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加湿器がカルキだらけに!キレイに落とす方法を紹介!

Image:Amazon.co.jp

長く使っていた加湿器を掃除しようと思っていたら中に白い物体、カルキが大量発生していたという事はありませんか?頻繁に掃除している人はともかく、滅多に掃除しない人にとっては良くある話でしょう。

時間の経ったカルキは化石みたいに固くなってしまい、こすっただけでは全く歯が立ちません。かといってそのままにしていては加湿器にも人体にも損害をもたらすため何とかして除去しなければいけません。

そこで今回は、固まった加湿器のカルキを落とすための方法について紹介します。こすり洗いでは全く落ちず、お手上げ状態だった人は、まだあきらめるには早いのでぜひ目を通してください。

 


加湿器に付着するカルキの正体とは?

そもそもこのカルキとはいったい何なのでしょうか。正解は、カルシウムなどのミネラルが固まってできた物で、元をたどれば水道水などに含まれるミネラル成分が原因です。

加湿器に水道水を使うと、水が気化する段階でこれらのミネラル成分が少しずつ内部にたまっていき、時間が経つにつれ白く固まってきてしまうのです。

元がミネラルやカルシウム、と聞くとなんだか体によさそうなものだと思う人もいるかもしれませんが、とんでもない。カルキを放置すれば、加湿器は勿論人体にも悪影響を与える事になるのです。

 


加湿器のカルキを放っておくとどうなる?

カルキがもたらす弊害には以下のものが挙げられます。

加湿器の機能低下

掃除した人は分かると思いますが、カルキは簡単に取れないくらいには固くなるものです。そんなものがついた状態では加湿器も正常に機能することはできません。

運動効率が落ちるばかりか、最終的に加湿性能もほとんど発揮できなくなる程度には機能が低下します。当然フィルターの寿命も縮まるのでコストも余計にかかると思って間違いありません。

雑菌の繁殖

加湿器内部のカルキはカビをはじめとした雑菌にとって格好の温床となります。繁殖した雑菌は加湿器とともに部屋中にばらまかれることになるので、体にも悪影響を与えます。

特に免疫力の弱い赤ちゃんや老人にとっては大事を引き起こす可能性があるため、絶対にカルキは放置してはいけません。

これだけの悪影響をもたらすカルキですが、こすっただけでは全然取れないのもまた事実です。そこで次は、二つのアイテムを使ったカルキの落とし方について解説していきます。

 


クエン酸で加湿器のカルキを落とす方法

まず一つ目のアイテムがクエン酸です。クエン酸は弱酸性であり、主にアルカリ性の汚れであるカルキとは相性がいいので効率的に汚れを落とすことができます。手順としては以下の通りです。

⓪用意するもの

・フィルターが入るバケツ
・クエン酸
・タオル

①バケツに40℃以下のお湯を入れる
②お湯にクエン酸を大匙三杯程入れる
③フィルターを入れ、二時間ほど漬け置きする
④バケツから取り出したフィルターを水道水でよく洗う
⑤水を切ってからタオルで拭いて終了

アルカリ性の汚れであるカルキを、酸性のクエン酸に漬け込むことで溶かして落とす方法です。頑固なカルキに対しては漬け込む時間を伸ばすことで、落とすことができるのでお勧めです。

注意点として、クエン酸は塩素系の洗剤と混ざると有毒ガスを発生させます。必ず一緒に使わないのと、クエン酸に漬け込んだフィルターはよく洗ってクエン酸を落とすようにしてください。

また、金属に使うと錆びてしまうのでそこも気を付けてください。

 


重曹で加湿器のカルキを落とす方法

もう一つのアイテムが、掃除でお馴染みの重曹です。

重曹は酸性なので、カルキを溶かし落とすのには向いていませんが、固いカルキを研磨して落とすのと、消臭に効果を発揮します。クエン酸でも落ちないカルキにはこちらを試しましょう。

⓪用意するもの
・重曹
・スポンジや歯ブラシ等
・プラスチック容器

①重曹をプラスチック容器に入れる。水を使う場合溶けるまで待つ
②用意したスポンジなどにつける
③カルキをこすり落とす
④終わったら水で洗い流す

重曹はある程度溶けてから使わないとフィルターが痛むので、必ず溶かしてから使用してください。また、長時間の作業は肌荒れの原因になるので気を付けましょう。

 


加湿器のカルキ掃除には両方使うのが一番?

上で説明した通り、クエン酸と重曹ではカルキを落とすためのプロセスが異なります。ですから可能であれば両方使う事で、よりきれいにカルキを除去しつつ、消臭も行う事ができるのでお勧めです。

加湿器を洗浄する順番としてはクエン酸を先にした方がいいでしょう。先に落とせる汚れはクエン酸で溶かし落とし、それでも落ちない頑固な汚れは重曹でこすり落とすとスムーズに汚れが落とせます。

ただし前のものを綺麗に落とさないまま後の物を使うと、酸性とアルカリ性で中和されてしまい、加湿器の水垢などが落とせなくなるのでそこだけは気を付けてください。

 


まとめ

加湿器の内部にたまるカルキとは、水道水などに含まれているカルシウムをはじめとしたミネラルが固まったものです。放っておくと加湿器の動作不良を引き起こすほか、細菌の温床にもなります。

カルキを落とすには、クエン酸と重曹が効果的です。クエン酸は酸性なのでアルカリ性のカルキを溶かし落とすことができ、重曹は研磨力が強いので固いカルキでもこすり落とすことができます。

可能であればクエン酸と重曹を両方使う事で、よりきれいに汚れを落とすことができます。ただし前の物を綺麗に落とさないと、お互い中和して効果を発揮できなくなるので気を付けてください。

加湿器のクリーニングは一見大変に見えるかもしれませんが、正しいやり方を覚えてしまえば誰にでもできます。放置していい汚れでもないので、ぜひ掃除を行いましょう。

特に小さな赤ちゃんのいる家は、せっかくの加湿器が雑菌をばら撒く機械に変貌するのを防ぐためにも、こまめな掃除を徹底してください。普段から掃除していれば、頑固なカルキも発生しないので楽に掃除できます。