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漢数字を縦書きした住所の書き方を紹介!

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漢数字を縦書きする場面として代表的なのは、封筒などに住所を書くときです。横書きと違って数字を並べる事ができないため、漢字を使って数字を表現しなければなりません。

普段から書きなれていないと、ふとした機会に書こうと思っても正しい書き方が分からない方も多いのではないでしょうか。人に届けるものである以上、間違った書き方をして恥をかくのは避けたいものです。

そこで今回は、漢数字を使った縦書きでの住所などの書き方について解説します。いまいち書き方がわかっていない人はぜひ目を通してください。

 


縦書きする時の住所の書き方

まず大前提として、宛名を縦書きする際は数字も含めて右から左に書いていきます。作文などと同じ書き方と思えばイメージしやすいのではないでしょうか。

書く順序は右から順に、住所、(会社発などで必要があれば)所属、名前、となります。基本的に住所は一番右に書き、もし一行で収まらない場合は改行して次の行に移っても構いません。

続いて文字のサイズですが、一番大きな文字は名前で、そのほかの文字は揃えるようにするとよいです。文字数の関係で名前より住所が大きくなることはほとんどないですが、一応頭に入れておきましょう。

これらの基本情報を踏まえた上で、縦書きで住所を書く際の漢数字の使い方を見ていきましょう。

 


漢数字を使った縦書きでの住所の書き方

縦書きで番地を書くときには、大きく分けて二通りの書き方が存在しています。どちらを使っても大丈夫ですが、混用だけはしないよう気を付けてください。

命数法

読みそのままを漢字にして書く方法です。文字にする際にゼロ=0を使わない特徴があります。

例えば5=五、10=十、25=二十五、100=百といった具合です。0を使わない事で、10等の数字の際に紛らわしくならずにすっきりと読む事ができます。

位取り記数法

数字の順にそのまま漢数字をあてはめる方法です。表記としてはアラビア語が近い表記方法をしています。

例としては5=五、10=一〇、25=二五、100=一〇〇となります。上の命数法と比べると、十を使わずに漢数字の〇を使って表現していることがわかるかと思います。

25を「にのご」なのか「にじゅうご」なのか分からない場合などにこちらの表記方法が便利です。

特別相手から指定がない限りどちらの表記を使っても構いませんので、読みやすいと思う方を利用すればいいでしょう。

ただし例外として、平成30年といった年号を縦書きにする場合に限り、十を省略することはできず平成三十年と表記しなければなりません。内容に年号が含まれる場合には十分注意してください。

 


漢数字を使って縦書きで住所を書く際の注意点

封筒や年賀状への漢数字の書き方には、番地等を書く際に以下の注意点があるので気を付けてください。

番地以降の建物名等は段落を変える

アパートやビルなどで番地以降にも住所の記載がある時には、番地以降は改行して次の行に書きます。長くなるようなら市区町村で一度改行し、番地以降でもう一度改行しても構いません。

また、改行した文章は前の文章よりひと段落下げて書き始めましょう。そうすることで宛名全体のバランスがとりやすくなります。

番地は省略しない

番地を書く際に、ついいつもの癖で〇丁目〇番の部分を〇-〇と書いてしまう人がいますが、住所は省略せずにきちんと書きましょう。省略しても届く場合も多いですが、何より相手へのマナーの部分が大きいので気を付けてください。

 


宛名を縦書きする時の数字の書き方について

前述の通り、住所などを縦書きする際には数字は漢数字を用いるのが効果的です。ですが、決して数字を使ってはいけないわけではなく、中には数字を使った方がわかりやすい場面も存在するのです。

例えば323を漢数字で表記する場合、三百二十三、若しくは三二三となります。これは前者だと文字数が長くなって見づらくなり、後者だと三と二が混ざって間違いの元になります。

こういった場合には数字を使い、横書きで332と書いても問題ありません。大事なのは相手に伝わるかどうかなので、分かりにくいと思ったら表記を変えてみるのもいいでしょう。

 


漢数字を縦書きした時の見やすい住所のポイント

漢数字を使って縦書きをする際には、以下の書き方を頭に入れながら書くと見やすい宛名を書くことができます。

改行は切りのいいところで

なるべく一行に収めようとすると全体のバランスが悪くなってしまいます。改行する文章の長さのバランスを考えて、市区町村や番地などきりが良い所で改行を行いましょう。

紛らわしい文字列がないか確認する

前述した三二三番地のように、客観的に見て正確に伝わりにくい部分がないか改めて確認してください。住所の場合正確に届かなくなる可能性もあるので、そういった箇所は表記を変更しましょう。

 


まとめ

年賀状や就職活動などの書類で縦書きを求められる場合には漢数字を利用します。特に住所には数字が多くなりますが、漢数字を使う事で縦書きでも数字を分かりやすく示すことができます。

漢数字の表記には、命数法と位取り記数法の二種類があります。どちらを利用しても大丈夫ですが、年号だけは命数法を使って十の漢数字を使わないといけないので気を付けてください。

また、323のような漢数字を使うと分かりづらくなる番地に関しては、横書きで数字表記する方法もあります。最優先されるのは読みやすさなので、漢数字では読みにくい番地は数字を使ってみましょう。

最近は横書きが増えてきているので、たまに縦書きを書くと間違える人も多いです。書き方を間違えると送り先に失礼ですしこちらも恥ずかしいので、今回紹介した内容を参考に正しい縦書きをマスターしましょう。



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