雲が広がっている状態で、春に起こりやすい現象のため、春の季語ともなっています。

この現象の時には、気温も下がりやすいことからこの現象の時には「花冷え」という言葉もよく使われます。似た現象に春霞がありますが春霞とは違う現象です。

意味をよく理解することで、季節に合った挨拶もしやすくなるでしょう。