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近火見舞いとは?見舞いの仕方とお返しについてご紹介

近所で火事があれば大きな不安を感じますが、その近隣で類焼を免れた人に渡すのが近火見舞いです。

このお見舞で近隣に住んでいる人の気持ちを和らげることになるでしょう。

ここでは、近火見舞いとは、お見舞いの仕方、お返しは必要なのかなどについて解説します。

すぐに読める内容となっていますので、近火見舞いのことを知りたいという人はぜひ最後までお読みください。

 

あなたは近火見舞いを知っていましたか?

近火見舞いを初めて聞いたという人もいるでしょう。

これは近所で火事が発生したけど類焼は免れた人へのお見舞いのことです。被害を受けた場合には類焼見舞いと言います。

近火見舞いは火事があってから2~3日中に渡すのが良いとされています。

 

近火見舞いでは現金を渡すのが良いの?

一般的な見舞いでは病気や怪我、損害を受けている場合に行うことが多いのですが、この場合では被害を受けていないので、現金ではなくお酒を持って行くケースもあるようです。

お酒には火事の厄払いをするという意味もありますし、水物を持って行くことで火事が早く消えてほしいという気持ちも込められています。

現金の金額や相場は、親族などの関係性が深い人ほど多めに包み、関係性が薄い人ほど数千円程度で済ませることが多いようです。

被害を免れていることもあり、多く包む必要もないでしょう。

現金を入れる封筒は、お祝い事ではないので水引や紅白のリボン、郵便番号の枠がついている物は避けて、白い封筒を使います。

 

近火見舞いのお礼はどうするの?

この見舞いをしてもらった人は、どんなお返しが良いのかと気になりますが、直接会った時に挨拶程度で済ませて、お返しはしないのが一般的です。遠方からのお見舞いをしてもらった時には、はがきなどでお礼を伝えます。

礼状の内容としては、挨拶を済ませた後に、お見舞いをしてもらったことのお礼を述べます。例文としては「このたびの近火の際にはご親切なお見舞いを頂きありがとうございます」というように書きます。

その後に家族は無事であることを伝えます。「おかげさまで類焼は免れ、家族一同無事にすごしております」

その後に「本来ならお礼に伺うべきところ、略儀ながら書面にてお礼を申し上げます」と、伺って挨拶ができないことを詫びると良いでしょう。

お礼状は手書きの方が気持ちも伝わりやすいですが、多くの人からお見舞いを頂いたときにはお礼状を書くのが面倒、忙しくて書く時間がないという時もあるでしょう。

そんなときは、パソコンやプリンターなどを使って印刷しても問題はないでしょう。

 

近火見舞いはどのくらい近い人に渡せばいいの?

近所付き合いを大切にする人は、付き合いがなくてもお見舞いを考えている人もいるでしょう。

この時には、火元からどのくらい近い人に渡せばいいのかと疑問を感じてしまいます。

これには特に決まりはありませんが、火元や類焼した場所から隣接している家までで問題はないでしょう。

 

近火見舞いでお金やお酒以外で喜ばれるものとは

火事が起きた場合には、消防車が到着するまでは近所の人で消火活動をしているケースも多いです。

そのため、タオルや衣類など、すぐに役立つようなものを渡すと喜んでもらえます。

ご近所だけど現金まで渡すほどの付き合いがないという場合には、タオルなどを近火見舞いとして渡すのが良いでしょう。

 

まとめ

このお見舞いは、延焼を免れた人に「大変な思いをしましたね」と精神的な気持をいたわるために渡します。

お返しをしないのが一般的ですが、お見舞いを受けたことのマナーとして、出会った時にはお礼を伝える、書面でお礼を伝えるようにしましょう。

近隣で火事が起きれば精神的負担は大きく、不審火であれば鎮火した後もその不安は続くことにもなります。近火見舞いで、そんな不安を軽減させることができます。