初節句では誰を招待するのかなどの悩みや疑問があるでしょうが、両家で話し合って決めることも大切です。
お互いに納得できる形なら、良いお祝いができます。
ここでは、誰を招待するのか、誰が主催するのか、用意するもの、招待状の文例、手土産などを紹介していますので、悩みや疑問もすぐに解消できるでしょう。
初節句は誰を招待してどこでするべきなの?
初節句では、誰を招待してどこでしたらいいのかと悩んでいる人もいるでしょう。
どこでお祝いするかは人それぞれですが、一般的には自宅が多く、自宅なら自分たちのしたいようなお祝いも可能です。豪華にするのも良いですし、あまりお金をかけることなくお祝いをするのも良いでしょう。
地域によっては、初節句は夫の実家でするという風習があるところもあります。
その他では、ホテルや料亭などで部屋を借りて、親族だけでなく近所の人達まで招いてお祝いする地域もあるようです。
誰を呼ぶかは、地域の風習があるかどうかでも違ってくるでしょう。生活をするためには、近所付き合いも大切なことから、地域の風習に従って、家族だけでなく近所の人を招く必要もあります。
特別な風習がないのなら家族だけで行うこともできます。親戚や祖父母からお祝いをもらった場合には、お礼も兼ねて招待することもあるようです。
一般的には互いの祖父母を招待しますが、双方で風習などが違うこともあり、このような場合には別々に行うのも一つの方法です。
初節句は誰が主催して招待するものなの?
自分の子供の成長をお祝いするものなので、自分たち夫婦が主催するのが一般的です。
しかし、昔は自分の子供という前に、○○家の孫という考えがあったことから、実家が主催する風習もあります。
自分たちが主催となるのか、実家が主催となるのかは、地域の風習や家族の考え方しだいです。
そのため、初節句を行う時には、両家でよく話し合って決めると良いでしょう。
自宅に招待した時の初節句のメニュー
自宅で家族だけで行う場合には、どんな料理を作ったらいいのかと思う人もいるでしょう。
一般的には、ちらし寿司、ハマグリのお吸い物、ひなあられや菱餅、白酒を用意します。
ちらし寿司を手作りするときには、「将来の見通しがきくように」、「マメに仕事ができるように」と、子供の将来を願ってレンコンや豆などを使ったものを用意します。
貝は、対になっていたものしか合わないことから、将来幸せな結婚ができるようにと願って用意するものです。
ひなあられや菱餅の3色の色には、赤には魔除け、白には清浄、緑は健康という意味があります。
桃の花をつけたお酒の白酒には、邪気を払い、不老長寿を願って飲みます。
初節句の招待状の書き方
電話やメールでも初節句の招待はできますが、はがきで招待状を作りたいと考えている人もいるでしょう。
この招待状では、
- 頭語と結語
- 時候の挨拶
- 相手の健康などを気遣う言葉や子供の成長を伝える
- 日時や場所
- 返信先
などを書きます。
例文としては、
拝啓
春の日差しが心地よく過ごしやすい時期となり、皆様お変わりなくお過ごしのことと存じます。
○○も健やかに成長し、この度初節句を迎えることになりました。
つきましては、ささやかながら初節句の宴を催したいと存じます。
ご多用中とは存じますが、足をお運びいただければ幸いです。
日時〇〇年〇月〇日〇〇時から
場所〇〇〇〇(住所)
敬具
初節句に招待されたら手土産はなにがいいの?
一般的には、女の子なら雛人形、男の子は五月人形や兜、鯉のぼりなどのお祝いをしますが、お祝いが済ませてあるなら、子供服やおもちゃ、お菓子や果物を手土産にすると良いでしょう。
子育て中の若夫婦は、家計が安定していないケースもあり、現金を渡すのも喜ばれます。
まとめ
初節句で招待する人は、互いの両親などを招待しますが、地域の風習によっては近所の人を招待するケースもあるようです。
一般的には自分たち夫婦主催ですが、風習によっては実家が主催とするケースもあるので、両家で話し合って行うことも大切です。
自宅で行う時には、ちらし寿司、ハマグリのお吸い物、ひなあられや菱餅、白酒を用意します。
招待は電話でも良いですが、はがきで招待状を送るのも良い方法です。
招待された時には、お菓子や子供服なども良いですし、現金を渡すことで若夫婦はありがたいと感じることでしょう。
両家でよく話し合って納得できる形で行うことで、良いお祝いをすることができます。