チャックが閉まらないと困ってしまいますが、意外に簡単な方法で直せることもあります。対応方法を知っておけば、お気に入りのアイテムも長く使うことができるでしょう。
ここでは、様々な症状にあった直し方について解説していきます。今チャックが閉まらないことで困っている人も、症状によってはすぐに直すことができるでしょう。
チャックが閉まらない時の直し方を解説!
チャックを閉めようとスライダーを動かしても、開きっぱなしになってしまい閉まらないという状況があります。
これはスライダー部分に隙間が空いてしまい、うまくエレメント(結合部分)が上手くかみ合わないために起こっています。
そのため、スライダー部分をラジオペンチの先で挟んで締めることにより解消することができます。
閉める時には左右同じ力加減で挟むことが大切です。締めすぎればスライダーが動かなくなってしまうので注意しましょう。
その他のチャックが閉まらない時の直し方
ファスナーのトラブルでは、スライダーがレール(エレメント部分)から外れてしまったといったトラブルも発生することがあります。
この時には、ファスナーが取り付けられているスタート部分のミシン糸をほどいて直します。糸をほどけばスライダーを元に戻すことができ、後は同じように縫い合わせるだけで直すことができます。
ファスナーが噛んでしまった時には、生地を左右に引っ張ります。この時に注意が必要なのが、強く引っ張らない、できるだけ水平に引っ張ることです。
強く引っ張りすぎるとファスナーが壊れてしまう原因にもなるので注意しましょう。
チャックが閉まらない故障はメーカーによっては無料で修理可能!
症状にあった直し方がありますが、自分で直すのは自信がないという時もあるでしょう。
そんな人はプロの力を借りることも考えてみましょう。専門店などに行けば費用はかかりますが、安全に直すことが可能です。
またファスナーがYKKの製品なら無料で修理してもらうこともできるようです。サポート窓口に無償修理の電話をして、状況を説明すると対応してもらえるのかの確認ができます。
プロにお直しをしてもらえれば送料は自己負担になりますが交換費用や作業料などもかからず直すことができます。
引き手が取れてチャックが閉まらない!
長く使っている製品では、エレメント部分のトラブルではなくてスライダーの引手が取れてしまったということも起こります。
この場合には、以前のように戻すことは難しいです。ただ、外出先ではそんなトラブルが発生してもすぐにでもチャックを閉めたい時もあります。
このトラブルでは、引手がついていた部分にペーパークリップやキーリングなどをつけて引き手の代用することが良いでしょう。
おしゃれなキーリングをつければそのまま活用することも可能です。急なトラブルにはうまい代用品を使って対応しましょう。
滑りが悪くてチャックが閉まらない時は鉛筆や油を活用!
チャックは使えるけど滑りが悪いという時もあるでしょう。そんな時には鉛筆を使って対応することができます。
鉛筆でエレメント部分をなぞるだけで滑りが改善することがあります。その他にもミシン油やサラダ油、ワセリンやリップクリーム、石鹸やろうそくなどを使って滑りを良くすることもできます。
滑りが悪い時に早めに対応しておくことでトラブルも避けることができるでしょう。
まとめ
ファスナーやジッパーと呼ばれるものは、財布やバッグ、ジーンズやピタパンなど様々なアイテムに使われています。
そんなアイテムでトラブルが発生しても直し方さえ知っていれば自分で解消することができます。
ただ状況によっては対応できないこともあるでしょう。そんな時には、メーカーやバックの専門店、クリーニング店などプロの力を借りるのも大切です。
対応方法をよく知っておくことで、お気に入りのアイテムも長く楽しむことができるでしょう。