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煮沸消毒できない!鍋に入らない保存ボトル消毒方法

鍋に入らない保存ボトルの煮沸消毒は難しいですが、この時は別の方法で滅菌をします。

適切な滅菌法を知ることで、手作りのジャムや果実酒も安全に保存ができるでしょう。

ここでは、大きな保存ボトルの滅菌法や注意点などを紹介しますので、滅菌が難しいと感じる保存ボトルも手軽にできるようになるでしょう。

 


鍋に入らない保存ボトルは煮沸消毒以外の滅菌法を選ぶ

鍋に入らない保存ボトルを煮沸消毒する時にはどうするのかと疑問を感じますが、別の手段で滅菌をする必要があります。

別の滅菌法としては、熱湯をかける、アルコールを使う、酸素系漂白剤で殺菌などがあり、大きな保存ボトルはこれらの滅菌法を選ぶ必要があります。

クリーニング店でも医療機関の器具を洗う時には、煮沸して確実な殺菌を行っています。

この滅菌法は洗濯物にも効果的で、重曹や洗剤も使って煮ながら洗うことで除菌もできて生乾きの臭いも気にならなくなります。

家庭で保存ボトルの煮沸するときは、事前に保存ボトルをきれいに洗って、保存ボトルが隠れるほどの熱湯で5分ほど加熱して完了します。

しかし大きな保存ボトルは、煮沸消毒以外の滅菌法を活用しましょう。

 


煮沸消毒不可の鍋に入らない保存ボトルの消毒の仕方

大きな保存ボトルを滅菌する時には、掃除をする時にも活用される消毒用アルコールを使用します。

用意するものは、

  • 滅菌する保存ボトル
  • 食器用中性洗剤
  • 布巾(清潔なもの)
  • 消毒用アルコール
  • キッチンペーパー

です。

滅菌したいと考えている保存ボトルの蓋やパッキンなどを別々にして、食器用中性洗剤を使って洗います。

きれいに洗ったら、キッチンペーパーを敷いて完全に乾燥するまで置いておきましょう。

滅菌する際には、手もきれいに洗う必要があります。手のひらだけでなく、指や爪、手首や腕もしっかりと洗いましょう。

洗った保存ボトルが乾燥したら、アルコールを保存ボトルの内側に吹きかけて清潔な布巾で拭きます。保存ボトルだけでなく、蓋やパッキンもアルコール消毒すれば作業は終了です。

梅酒などの果実酒を作るときに使うホワイトリカーは、アルコール濃度が35%程度あるので、消毒液と同じような効果があり、この時はそれほど気を使う必要はないでしょう。

 


鍋に入らないことで煮沸消毒できない保存ボトルに熱湯をかけて滅菌するときの注意点

手軽な消毒をしたい人は、熱湯を保存ボトルにかけて滅菌したいと考えている人もいるでしょう。

この滅菌法で注意が必要なのが、保存ボトルが耐熱ガラスであるかどうかです。

耐熱ガラスでないと熱湯をかけることで割れる可能性があります。

ガラス保存ボトルが割れてしまう原因は急激な温度変化です。

そのため、ガラス保存ボトルに熱湯をかける時には、事前に40℃くらいのお湯で温めてから行うようにします。

急激な温度変化は冷やすことでも起こるので、熱湯をかけた後に冷水につけないように注意をしましょう。

 


鍋に入らないことで煮沸消毒できない時に使うアルコールは度数に気をつけよう

大きな保存ボトルはアルコール消毒が最適ですが、度数には注意が必要です。

度数が高いほど効果があると思いがちですが、ベストの濃度は70~80度と言われています。

殺菌効果を得るためには、10~20度の濃度で10分以上、60~90度で数秒とされ、90度以上になると効果が弱まるそうです。

アルコール消毒では、適切な濃度のものを選びましょう。

 


鍋に入らない保存ボトルでも蓋なら煮沸消毒できる?

保存ボトルが鍋に入らなくても、蓋だけなら鍋で煮沸が可能なこともあります。

ただ、この時に注意が必要なのが素材で、素材によっては熱で変形してしまう可能性があります。

金属製なら問題ないかもしれませんが、プラスチック素材などでは変形を防ぐためにも2分程度で取り出すのが良いでしょう。

変形しやすい素材は耐熱温度を確認して、この温度を超えないように滅菌をする必要があります。

 


まとめ

煮沸すれば隅々まで殺菌ができるのですが、この滅菌法では難しい大きな保存ボトルは、アルコールなどで滅菌します。

熱湯をかけて保存ボトルを滅菌可能ですが、ガラス瓶などの保存ボトルでは耐熱性をよく確認する必要がありますし、アルコール消毒では濃度が高すぎると効果が弱まるので注意が必要です。

蓋なども適切な方法で滅菌することで、手作りのジャムや果実酒も安全に保存ができるでしょう。