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思い出のマーニーに出てくる場所はどこだか気になられてますか?
ジブリ映画の新作である「思い出のマーニー」。この物語には舞台となった場所がある事はご存知でしょうか。それも、原作と映画で舞台となった場所が異なるのです。
思い出のマーニーは、イギリスの児童文学が原作となっており、それを映画化するにあたって舞台設定などが変わっています。そのため、原作と映画とでは異なる舞台が存在していることになるのです。
そこで今回は、原作と映画での舞台となった場所の紹介をします。舞台の場所を知っているとより一層作品に愛着がわくというもの、もし知らなかった人はぜひ目を通してください。
思い出のマーニーの原作の舞台は?
前述の通り原作はイギリスの童話文学であり、当然その舞台もイギリスとなります。そしてその舞台となるのは、「バーナム・オーバリー」という地名の小さな港町です。
作品中では名前が異なり、「リトル・オーバートン」となっているこの地域は、ロンドンから約三時間程の場所にあります。移動には、電車とバスを併用することとなります。
街中には、物語中で印象的だった風車小屋をはじめ、マーニーの住んでいた湿っ地屋敷と思式建物が立ち並んでいます。付近には作品同様大自然が広がっていて、まるで自分が物語に入り込んだかのような錯覚を覚えます。
イギリスなので気楽にはいけませんが、興味があれば一度訪れてみるのもいいかもしれません。
映画での思い出のマーニーの舞台
続いて日本での舞台ですが、映画化にあたって設定が変更され、何と北海道が舞台になったのです。ジブリ作品の一覧を見ればわかる通り、ジブリ映画において北海道が舞台になるのはこれが初めての事です。
原作の舞台となったイギリスの港町は、雄大な自然と緑に溢れた土地であり、日本でそれを満たす場所は限られています。そして、北海道はこれらの条件を満たすのにうってつけの場所と言えるでしょう。
北海道であれば、イギリスよりは実際に足を向けられる人も多いのではないでしょうか。そこで続いて、北海道内で舞台となった場所を紹介していきます。
北海道で思い出のマーニーの舞台となった場所
北海道の中で思い出のマーニーの映画に出てきた場所と思われるのは、以下の場所です。
釧路湿原
オープニング映像の雄大な自然はこの場所がモチーフだといわれています。映画のような俯瞰した風景を見れる場所はありませんが、近くの細岡展望台から湿原全体を見渡すことができます。
その雄大さは写真では伝わりにくいので、ぜひ一度生で見てみる事をお勧めします。
藻散布沼
作中でも登場した印象的な湖の舞台になったといわれるのがここです。元々は海だったものが沼になった海跡沼の場所です。漁港付近からしか眺める事はできませんが、その広さは映画となんら遜色ありません。
霧多布岬
湿っ地屋敷のある場所の風景の舞台となったのがこの場所からの眺めだといわれています。周辺にはキャンプ場などもあり、連日多くの人が訪れる観光スポットでもあります。
どの場所も北海道の雄大な自然をじかに感じる事ができ、日本にいながらまるで別世界を感じる事ができます。機会があれば一度音連れてみるのもいいでしょう。
思い出のマーニーの舞台にもなった街中
舞台になった場所というとどうしても自然の中がイメージされる映画ですが、実は街中にも舞台となった場所があります。それは作中で舞台が札幌から道東に切り替わる場面で出てくる駅のホームです。
実はここ、JR札幌駅の7番線ホームが舞台になっており、案内板や立地もそっくりなのです。残念ながら作中のキオスクはないのですが、そのほかは非常に良くにた構造になっています。
はるばる遠くに行くのは気が引けるという人でも、駅のホームであればそれほど躊躇せず行けるはず。ここなら手軽に映画の中に入り込んだような錯覚を覚える事ができるのでお勧めです。
思い出のマーニーの舞台を巡礼するなら?
もし思い出のマーニーの舞台を実際に見る聖地巡礼をしたいのであれば、回る順番としてはまずJR札幌駅から電車に乗り、釧路湿原や藻散布沼といった名所を回るのがお勧めです。
そうすることで、作中のように街中を出て自然に触れる事ができ、より作品の追体験を楽しむ事ができます。ただし、時間がなければ札幌駅は最悪飛ばしても構いません。
というのも舞台となった場所は北海道の道東部に集中しており、札幌駅と他の場所ではちょうど北海道の正反対に位置するのです。全てを余すことなく観光したいのでない限りは、直接釧路湿原等に向かった方が無難です。
逆に道東方面には舞台となった場所が集中しているので、一日あればすべて見て回れるでしょう。どこも見ごたえのある場所なので、ぜひ一度訪れてみてください。
まとめ
思い出のマーニーの舞台は、原作と映画で異なります。原作ではイギリスの「バーナム・オーバリー」と呼ばれる港町が、映画では北海道が舞台となっていて、どちらも雄大な自然が共通点です。
北海道の中での釧路湿原や藻散布沼は作品中にも出てくる舞台となった場所であり、アングルによっては作中に近い環境を再現することも可能です。
聖地巡礼の際は、北海道の道東方面にぶたいが集中しているので、そちらに向かえば一日でめぐる事もできます。ただし札幌駅にも舞台となった場所があるので、興味がある人はそちらにも足を運んでみましょう。
映画の舞台となった場所に実際に足を運ぶことで、その映画がより身近に感じる事ができるとともに、より深く登場人物の心情を理解することができます。
もしこの映画が大好きだという人は、ぜひ一度舞台となった場所に足を運んでください。イギリスは難しくても北海道であれば比較的気軽に行けるのではないでしょうか。